2015年5月31日日曜日

散策*2015年5月下旬


   暑い日だった。5月だというのに32℃近くまでいく。こんな日は裏山で涼むのが一番。アワブキの木の下にて。


 シリアゲムシたちが涼しげに佇んでいた。(真ん中はスカシシリアゲモドキ)


 
  バイカウツギ(アジサイ科バイカウツギ属)が花盛り。ほのかに甘い香りが・・・。

 この木はうちの庭にも植えてあるが、園芸種のせいかあまりきれいだと思ったことがない。山に自生しているものは花が小ぶりでバランスがいいかんじ。蜜を求めて訪れる虫たちで賑わっていた。



  ヒモワタカイガラムシが居る所、必ずアリがいる。分泌物をもらっているらしい。
白い輪の部分は卵塊。幼虫は6月頃出てくるとのこと。


 ガードレールにて。左:不明幼虫。早いペースで移動中。
(追記:ヒロバトガリエダシャクの幼虫と思われる)

中:カメノコテントウ幼虫。クルミの木から落っこちたか・・・?

右:キアシドクガ、蛹化中?左上の蛹は触ると激しく動く。あちこちに同様のものが見られた。


 鱗粉がおちてくたくたになったウスバシロアゲハがちらほら飛んでいた。

 5月が終わる・・・。    撮影:2015-05-30

2015年5月28日木曜日

アオケンモン


新鮮な個体に出会えた。幼虫はシナノキを食す。成虫出現は6-8月頃。



  冠毛がなかなか勇ましい。⇧翅の裏側はこんな模様。

頭の上に角のように出ているのは、上向きに突き出した下唇鬚らしい。


撮影:2015-05-28

2015年5月27日水曜日

アトスジグロナミシャク


シロシタトビイロナミシャクに似ている。この種は晩春〜初夏の年1化。

撮影:2015-05-27

2015年5月26日火曜日

ユミモンシャチホコ*成虫と幼虫


   苔むした木の幹とかに止まっていたら溶け込みそうな模様。翅の先にある紋様が弓紋?幼虫はニレ科のケヤキやハルニレを食べる。今年の初認は4月6日だった。


 ⇧撮影:2015-04-12


   シカよけフェンスのポール部分に1cm強くらいの小さなイモムシ発見。レモンイエローの爽やかな黄色。背中に褐色のくっきりライン。同じく褐色頭部の側面に黄色紋。そして尾部には小さいけれど鋭い二叉突起。ユミモンシャチホコの若齢の幼虫と思われる。


撮影:2015-05-24

追加画像


 上とは別個体。脱皮して、ひとまわり大きくなった状態か?両者共、たぶん食樹から落下したものだろう。  撮影:2015-05-30


 緑色の物体が低空飛行して横切って行った。後を追うと、ジガバチが獲物のイモムシを抱えての飛行。沢山シャッターをきったが、すべてボケ写真で一番ましなのが上の画像。

 獲物の特定など無理だと思って眺めていたら、背面に二叉突起が。頭部もかすかに黄色紋が確認できるので、もしかしたらユミモンシャチホコ終齢幼虫かもしれない。
  
撮影:2015-07-25


終齢幼虫か?果たして、アリたちから逃げきったかどうかは、見届けず。

撮影:2017-07-22

2015年5月24日日曜日

ホシカレハ*幼虫・繭・成虫


 2014-10-12  裏庭のカワヤナギの葉にカレハガの美しい卵の抜け殻。⇧

*ヤナギ食だったこと、また羽化後の翅の模様よりホシカレハだったようです。
タイトル変更しました。

 2015-05-03  真夜中の零時前後、寝る前にトイレに入ったら、トイレの網戸に巨大な毛虫のシルエット。普通ここで悲鳴があがるところだが、こんな時間に外壁をウロウロしているのは蛹化場所を探しているに違いない、と判断。勇気を出して飼育ケースに捕獲。


 2015-05-04  翌朝起きてみると、既に蛹化が始まっていた。

⇧左より5:31→6:28→9:09 


 2015-05-10  カワヤナギの幹に終齢幼虫が1匹。捕獲した幼虫と同胞の者かもしれない。9−10cm。

 昼間はじっとしていて、夜のなったら蛹化場所を物色しに動き出すのだろう。


 近くの台所の窓の下のへこみ部分に繭を複数発見。

でもこれは古いものらしく空繭だった。


 2015-05-16  飼育ケースの繭。この日よく見たら、繭の下部分に白いものが・・。

何だろう?


