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2022年8月12日金曜日

コエゾゼミ* 羽化

白樺の幹で羽化が進んでいた。 ⇧撮影 2014-07-26

この時期、次々と羽化ラッシュ。 ⇧撮影 2014-07-28 

 標高2600mくらいの場所で行われた探鳥会にて。コエゾゼミが葉っぱの上にいた。羽化後間もない様子。エゾゼミに似ているが、黄帯が途切れているところが相違点。 
  
                ⇧撮影 2013−07-21 

上とは違う山域にいたコエゾゼミ。 

 撮影 2016-08-14 

2015年8月27日木曜日

蝉たちの受難


   すっかり秋めいたこの頃。ミンミンゼミよりチッチゼミの声がはっきり聞こえる季節になった。あそここに散らばる蝉の死骸を見ながら、この夏見かけた、ちょっと気の毒な蝉たちの死に様を思う。

 上は、ムモンホソアシナガバチに食べられている幼虫。羽化しようと背中が割れた時点で見つけられたのだろう。種類は不明。


 この状態で体色が通常の色になっているものは羽化失敗。蟻がたかっている。

⇧エゾゼミによく見られた。


菌に冒されたニイニイゼミ。

2014年10月28日火曜日

瀕死のチッチゼミ


 今朝の気温は3°くらいだった。上着を着込んで手袋をはめての散策。カバエダシャクやニトベエダシャクが出てきて、いよいよ秋も深まって来た。

 こんな季節に笹に止まっているチッチゼミを発見!去年は9月に死骸を拾って、来年は鳴き声を聴きたい もんだと思ったが、そんなこともすっかり忘れて慌ただしく過ごしてしまった。きっと鳴いていたんだろうな。


   落ち葉にのせてみるとぴくりとも動かない。やっぱり死骸か・・・と手のひらに乗せてみる。すると手の温かさのせいかかすかに動き出した。


 日が当たる場所に置いておく。明日の朝の気温は1°とのこと。


⇧撮影:2014-10-28


追加画像:翌朝見てみると、黄色い葉っぱの上でそのまんまの姿で死亡確認。

近くの枯葉に埋める。合掌。

2014年8月18日月曜日

ヒグラシ*成虫♀♂と抜け殻


   早朝の森を歩くと、寝ぼけた蝉たちがあちこちに転がっている。この蝉は近づいた時のばたつく翅の音が小さかったので、もしやヒグラシでは?と思った。ヒグラシにはいつも逃げられて成虫の姿の写真が撮れなかった。

 翅の緑色の筋がきれい。体の色合い等、かなり変異があるとのこと。セミヤドリガの主なホスト。手にのせてみようと思ったら、やはり逃げられた。(上の個体は当初♂と記してしまいましたが、♀のようです。腹部が小さい)  撮影:2014-08-17


 7月中旬頃にどっと発生した。抜け殻の触角の節は8つで、第4節は第3節より長いのが特徴。


追加画像


ヒグラシ♂⇧  ♀と比べるとずいぶんと腹部が大きい。あの美しい声を共鳴させるために空洞になっているとのこと。  撮影:2018-07-22

2014年8月5日火曜日

ミンミンゼミ


 庭に居た個体。近づいても逃げない。     撮影:2021-08-11


 ↑早朝、散策路に転がっていたミンミンゼミ。羽化不全で飛べないのかな?と心配していたらあっけなく飛んで行ってしまった。寝ぼけていただけかも・・・。今年の初鳴きは7月14日にきく。   撮影:2014-08-02 


