2013年8月31日土曜日

8月のカミキリムシたち*ルリボシカミキリ 他


 土付きのルリボシカミキリ。新鮮なのかな?葉っぱの上でぼんやりしていた。噛まれたら痛そうな口をしている。お腹も瑠璃色。


⇧撮影:2013-08-10


⇧撮影:2010-07-25


↑撮影 2011-07-31



2013-08-30  初見のアカジマトラカミキリ。夏の終わりに出現するとのこと。

2013年8月29日木曜日

オオヤママイマイ♀出現


 2013-08-28  やっと、オオヤママイマイの♀にお目にかかる。マイマイガの♀くらいの大きさで黒っぽく煤けたかんじ・・・。それでも前翅の先の方が、ほんのり赤みがあるように見える。


 近くに♂がいたので、連れてきてツーショット。♀はこんなに大きい。模様はお揃い。


 2013-08-29  今朝も別の♀が来ていた。ちょっとくたびれたかんじ。昨日は気がつかなかったが、赤いハチマキしている。おなかにも赤い部分あり。

2013年8月28日水曜日

コシロシタバ


幼虫はクヌギの葉等を食べて育つ。  ⇧撮影 2014-08-24


 2013-08-13  ミヤマクワガタのいた木のとなりの木。カナブンやハエやハネカクシの仲間が樹液に集まっていたが、一匹のスズメバチがやってくるとさっと場所をあける。昆虫界でも一目置かれる存在のようだ。

 そこへ一頭のコシロシタバ。ぱっと翅を開いて近づいてゆく。なんて勇敢な蛾!スズメバチはそんな健気な姿も完全無視して樹液に夢中。あいにくこの相手には通用しないようだが、こんなふうにきれいな下翅は使用されるのか・・・と思った。
(黄色い下翅はマメキシタバ)



 スズメバチがいなくなるとこんなかんじ↑


翅を閉じたコシロシタバ

2013年8月27日火曜日

樹液酒場にて*ミヤマクワガタ 他


 2013-08-12  近くに別の樹液の出ている木があった。どれも人為的に傷つけられた様子だが、自分以外にこの木を覗いている人を見たことがない。住宅街のすぐそばなのに、そして夏休みなのに、今の子供はオニムシに興味ないのかな?(私の田舎ではクワガタやカブトムシのことをオニムシと呼んでいた)


   あんまり大きくないミヤマクワガタの♂。いっしょにいた小さい方はスジクワガタの小型♂?


 2013-08-13  翌日アオカナブンも来ていた。ミヤマクワガタ♂は昨日と同個体か?なんか不自然な格好・・・。♂を避けてみたら、下に♀がいた。となりの小さい奴は確認せず。どけた♂がすぐに近づいてきてまた交尾。


 ちなみにうちの田舎では、ミヤマクワガタは「ゴッツ」、ノコギリクワガタは「ナンブ」と呼んでいた。

追加画像


2013-08-19  この日は小さな♂カブトムシが来ていた。

2013年8月23日金曜日

樹液酒場にて*カナブン 他


  いつも歩く森の遊歩道沿いにあるクヌギの木。裏側を覗いてみたらアリがいっぱい。樹液が出ているみたい。なんていうアリだろう?→ムネアカオオアリ
この日をきっかけにちょっと覗いてみることにした。 撮影⇧ 
2013-07-14 


  この日はカナブンとアオカナブンがいっぱい。

撮影  2013-07-24↑


 カナブンの他にクワガタやハネカクシの仲間。そしてスズメバチも一匹。


左:コクシヒゲハネカクシ?クシヒゲハネカクシの仲間は6種類いるとのこと。

中:オオクシヒゲコメツキ?

右:ムナビロオオキスイ。類似種にヨツボシオオキスイがいる。


 蛾の仲間はマメキシタバが多かった。真ん中はカナブン。右端はオオゾウムシ。

撮影:2013-07-26↑ 


2013-08-17  樹液が枯れたのか、訪問者なし。閉店。

2013年8月18日日曜日

ハラアカヤドリハキリバチ 他


ハキリバチ科
 
2013-08-17  この日は久しぶりに山の公園に行ってみる。ワレモコウ、キキョウ、オミナエシ・・・。秋っぽい花がいっぱい咲いていた。上のハチはオオハキリバチに寄生するらしい。何匹かがせわしなくオミナエシ畑を飛び回っていたがこの個体はちょっとお疲れの様子。翅もボロボロ。

 下のオミナエシにいるのはキオビツチバチの♂と思われる。♀は土中のコガネムシの幼虫を探し当て、麻酔針を刺して卵を産み付けるとのこと。蜂の世界は多様。そしてどこからかツクツクボウシの声が!今季初。ああ夏も終わりだ・・・。



2013-08-18  ⇧朝露のついた蝉の翅。エゾゼミかな?


