2012年10月26日金曜日

ハグロハバチ*幼虫と成虫


庭の住人。成虫もいるはずなのでそのうち・・。


↑撮影 2012-06-15


撮影 2012-10-06  

 ↑ギシギシにいつもいる幼虫。右端は抜け殻か?


成虫と思われる。  撮影  2010-05-08


撮影 2011-06-14

2012年10月25日木曜日

ヒバカリの幼蛇?


 この日、帰らなくてはならない時間が迫り帰路についた。観察路は途中で二又に分かれていて、往路で歩かなかった方の道を歩いて帰ろうとしばらく行ったが、途中でなぜか、やっぱりもう一方の方がなにかに会えそうが気がして分岐点に戻る。そして出会ったのがこの小ヘビである。

 長さは40cmくらい。道のど真ん中で通せんぼしていた。細身でじっとしていたせいか、ヘビが苦手な私でも不思議と恐怖心が沸かなかった。首のところに特徴的な白い紋がある。見たことのない種類であるが、(これがヒバカリかも・・・)と思った。

 日本のヘビの中で一番可愛らしいヘビだという記述をどこかで見たことがある。それでもやっぱりあまり近寄れない。手が震えてピントが合わない。そのうちス、スーと動き出したら背筋がぞくっとした。やっぱりヘビは怖い。


 帰ってから調べてみたら、やはりヒバカリだった。もっと太くて恐ろしげな画像もあった。

 これは幼蛇?名前の由来は、噛まれると「命はその日ばかり・・・」と言われたことから。毒蛇だと思われていたらしい。実際は無毒で臆病な蛇とのこと。

撮影:2012-10-21

2012年10月22日月曜日

ビジョオニグモの狩り


オニグモ属

 この日は2匹のビジョオニグモに会う。いずれも獲物を捕らえて取り込み中。


 ハエの仲間を捕獲。偶然お尻から糸が噴出する瞬間が写っていた。


 ぐるぐる巻きにしたら、葉っぱに作られた住居にひっぱり込む。

ゆっくりと食すのだろう。


こちらの個体は大物を捕獲。これじゃあおうちに入らない。(たぶん上の葉っぱが住居)

ビジョオニグモとは美女鬼蜘蛛。どのへんが美女なのかな?いつも目のちっこい鼻ひげはやしたおじさんの顔にしか見えないのだけど・・・。   撮影:2012-10-21

2012年10月18日木曜日

ツチハンミョウの仲間*♂と♀


ツチハンミョウ科

 この日はよくツチハンミョウに会った。秋も深まりだんだん虫たちの姿を見かけなくなる頃、少し標高の高い山とかで見かける。ツチハンミョウの仲間は15種くらいいるらしい。触角とかで同定するのかな?ヒメツチハンミョウに似ているような気がするが・・・。

 この虫を見るとちょっとぞっとするのはなぜだろう?毒をもつ虫だと知る前からそう感じたのだから、そういうオーラを放っているのだろう。♂の触角が悪魔の角のように見える。(悪魔に会ったことないけど・・・)顔をアップにするとやっぱり怖い顔をしている。


   ♂が単独でいるのを見た後、♂と♀がいっしょにいるのに会う。ヒトの気配で♂はすたすたとその場を離れていった。(上が♂)♀はというとあまり動こうとせず、ややぐったりした様子。(下が♀)おなかも大きくて歩くのは大変そう。触角がシンプル。



 ♀はいよいよ具合が悪くなり、ぴくりとも動かなくなった。執拗に撮影を続けたのが良くなかったのかと申し訳なく思う。

 しかししばらくして様子を見に戻ると♀の姿はなかった。ツチハンミョウはよく擬死する虫だということを後から知る。  撮影:2012-10-14

追記:当地でこのような触角を持つ秋出現のツチハンミョウは、ヒメツチハンミョウかメノコツチハンミョウのどちらかと思われるが、識別できず。

2012年10月15日月曜日

秋の日のオオカバフスジドロバチ


 ドロバチ亜科

 別名エントツドロバチが神社の手水鉢の縁に佇んでいた。ほとんど動かないけれど、まだ生きている。一生懸命泥をこねて巣作りをして、狩りをして、子育てをして・・・。
きっとかなりくたくた・・。お疲れさま。



  手水鉢の中を覗くと、水面に別のハチが一匹浮かんでいた。そういう季節なんだなぁと思って眺めているとかすかに動いた。まだこれも生きている。松葉を引き上げるとしがみついてきた。溺死より葉っぱの上で眠るように死んでいきたいな。
私が虫だったら・・・。


撮影:2012-10-13

2012年10月14日日曜日

オノエヤナギハウラケタマフシ


形成者:コブハバチの一種

   ヤナギの種類はわからないけど、オノエヤナギハウラケタマフシに似ているような気がする。もうすぐ脱出して土にもぐり繭を作る頃。羽化するのは来年の6月頃らしい。


撮影:2012-10-14

2012年10月13日土曜日

ニレチュウレンジ*成虫と幼虫 他


ミフシハバチ科

   ⇧羽化したばかりみたいな様子の成虫。  撮影:2012-06-07


 近くのひこばえが少し育ったようなハルニレの若木に、ニレチュウレンジの幼虫がついていた。一枚の葉っぱだけに。終齢になるにつれて黄色くなるみたい。イモムシが苦手な人には恐ろしい光景かな?


