2010年10月31日日曜日

ウンモンテントウ


 ⇧ 撮影:2012-08-11


        
 山地性のてんとう虫。今年は珍しく出会うことがなく残念に思っていた。この日はどんよりとした寒々しいお天気で、もう帰ろうと渡った橋のほとりで会う。
(今日はこいつに会うために来たんだな、きっと・・・)
毎回そう思える虫たちがいるのが不思議でしょうがない。  
撮影:2010-10-23 

2010年10月30日土曜日

トビイロツノゼミとひっつき虫


ツノゼミ科

 山でよく見かけるトビイロツノゼミが、うちの庭にもいた。5~6mm。
成虫が見られるのは秋口で、そのまま越冬するらしい。 撮影:2010-10-17

(よく似たオビマルツノゼミは、夏に成虫羽化とのこと・・)  

     
 ところでこの写真を撮っていて気がついたのだが、ツノゼミがとまっている草の実に見覚えがある。先日リンゴの葉についていた草の実のようなもの・・・。一粒つまんで例の葉っぱに並べて置いてみた。(写真下)


 草の名前はヒカゲイノコヅチ(ヒユ科)か?ひっつき虫の一種だからどこにひっついてもおかしくはないが・・。自然にこんな所にひっつくかい・・?
撮影:2010-10-22 

2010年10月29日金曜日

コンポストの住人*アメリカミズアブ


よく見れば、きれいな生き物。   ⇧撮影 2020-06-27


 こちら気の毒なことに羽化不全。1950年頃に日本に侵入したらしい。
不思議目さん。帰化昆虫であるが、特に人を刺したりしない。

 成虫には口がなく、産卵のためにコンポスト等に集まるみたいだ。幼虫の生ゴミ分解スピードは早いとのこと。我が家もお世話になっております・・。   

⇧撮影 2010-10-22


こちらはダニ?にたかられた個体。  撮影 2009-06-24

2010年10月27日水曜日

リンゴワタムシ?



 雪虫が飛ぶというか、漂っているのを見かけるこの頃。出かけようとしたら、車のドアに着地するのを見た。近づいて覗き込んでも、朝露に脚をとられてすぐには飛び立てない。なんて儚げな虫。リンゴワタムシかな?うちのリンゴの木をめざしてる?
  
⇧撮影:2018-11-09


⇧撮影:2018-11-12
      

 庭のリンゴの木に今年もワタムシが発生。枝打ちしたところや皮の剥がれたところにかたまっている。  撮影 : 2010-10-22 

2010年10月23日土曜日

クサカゲロウ科の幼虫

    
 アブラムシなどを狩る肉食。その大顎を撮りたかったが、脚がかすかに見えるだけ。奇妙なことに、獲物の死骸やらいろいろなゴミを背中に背負って歩く。

 カムフラージュしている割には、葉っぱの上をよく動き回るので目にとまる。この個体は棘のようなものを背負って武装?している。  撮影:2010ー10-17 

ザトウムシの仲間


 山中でよく見かける座頭虫の仲間。長い脚がちょっとぞっとするけど、それほど怖い奴では無さそう・・。この個体は、脚の付け根が赤いのがチャームポイントかな?
名前はわからない。


英名は、daddy  longleg。足長おじさん。

⇧撮影:2010-10-23

2010年10月22日金曜日

蛾の幼虫*10月中旬


《上段左より》
・ドクガ(ドクガ科):2010-10-16  毒針毛あり。治癒に10日。
・フクラスズメ(ヤガ科):2010-10-17 
普通夏頃に見られる。ひとり淋しく枯れかけたエゾイラクサを食べていた。
・カクモンヒトリ(ヒトリガ科):2010-10-17 脱皮直後?
・?〈調べ中):2010-10-17 