追加画像  撮影 2010-09-04

2013年8月10日土曜日

シロスジカラスヨトウ


 常夜灯の消灯後に居残っている蛾を撮影してから雑木林を少し散策する・・・という日々。散策中に木などに止まっている蛾を見つけるとちょっとうれしい。本来いるべき場所にいる姿なので。

 いつもは歩かない道にはいってみたら、どこからか大きめの蛾が飛んできて、目の前の木に止まった。逃げられるだろうなと思って2-3枚撮ったところで案の定ひらひら飛び立ってしまった。

 が、すぐにまた舞い戻り同じようなところに止まる。これを何度か繰り返した。面白い奴。この蛾は夜中に樹液を舐めているらしい。この木もそういう樹液の出ている木だったのかな?たしかコナラ。  


撮影 2013-08-07

2013年8月9日金曜日

イラガの仲間たち*成虫


 2013-07-20   ナシイラガ

 7月下旬からイラガの成虫が続々と出現。ほとんど初見。あの緑色のきれいな幼虫がこんな小さなライオンみたいな蛾になるなんて。幼虫はこちら



2013-07-28    ヒメクロイラガ

 他のイラガたちに比べるとずいぶん大きい。(♀は大型らしい)触ってみたくなるような風合いの翅。このちょんまげみたいなものは口吻?幼虫はこちら



 左より    テングイラガ     2013-08-02
       イラガ        2013-07-22
       クロシタアオイラガ  2013-07-22
       アカイラガ      2013-07-28


2013-08-02  不明 (追記:ウストビイラガと思われる)

追加画像


2013-07-31  撮影の画像があったので追加。ムラサキイラガかウスムラサキイラガと思われる。両種共幼虫はよく見られる。

2013年8月4日日曜日

アカヒゲドクガ*成虫と幼虫


  幼虫はブナ科(クヌギ、コナラ、クリ)の葉っぱを食べる。


アカヒゲの由来はこの赤っぽい触覚。右は飛び立つ前。翅をブルブル震わせて暖機。
  
撮影:2013-08-02


 独特の繊細な長毛をもつ幼虫。クヌギの幹のへこみの中にいた。食樹はコナラ、クヌギ、クリなど。  撮影:2012-08-12

2013年8月2日金曜日

オオクシヒゲシマメイガ*成虫と幼虫


シマメイガ亜科

   本物を見るのは初めて。カマキリのような前脚。勇ましげな触覚。

そしてキュートなお尻。蛾のデザインは面白い。


   交尾。♀は大きくて色が薄い。前脚の役目はこうやってつかまるため?

⇧撮影:2013-07-31


⇧ ♀の触覚は紐状。幼虫はナラ類やクリの葉を食べるらしい。


  ♂のシルエット。やっぱり異形・・・。怪物映画に出られそう。

⇧撮影:2013-07-25


黒味の強い個体。  撮影 2014-07-31

追加画像


 ⇧上の成虫のいた場所の近くで、上から糸を吐いて小さなイモムシがぶら下がっていた。その糸をつまんでコナラの葉っぱにのせて撮影。あとで調べてみたら、オオクシヒゲシマメイガの幼虫らしいことが判明。
 
 ⇧撮影:2014-06-13


 木製手すりにいた茶色味を帯びた幼虫。終齢と思われる。

⇧撮影:2014-06-30


 上と同じ個体だろう。同付近にいた。もうすぐ蛹化か?

撮影:2014-07-02

モモスズメ*卵と若齢幼虫


ウチスズメ亜科

  2013-07-19  夜仕事から帰ると、部屋の隅に猫に遊ばれたと思われるモモスズメ。まだ存命。明日の朝逃がしてやろうとケースに入れておく。


 2013-07-20  モモスズメを枯れ木に止まらせて、ちょっとくたびれていたけれど撮影。入っていたケースを片付けようとしたら、薄緑色の卵が産み付けられていた!きれいな色。


2013-07-26  机の上に置いたケースを覗いてみると、緑の卵ではなくて、透明の抜け殻がいっぱい。よく見ると小さな小さな幼虫もあちこちに。6mmくらいか・・・。たぶんこの日孵化したと思われる。モモスズメなので、庭のハナモモの葉っぱを摘んできてケースに入れておいた。

 翌日みたら食べた形跡あり。このまま飼育する自信はないので、庭のカイドウとハナモモの木のあたりに葉っぱごと置いておく。翌日はまとまった雨が降ったけど大丈夫だったかな?運のいい奴は生き残るだろう。