ラベル 網翅目(ゴキブリの仲間) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 網翅目(ゴキブリの仲間) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2016年8月20日土曜日

森に住むヤマトゴキブリ


 この森では、よくゴキブリらしきものに遭遇する。この種は翅が短いという特徴があったので調べてみたら、ヤマトゴキブリの♀のようだ。(ちなみに♂の翅は長いらしい)日本在来種で寒さに強い種。

 雑食性の彼らは、あらゆるものを食べて土に戻す分解者。ゴキブリというと昆虫界ナンバーワンの嫌われ者だが、森の中では重要な役割を担っている。

 よく住宅に出現するクロゴキブリやチャバネゴキブリ等は南方系の外来種で、寒い地域の森には住めなそう・・。ヤマトゴキブリは本来森にいたが、人家にも進出したゴキブリとのこと。


 この時は2匹のヤマトゴキブリ♀が幹の周りをウロウロしていた。一匹はお尻に卵鞘をくっつけて、慌てて小さな穴に潜り込んだ。⇩卵鞘には20個くらいの卵が入っているとのこと。しばらくお尻につけたまま行動するらしい。
  

撮影:2016-08-11

追加画像


 人家からはかなり離れた山中のお堂の近くにいた。まだちゃんとした翅が生えてない様子。幼体だろうか?    撮影:2013-03-02


⇧幼体の脱皮殻  撮影:2017-05-20

☆オオゴキブリをご覧になりたい方はこちらへ・・。

2015年8月10日月曜日

オオゴキブリ


   帰省し早めの墓参りを済ませ、老いた母と竹やぶ脇に佇んでいた。すると道の真ん中をでっかい虫がこちらに向かって歩いてくるのに気づく。風貌から野生のゴキブリとみた。40mm前後。触ってみたくなるような艶やかな光沢。


 帰宅してから調べてみたら、オオゴキブリと判明。わかりやすい名前だが、台所にいるゴキブリとはライフスタイルが違う。この種は照葉樹林の朽木の中で、朽木を食べて暮らしているとのこと。分解者である。仲間同士翅をかじり合う習性があり、成虫の翅はぼろぼろのことが多いらしいが、この個体は羽化直後なのか無傷。何の用事で道を歩いていたんだろう?     
撮影:2015-08-08

訂正:分類を網翅目に訂正しました。