《下段左より》
・ナシケンモン(ヤガ科):2010-10-17 若齢か?
この季節あちこちで見かける。なんでもよく食べる。これはミゾソバ。
・テングイラガ(イラガ科):2010-10-16 毒棘あり。治癒に3日。
・マダラエグリバ(ヤガ科):2010-10-15 アオツヅラフジを食べていた。
・ヒトスジマダラエダシャク(シャクガ科):マユミにいた。

ミノウスバ*成虫と幼虫


成虫♂は腹先の毛色が黒。ちなみに♀の方はオレンジ色。


⇧撮影 2010-10-22


 マユミの木にて、複数のミノウスバが交尾、産卵していた。♀たちは産卵後の卵に、自分の毛を抜いて貼り付ける。

 (後で写真を見てみると、卵に貼り付けられた毛は茶色いものと黒いものがある。♂も毛貼り作業に参加しているのだろうか?)

 卵越冬するので防寒のためかもしれないが、カムフラージュ効果も高そう。
秋も深まり、だんだんと暖房がほしくなる頃現れるミノウスバである。

⇧撮影 2010-10-17


 久しぶりに裏庭のマサキの木を見てみたら、ミノウスバの幼虫がいっぱい。

 ⇧撮影:2015-04-27


 少しの刺激ですぐに糸を吐いて葉から落下。  ⇧撮影:2015-05-07


  食樹はマサキ、マユミ等のニシキギ科。細かい糸を吐いていた。

これから繭になるところかな?成虫になるのは晩秋。 ⇧撮影 2012-05-19

2010年10月20日水曜日

オオハナアブと不思議目たち


体長は15mm前後。   ⇧撮影 2011-06-01


⇧ ウドの花の蜜を舐める。 撮影 2012-09-29


 この日は肌寒く、咲いている野菊もわずかだったが、複眼が個性的な面々が集まってくれた。 撮影 2010-10-17

左:キゴシハナアブ(ハナアブ科)
中:オオハナアブ(ハナアブ科)
右:ツマグロキンバエ(クロバエ科)

2010年10月19日火曜日

草の実のようなもの・・・


 草の実のようなものが二つ、リンゴの葉の上にくっついていた。触ってみるとしっかりと固定されていてびくともしない。右側から出ているヒゲ根のようなものも怪しい。葉っぱにあいている穴との因果関係は・・・?
でもやっぱりただの草の実かな?  撮影・・・2010-10-16

追記》 2010-10-30
イノコヅチの仲間の実らしい。やっぱり草の実。葉っぱにひっつくのは妙だが・・。

2010年10月18日月曜日

キアシブトコバチ


    アシブトコバチ科

 日向ぼっこしていた小さな蜂。5~6mm。鱗翅目やヤドリバエの蛹に産卵する寄生蜂。  撮影・・・2010-10-15 

カマキリの卵


撮影・・・2010-10-16

右:コカマキリの卵鞘。軒下のサッシに産み付けられていた。
左:オオカマキリの卵鞘

例年ドウダンツツジ(80cmくらい)に産み付けられているが、今年はとなりにあるウメモドキで新鮮な卵をみつけた。なんと高さが180cmくらいの場所に!この冬は大雪になるかも・・・。

(追記:2010-12-09・・・葉っぱがすっかり落ちたウメモドキを良く見てみたら、同高位になんと4つもカマキリの卵発見!この日、里では初雪)

