2014年12月21日日曜日

散策*2014年12月下旬


2014-12-21  久しぶりに近所を散策。このところ早朝の仕事やら何やらで出かける気になれず。去年の自分は何を置いても出かけていたのに・・・。身辺が落ち着かない、というのかな・・・。昨日の午後からこの季節には珍しく大雨。今朝の冷え込みであちこちに氷がはっていた。常夜灯の上の氷を剥がしてみたらなんかピラニアみたいなかんじ。目がギョロリ。


左:こんな季節にイモムシ?と思ったらクヌギカメムシの卵塊が2つ。
中:クスサンの空繭
右:何者かの糞の塊(かなり大きめ。便秘気味だったのかもしれない)


 今年はクシヒゲシャチホコの出現数が多かった。

フユシャクを今年はしっかり見られなかったな・・・と反省。



 フクロウの体羽らしきもの。この森にはきっと居るのだが、なかなか姿を拝めない。
今朝は、山から降りてきたクロジやルリビタキ(♂)に会う。頭の黄色が鮮やかなミヤマホオジロ♂もこの冬初認。


追加画像:この日拾った羽たち

2014年11月16日日曜日

ひとりぼっちのウスバツバメガ


   帰省先から帰った翌日、三日ぶりに散策に出かけると今期初の冬尺たち3種に出会う。その二日後、常夜灯脇の枯葉の中にまさかのウスバツバメガ(♀)を発見。今年この場所でのウスバツバメガの出現は9月中旬だった。運命のいたずらか、こんな冬尺の出るような初冬に繭から出てきた不幸な個体。その後二日間、枯葉の中で寒さに耐えていた。あまり野生の生き物に情けをかけないようにしているが、可哀想なので一晩だけうちに連れ帰り飼育ケースで過ごさせる。

 今日は昼間よく晴れて日差しも暖かだったので、元の場所に戻す。寂しく飼育ケースの中で死ぬより、やっぱり生まれ育った場所の方がいいかな、と思って。手にとっても飛ぼうとしない。たぶん一度も飛んでないと思う。常夜灯は冬尺たちで賑わっていた。いっしょに止まらせて記念撮影。  撮影:2014-11-16

2014年11月13日木曜日

スコットカメムシ*成虫と幼虫


   ベンチに積もった枯葉の間に何かいそうな気配があり、めくってみたらスコットカメムシが一匹。この辺では時々見かける種。北の方では、冬期室内に侵入する代表的なカメムシのようだ。(この辺ではクサギカメムシかな)

  どこかツマジロカメムシのような雰囲気があると思ったら、同属とのこと。幼虫も似ている。この仲間は、一応草食系だがときに肉食(虫の卵など)もすることがあるらしい。これから気をつけて見ていこう。 


↑撮影:2014-11-12


↑撮影 2010-05-21


↑撮影 2016-11-20  下より赤みのある腹部。


標高1,600mくらいの涼しいところにいた。お腹側は黒点がびっしり。

 ↑撮影:2018-08-26

追加画像



⇧終齢幼虫  撮影:2009-08-23

2014年11月11日火曜日

ヤドリバエ科?のハエ


 足下の枯れ野でみつけたハエ一匹。他に被写体が見つからないので撮ってみる。
顔が白っぽいせいか可愛らしくみえた。複眼の間にぶら下がっている触角?のようなものも面白い。     


⇧撮影 2014-11-08

 

標高1,500mくらいの森林にいた。金色のベルトが目立っていた。 

↑撮影 2012-07-18


ブランコヤドリバエ?     撮影 2022-09-25

2014年11月10日月曜日

シロシタトビイロナミシャク


幼虫食樹:アカマツ    ↑撮影:2014-10-03
 

↑撮影:2014-10-27


撮影:2015-10-12

2014年11月9日日曜日

ハコベヤガ


 中央部がやや赤紫色を帯びている。幼虫食草は不明とのこと。ハコベではないらしい。

 撮影:2014-10-02


9月中旬ころから出現していた。

追加画像 


この時期いっしょにいる事の多いマエキヤガ(右)と。  撮影:2015-10-05

2014年11月8日土曜日

オオバコヤガ


 幼虫はタデ科(イヌタデ・アキノウナギツカミ等)やイラクサ科(アオミズ)、サクラソウ科(オカトラノオ)等を食べるらしい。
 オオバコを食べるわけではない。コウスチャヤガに似る。       撮影:2014-09-19