⇧撮影:2012-10-12

追加画像


 これは去年の夏の様子。これも上とはぼ同じ場所。同じハルニレだけどこちらは大木。手が届く枝を引き寄せてみたらハバチの幼虫がついていた。それっきり調べようとしなかったが、こうして比べてみるとこれは別の種類のハバチのようだ。若齢幼虫にも見えないし・・・。

 

 この時のハルニレは、葉っぱをほとんど食べられて冬のような枝ぶりだった。蛾の幼虫が大発生したのかな?とその時は思っていた。恐るべし!ハバチの幼虫。    
撮影:2011-07-31

2012年10月12日金曜日

スカシヒメヘリカメムシ


 ↑2019-11-23  コンポストに止まっていた。


↑ 2012-10-12  ハコベにいた小さなカメムシ。上と同種かな?

2012年10月11日木曜日

メンガタカスミカメのお尻模様


ずいぶん黒い個体。翅を広げて。  撮影:2010-08-27


 カスミカメの仲間はあまりよくわからないが、この種だけはなんとなく覚えた。イボタノキの周辺でよく見かける。メンガタ(面型)というのは前胸背にある目のような模様からきているらしい。

 でも今回注目したいのは、下方に折れ曲がった翅の部分(膜質部というのかな?)の模様。なんかこのカメムシのお尻みたいで面白いと思った。クレヨンしんちゃんのお尻を彷彿させる。  撮影:2012-10-02

追加画像


 また翅をばさばさと広げた個体に会った。カスミカメって、翅の先の方が何故か曲がっているから、きちんと収納するのが大変なのかな?


撮影:2020-10-25

2012年10月10日水曜日

ホシホウジャク 


ホウジャク亜科

   肌寒くなった朝、何もいなそうな庭でみつけた秋の蛾たち。
上:色づき始めたドウダンツツジに止まっていた。左側の葉っぱをよけて撮影しようとしたら、ポロリと地面に落ちる。低温で身体が動かないのか、それとも擬死か?それを拾って近くのウドの葉っぱにのせて撮影。(↓)数枚撮って一瞬目を離すともういなくなっていた。


 類似種にクロホウジャクがいるが、幼虫の食草アカネ科のヘクソカズラやアカネが庭に沢山生えているのでホシホウジャクだろう。ジェット機のような姿。
  
              ⇧撮影:2012-10-10  


撮影:2021-10-03

2012年10月8日月曜日

オウトウナメクジハバチ*幼虫 

  
  庭のハナモモの木にいるのを見つけた!  撮影:2020-10-04


  公園のハナモモの葉っぱを食べていた。これもオウトウナメクジハバチ幼虫かな?
一匹だけ。    撮影 2012-10-02

コナラナメクジハバチはこちら

2012年10月6日土曜日

ホシヒメホウジャク*成虫と幼虫


ホウジャク亜科

庭で初めてみつけた個体。  ⇧撮影:2007-10-06


  あえて枯れ木の方を選んで止まっているのかな?スズメガの中では小さい。

⇧撮影:2012-10-02

幼虫は体色変異あり⇩


 2012-07-22  ⇧ 蛹化のためかひどくウロウロしていた。


2012-08-07~2012-08-09 ⇧ 2~3日で大きくなるもんだ。


2012-08-10 ⇧大きな糞がいっぱい散らばっていた。この種は尾角が長い。


黄緑色タイプの幼虫。むっちりとよく肥えています。


  同上  撮影:2020-09-26

2012年10月5日金曜日

ウドの花と生きものたち


 2012-08-25 ↑  庭のウド(ウコギ科)の花芽が伸びてきた。


 開花    2012-09-18(左と中)    2012-09-25(右)


 2012-09-29  〈この日見かけた生きものたち〉
上左より:ナガメ(春にはムラサキハナナにいた)→オオハナアブ(やっぱり不思議目)→ベッコウハゴロモ(この季節には珍しい)→コアオハナムグリ(花が咲くと真っ先に駆けつけるのはいつもこの虫)

下左より:シロスジベッコウハナアブ(スズメバチの巣に産卵するらしい)→ツマグロオオヨコバイ(春から秋までいる常連)→スズバチ(この時期のんびりモードの成虫をよく見る)→モモブトチビハナアブ(10mm未満の小さなハナアブ)


↑捕食者2種:アマガエルとガザミグモ

2012年10月4日木曜日

ウスムラサキイラガとムラサキイラガ*幼虫


 昨年撮ったムラサキイラガと思われる画像をもう一度見直す。違いが今ひとつわからなくて棚に上げておいたもの。こうして改めて見てみると、毛の様子がぜんぜん違う。

 たぶんいままで毛を見ないで、模様の違いを探そうとしていたのだろう。複数の画像を見ていて思ったのは、ムラサキイラガの方が「てかり」があるような気がした。

左:ウスムラサキイラガ 幼虫
右:ムラサキイラガ 幼虫

 撮影:2011-09-09
 
同じ日の朝に撮ったもの。うちの庭には両種がいたことが判明。写真の数をみると、ムラサキイラガの方が多かった。昨年大発生したが、今年は見ない。