2015-05-23  朝起きてみたら、カレハガがすでに羽化して繭に止まっていた!紙の上の黄色い液体は、翅を伸ばすために使われた体液の残りが排泄されたもの。立派な口吻。

 あの毛虫がこんな姿になるなんて。大きな目でにらまれた。


 はみ出ているの後翅。大きなお腹。♀だろうか?なんか鳥が枝に止まっているみたい。


夕方になっても同じ場所に止まっていた。

2015年5月22日金曜日

ムナグロツヤハムシ


ヒゲナガハムシ亜科

 体色の個体変異が激しい種らしい。食樹はハンノキ、クワ、イタヤカエデ等。
この個体はクヌギにいた。食痕がこのハムシのものかは不明。 

↑撮影:2015-05-22

この方は黄褐色で、頭部にゴマ粒ふたつ。食事中。

↑撮影 2012-06-10


こちらは頭部が黒い。 ⇧撮影:2012-06-13

2015年5月19日火曜日

アワブキにいた幼虫memo


 2015-04-26     
 葉っぱは中央で閉じた状態でこれから開く様子。すでに小さな虫食い痕があちこちに見られる。探してみると、小さなイモムシがあちこちに。みんな同一種だろう。



2015-05-18   
 無心に葉っぱを食べていた。しばらくして人の気配にやっと気づき固まる。(真ん中の状態)頭部の黒い部分は、見えたり見えなかったり。上とは別の木。

2015年5月14日木曜日

2015年5月10日日曜日

フタトビスジナミシャク


年2化。幼虫の食草は不明とのこと。  ↑ 撮影:2015-05-10


撮影:2011-05-28

2015年5月9日土曜日

リンゴの花が終わった庭で


 リンゴの花びらが散って、どの花もお腹ぽっこりとみごもったような姿になっている。摘果もせずにそのまんま。それをかじったのは誰だろう?
 今年はドクガの幼虫がかなり発生して、なんでもかんでも食べている。アカクビナガオトシブミの♀が葉っぱ巻きに精を出していた。


 リンゴの木の下草にゴミのように止まっていたのはミミズクの幼虫。⇩おお、まだうちの庭にいてくれたんだね。

 すっかりこの辺も宅地化が進み、虫たちにとっては住みにくい環境になりつつある。庭を草ぼーぼーにしてあげたいのだが、人目も気にしなくてはならない。少し近づいたら、ぴょ〜んとすごい跳躍をしてミミズク幼虫は姿を消した。


 いろいろな種類のケバエが目に付くこの頃。うちではヒメセアカケバエがあちこちに。ヒラタアブの交尾飛翔も見られた。ミズナラの葉に止まっていたのはネグロミズアブ。⇩


コデマリが花盛り。遠目で見るより近くで見た方がきれい。⇩


 ⇩これは悲しい写真。キハラゴマダラヒトリのペアなのだが、下の♂は死んでいる。交尾後繋がったまま。なにかトラブルがあったのか?♀は生きているがその場から動けない状態。

 気の毒なので、♂のお腹を引き離して♀を自由にしてやった。♀はふらふらしながらも、なんとか飛んで行ったが産卵は無理だろう。


撮影:2015-05-09

追加画像


 今年はリンゴが豊作!こんな立派なリンゴが出来ました。早生種の津軽。上の2個は自然落下したもの。下はまだ枝についたまま。食べてみたら、今回は渋みもなく、甘みが増していた。
いろいろな生き物たちと共生しつつ、よくまあ育ったものだと思う。    


 撮影:2015-09-04

2015年5月8日金曜日

キマダラツバメエダシャク


 座布団のような、滑空するムササビのような・・初見の蛾。1枚撮ったところで逃げられる。幼虫はブドウ科(ブドウ・ノブドウ等)を食べるとのこと。   
  撮影:2015-05-08

追加画像


ボロボロの個体。鳥にやられた様子。⇧  撮影:2015-06-13 


 昼間、大きめの蛾が葉裏に隠れているのを見つけた。近づくと素早く逃げまた別の葉裏へ・・・を何度も繰り返す。やはり目立ちすぎることを自覚している様子。

 撮影:2015-07-25

フタホシシロエダシャク


 幼虫はバラ科植物を食べる。(サクラ類・ナナカマド・モモ等) 
 
↑撮影:2015-05-08


撮影:2015-05-02

追加画像


↑撮影:2015-05-11


交尾  撮影:2010-05-28