追加画像


左:部屋の中にイモムシがいる!と娘が大騒ぎ。庭に面した戸を開けていた時侵入したのだろう。撮影する時間がなかったので、とりあえずケースにギシギシの葉を入れてその中に入れておいたら、翌朝蛹になっていた。(これは羽化後の蛹殻)

中:2015-05-04 羽化。オオバコヤガだった。

右:2015-05-10 朝の常夜灯にいた個体。


2014年11月7日金曜日

トガリバナミシャク


後翅外縁がややギザギザなのがトガリバたる所以か?それより繊細な模様が印象的。
  
幼虫はキンポウゲ科(センニンソウ・ボタンヅル等)を食べる。
撮影:2014-10-03 

追加画像


 去年と同じ日に出会う。こちらの方が新鮮そう。前縁は元々白いのかな?

腹部が去年のものよりふっくらしているように見える・・。 撮影:2015-10-03

2014年11月6日木曜日

ナカオビキリガ



白いものがお尻から出ている? 赤い部分がない・・。  撮影:2018-10-08


追加画像

灯火居残り。  撮影:2018-10-17


   小さな秋キリガ。前翅中ほどにかすかに赤っぽい紋があるのでナカオビキリガと思われる。卵越冬とのこと。ぶるぶる震えて、じっとしていてくれなかった。 
 撮影:2014-10-28


これは去年の個体。撮影設定の違いで褐色味が強い。   撮影:2013-11-03

2014年11月4日火曜日

フタスジヒラタアブの幼虫*灯火に集まる


 ヒラタアブ亜科

   先週あたりから、灯火まわりにフタスジヒラタアブの幼虫たちが目につくようになった。しっかりササの茎に巻き付いて、狩りをしようとする者も。越冬前に栄養をつけたいのかな?。

 あんまりめぼしい獲物はいないけど・・・。狩りの現場はまだ見ていない。ちなみにこの角?のようなものがついている方がお尻らしい。


追加画像


 カバエダシャク捕獲か!と思ったら、ただ翅の下で寒さを凌いでいるだけのよう・・・。おなかをちょっとみせてもらう。

2014年11月3日月曜日

シロハラコカゲロウ?


   今朝は蛾の姿がなく、小さなカゲロウが4−5匹集まっていた。夏頃にもよく見かけた気がする。すぐ近くに水場があるわけでもないのに、灯火に惹かれてやってきたのかな?赤いドーム状の複眼なので♂と思われる。

今日は晴れの特異日に違わず気持ちよく晴れた1日だった。   


撮影:2013-11-03

2014年11月1日土曜日

ウスタビガ*2014


 この辺ではハロウィンの頃に出現するウスタビガ。(個人的にそう思っている)今年はなかなかお目にかかれず、ハロウィン当日にやっと1頭の♀に出会えた。やっぱりかぼちゃ色。おなかのムクムク加減が半端じゃない。


⇧ 撮影:2014-10-31


追記:結局、この年見られたウスタビガはこの個体だけだった・・・。残念。


↑空繭の下の方に卵が産みつけられている。

2014年10月30日木曜日

ムラサキトガリバ


   秋出現のトガリバ。類似種のニッコウトガリバは頭部の毛が黄色っぽく、腹部上部に黒い毛束がある。幼虫食樹:ブナ科コナラ属   撮影:2014-10-04


個体変異がかなりあるようだ。   2014-10-17


この個体は黒っぽい。  2014-10-26

2014年10月29日水曜日

ナカジロナミシャク


   新鮮な方はとても敏感で、すぐ逃げられる。

幼虫食草:キンポウゲ科(センニンソウ・ボタンヅル) ↑↓撮影:2014-09-20


追加画像


撮影:2015-06-15 ⇧


 撮影:2017-06-25    ⇧⇩


近くの木の幹に止まっているのに、気づくのに時間がかかった。見事な鳥糞擬態?。