⇧撮影:2013-08-04  ⇧羽化間もない個体。


 触角は節が7つ。アブラゼミより細長く毛が少ない。

⇧第3節は第2節と同じくらいの長さで細い。

2014年8月4日月曜日

蝉の抜け殻*エゾゼミ他


  新鮮な抜け殻を初確認。ここのエゾゼミの抜け殻はなぜかみんな泥付き。

 ↑撮影:2014-07-19


⇧大きな抜け殻で触角は節が8つ。

抜け殻比較⇩ 左より エゾゼミ アブラゼミ ミンミンゼミ ヒグラシ




地面にいたエゾゼミの成虫。鳴き声は震えるようにギーと低い声。


撮影:2014-07-25 

ニイニイゼミ


 6月末ころ夏蟬のトップをきって出現。清涼感あふれるその声を聴くと、夏の到来を実感する。抜け殻は、泥にコーティングされていて小さくて丸っこい。


 2014−07−22 葉っぱの上にいた成虫。だいぶくたびれたかんじ。複眼の色はグレー。


 早朝に森の中を散策していると、蝉の断末魔のような声をよく耳にする。カラスなどの鳥に寝込みを襲われたのか?翅だけが地面に落ちている。

2014年7月17日木曜日

アブラゼミ*抜け殻・羽化・交尾


 散策路の入り口で、今年初見のアブラゼミが出迎えてくれた。新鮮。

そばにこの個体のものと思われる抜け殻が転がっていた。⇩ 撮影:2014-07-15


 アブラゼミの抜け殻は比較的大きい方で、触角は節が7つある。太くて毛が多い。

第3節は第2節の1.5倍くらいの長さで同じ太さ。⇩



 アブラゼミの羽化。残暑は続く。      ↑  撮影:2012-08-26


⇧ 撮影 2015-07-19


交尾   撮影  2016-08-06

2014年5月11日日曜日

山にハルゼミの声


   よく晴れて気温もぐんぐん上昇。ハルゼミがあちこちからちょっと遠慮がちに鳴き出す。地面で何かガサゴソいうので見てみると、羽化不全のハルゼミがアリたちに襲われていた。このくらいの翅のゆがみだけで飛べないのか・・・。しかたない。ハルゼミの声を聞くと一気に初夏の気分。  撮影:2014−05−11


2013年10月4日金曜日

秋の蝉*チッチゼミの亡骸


   朝、お堂への急な石段を登っていた時みつけた小さな蝉の亡骸。手にとってみると、背中に黄色い点がふたつ。おお、チッチゼミ!4年ほど前に一度だけ会ったことがある。葉っぱの上に止まっているその姿は、なにか大きめの半翅目の仲間だと思ったが、蝉だとは思わなかった。小さすぎるから。

 そしてそいつは盛んに囀っていた。蝉の鳴き声ではなく、直翅目のような声色で。チッチッチッチッ・・・。やっと「チッチゼミ」という名前が頭をよぎった。それにしても、小さすぎるその姿にびっくりした。

 調べてみると、チッチゼミはアカマツ林等に生息する蝉らしい。ハルゼミの多いこの森にはきっと沢山いるに違いないが、姿を見る機会はあまりなかった。いるとわかったら、これからは耳をすませて鳴き声を聴かなくちゃ・・・。でもその声は高音域で、加齢と共に聞き取りにくくなるらしい。まだ大丈夫かな?       撮影:2013-10-03


 右:たまたま机の上に転がっていたミンミンゼミの亡骸と大きさ比べ⇧



初めての出会い。


  撮影:2009-09-19 

2013年7月17日水曜日

エゾゼミ*他 抜け殻いろいろ


 2013-07-15  羽化したばかりのエゾゼミ。首周り?の黄帯が黄緑色。


⇧ カメラを近づけると前脚を伸ばして触ろうとする。好奇心旺盛。


   アカマツが多い雑木林。朝からニイニイゼミの蝉時雨。ニイニイゼミの抜け殻といえば泥つき。でもこれはデカ過ぎ。巨大ニイニイゼミの森?と見上げてみる。上の羽化したばかりのエゾゼミのそばにこの抜け殻(真ん中)があったので、これはエゾゼミの抜け殻とわかった。大きい泥つきはエゾゼミか・・・。


 この雑木林でみつけた抜け殻たち。小さいのはハルゼミの仲間と思われる。中ぐらいのはヒグラシかな?数日前に夕方声を聴いたし、この日低い場所に止まっていた成虫も見た。(すぐ逃げられたが・・・)ちなみに2-3日前、部屋の片隅にアブラゼミが1匹転がっていた。うちの猫が捕まえてきたものだろう。夏蝉たちが続々と出揃う。


ニイニイゼミの抜け殻


2013-08-04  上のエゾゼミのいた森にて。瀕死のエゾゼミ。他のセミたちの死骸もあちこちにころがっていて、アリやハチ、シデムシたちの餌になっている。