2011年6月3日金曜日

ミミズク若虫*脱皮直後


  昨年の6月に脱皮殻をみつけた同じヤナギの葉裏にて。この日は脱皮したての本体もいた。これから色が濃くなっていくのかな?

  最初重なっていたので、なにかの虫が交尾しているように見えた。撮っているうちにのそのそと動き出し、葉先の方へ移動。そのうち下の草むらに落ちて見失う。

   この状態は何齢なんだろう?まだ成虫の姿ではない。


撮影・・・2011-06-01 

2011年6月2日木曜日

ホシミスジ*蛹化と成虫


左:2011-05-28
ホシミスジの幼虫が末端部を糸?で固定して、垂直にぶら下がっていた。これが前蛹と呼ばれる状態だろうか?

右・下:2011-05-30
29日は台風の影響で終日雨模様。翌日行ってみるとすでに蛹の形になっていてびっくり。緑色の部分がかすかにまだ残っていて、まちがいなくあの幼虫が変化したんだなぁと思った。この時期、蛹の内側も成虫になるため大変なことになっているらしい。振動とかさせないようにそっと見守ろうと思う。


《追記と追加画像》
残念ながらこの蛹は、なんらかの原因で羽化することはなかった。もう一体見守っていた蛹があったが、それも同じ結果だった。無事成虫になれた蝶は尊い存在だなぁと思った。命あるものすべてに言えることだけど・・・。


撮影・・・2011-06-24

2011年6月1日水曜日

水滴背負ったスゲハムシ


ネクイハムシ亜科

 またスゲハムシの季節が来た。この日はそれほど沢山の個体は見られなかった。ただ雨上がりのせいか、水滴を背中に背負ったハムシがいたので撮影。体を垂直に立ててもこぼれ落ちない。表面張力ってものだろうか?交尾している♂も迷惑そう・・・。

 気になったのは、降水量が多い時期なのに池の水が少なく、おたまじゃくしもやっと泳いでいたこと。水を抜いているのかな?どうか干上がりませんように・・・。


近くで咲いていたワスレナグサ(ムラサキ科)

撮影:2011-05-28

2011年5月30日月曜日

トラカミキリ族の仲間たち


たぶん、金毛がとれてしまったキンケトラカミキリ?

⇧撮影:2014-06-08


 この日はトラカミキリによく出会った。ぱっと見同じ種類と思っていたが、こうして並べてみるとかなり違う。触角の長さ、色合い、トラ模様もしかり・・。

左:キンケトラカミキリ  主な寄主植物:ケヤキ、エノキ(ニレ科)
右:エグリトラカミキリ  翅端が鋭くえぐられる。

⇧撮影:2011-05-28


ついでにこれまでに撮った他のトラカミキリの仲間。⇧
左:フタオビミドリトラカミキリ(2009-08-15)
  海流により分布を拡散している種。
中:キスジトラカミキリ(2010-07-09)   赤いダニにたかられている。
右:トゲヒゲトラカミキリ(2008-05-06) 交尾体。
  ヒゲのトゲがちょっとわからないが・・。


 遠目には茶色い翅のアブに見えた。シックなこげ茶色。種名不明だけど、トラカミキリの仲間だろうな・・・。1500m地点の草原風の環境にいた。

追記:ウスイロトラカミキリでした。平地から普通に見られる種らしい。各種広葉樹につく。 ⇧追加画像   撮影:2011-08-06
 

 立ち枯れ広葉樹や、その伐採枝でよく見られるカミキリ虫。
♂は♀よりやや細身で、触角は長めとのこと。この個体は? 撮影 : 2014-08-03

2011年5月28日土曜日

ナガタマムシの仲間


ナガタマムシ亜科

似た種が多い。多分小さかったと思う・・。  撮影:2011-05-28 

猫の捕ってきたベニスズメ


ホウジャク亜科

 風呂場の掃除をしていたら、上の網戸あたりにやや大型の蛾がいることに気がついた。近づいてみるとベニスズメ。多分うちの猫に捕まえられて連れ込まれたに違いない。
(うちの黒猫は、夜どこからか大型の蛾を生け捕りにして家に持ち帰るクセがある・・・)

 いつから風呂場にいたかは不明。チョークの色のような紅色が多少剥げているのは致し方ない。弱っているのか飛ぼうとしないので、葉っぱの上にとまらせておいた。じっとしている。この個体が♀なのか♂なのかわからないが、♀だったらフェロモンを飛ばしているのかもしれない。翌日はいなくなっていた。
  
撮影・・・2011-05-25

2011年5月25日水曜日

ヒトツメカギバとマダラカギバ*幼虫 他


クマノミズキの芽吹き(左:2011-04-24)

        冬芽(右:2011-03-20)

 昨年アゲハモドキやアオバシャチホコの幼虫をみつけたクマノミズキで、また蛾の幼虫を発見。この木は橋の上から葉っぱをめくって探すことができるので。

⇩左:ヒトツメカギバ(カギバガ科) 食樹:ミズキ科
   ユニークな黒い顔をしている。目が合ってしまった。成虫はよく見かける。

 中上:これはだれの巣だろう?あちこちにある。

追記:これはヒトツメカギバの幼虫の隠れ家らしい。昼間はこの中に隠れていて、夜間に出てきて葉っぱを食べるとのこと。でもこの日はなぜか昼間うろうろしている幼虫がいたので撮影することができた。葉っぱに隠れていた若齢幼虫はこちら

⇩中下:ヒメヤママユ(ヤママユ科)2齢幼虫  
食樹:いろいろな葉を食べる。頭頂部が赤いのはこの時だけ。

  右:マダラカギバ(カギバガ科) 食樹はミズキ科
    カギバガ科の幼虫はみな個性的。これは横から見ると平べったい。


⇧撮影:2011-05-21


             左:アゲハモドキ(アゲハモドキガ科)幼虫  2010-09-26

             右:マダラカギバ(カギバガ科)成虫 2009-07-05