2010年10月16日土曜日

カマキリと遊ぶ


  オオカマキリ    撮影・・・2010-10-10

カメラを近づけたら、ピントを合わせるため動くレンズに反応し跳びついてきた。

2010年10月15日金曜日

繭と抜け殻


撮影・・・左:2010-10-08    右:2010-10-15

どちらも10mmにも満たないくらいの大きさ。何だろう?気になる。

《追記》 2011-05-22
左の小さな繭の正体が判明。ホウネンタワラチビアメバチの繭でした。

翅の模様*イカリモンガ


オレンジ色の部分が碇の形に似ている、というのが名前の由来。

追加画像   ↑撮影:2016-09-17


 ノギクに4頭のイカリモンガがいた。一頭ずつ撮ってみて、それぞれ後翅の模様が違うのに気がついた。4頭目は逃げられた・・。  撮影:2010-10-08

2010年10月14日木曜日

アオバシャチホコとハイイロセダカモクメ*幼虫


左:アオバシャチホコ幼虫(シャチホコガ科・・・クマノミズキの葉裏)
似たような幼虫がいろいろいるので同定に手間取る。それにしても奇妙な格好。こういうのをしゃちほこばってる、というのかな?とふと思い、シャチホコガ科を調べた。成虫は黒っぽくて所々金色の毛がある大きな蛾だという。いつか会えますように。

右:ハイイロセダカモクメ幼虫(ヤガ科・・・ヨモギ)
ヨモギの花穂に擬態することで有名なイモムシ。毎年ヨモギに花がつく頃のなると、ついついこの虫を探してしまう。何年か前に初めてみつけて、今回は二度目。同じ草に3~4匹の幼虫がいた。
 
撮影:2010-10-08

2010年10月13日水曜日

イタドリハムシ


ヒゲナガハムシ亜科

よく見かける大型のハムシの仲間。成虫越冬。模様に変異あり。新成虫は夏頃出現。

↑撮影:2011-05-07


⇧撮影:2009-05-29


黄色タイプ   撮影:2011-07-25 

2010年10月9日土曜日

ツユムシ2種


上:2010-09-19撮影   ホソクビツユムシ♂?

山地性。標高1500~1600mあたりにいた。さかんに草から草へと歩き回り、白昼はばかることなくさえずるようによく鳴いていた。

下:2010-10-08撮影   セスジツユムシ♀?
これは里の山にいた。♀が2匹いっしょにいて、逃げもせずじっとしていた。褐色型もいるらしい。

2010年10月7日木曜日

アシグロツユムシ*幼虫と成虫


ツユムシ亜科

2012-07-22  ヤブラン(ユリ科)の花に。(若齢幼虫)


左:2010-10-02 成虫♀    右:2010-07-24 幼虫

 ツユムシはいろいろな種類がいて同定が難しい。この写真の幼虫と成虫が同一種かどうかは?ただ身の構え方に共通性を感じて・・・。黒い触角にある白点の位置とかも合ってる
し・・・。


   花の上にはやたらアシグロツユムシの幼虫がいた。花粉を食べているのかな?
黄色い粉を身体中につけていた。


同じ日に、クワモドキ(オオブタクサ)?を無心に食べている様子も撮影していたので追加。葉っぱが主食で、花粉はおやつみたいなものなのかなぁ?

⇧撮影 2012-08-04


撮影 2020-10-24


ホソヘリカメムシ*幼虫と成虫



若齢幼虫。巧妙にアリに擬態。


発生回数は、年2−3回とのこと。 ⇧ 撮影:2010-09-26


終齢幼虫  ↑撮影  2015-07-08

     
左: 5齢(終齢)幼虫。
中: 左の5齢幼虫の横からのシルエット。
右: 成虫。

 飛翔中はアシナガバチにそっくり。マメ科植物につく。(上はクズかな?)
カメムシにしてはいろいろな花の蜜を吸っているのを目撃する。甘党?      
撮影:2010-10-02


すがれ追いのごちそうを頂いている、ホソヘリカメムシ成虫。

2010年10月3日日曜日

ツマジロカメムシ*幼虫と成虫


幼虫   ↑撮影:2010-07-30

 
左:成虫   右:終齢幼虫

 光の当たり方で紫になったりグリーンになったり・・・あるいは黒ずんだただの地味な虫に見えたり・・・。小楯板の先が白いのが名前の由来。個体数の多い普通種だが、ついカメラを向けたくなるカメムシ。幼虫も愛らしい。  
撮影:2010-10-01 


↑撮影:2012-10-13


↑撮影:2009-10-09


撮影 2009-07-12