2013年6月28日金曜日

樹液酒場にて*ヒオドシチョウ 他


   ヒオドシチョウとアカタテハが翅を広げて日向ぼっこしていた。見回すと周りに何頭もいる。そして近くの山の中にヒオドシチョウが3-4頭とまっている木が見えた。藪をこいでそこまで行ってみると、樹液が出ているらしく、カナブンと蝶たちで賑わっていた。

 この雑木林に来たとき、(あっ、カブトムシの匂い・・・)と思ったのは樹液の匂いだったんだ。ルリタテハやアカタテハもやって来るが、ヒオドシチョウが一番物怖じしない、というか貪欲。ここでしっかり栄養をつけてこれからの長い休眠に備えるのだろう。

↑撮影:2013-06-22


↑ アカタテハ(左と中)とルリタテハ(右)


左:コジャノメ   中:ルリタテハの幼虫   右:ミズイロオナガシジミ

2013年6月25日火曜日

小枝に擬態*オオトビスジエダシャク? 他


 オオトビスジエダシャク 幼虫?

 ちょっと見、蛾の幼虫に見えたので軽い気持ちで一枚撮った。そしてモニターで拡大して見て、なんだただの木の枝か・・と思う。私の視力もかなりやばい。なんでも虫に見えてくる。そしてその幼虫のような形の小枝をまじまじと見ていると、やっぱり虫に見えてくる。

 枝先を撮って拡大してみると、ロクロが牙をむいたような恐ろしい顔が!なんか2回騙された気分。それにしても色合いといい朽ちかけた感じといい、ここまでやるか・・・と感心。

 オオトビスジエダシャクかと思うが、似たもの同士が多いらしい。いずれも多食性とのこと。低い位置にあったニセアカシアの葉上にて。  撮影:2013-06-23



   雑木林の中、古い木の手すりについていた一見小枝風のもの。突起がいくつかある。これも怪しい。葉っぱにのせて様子をみる。しばらくじっとしていたが、我慢できずに?動き出した。やっぱり尺取虫。土のようなものをまぶしつけたようなかんじ。種名わからない。   撮影:2013-06-20

 追記:カバイロシマコヤガの幼虫と思われる。   



追加画像:糸を吐いてぶら下がっていた小枝風幼虫.。種名不明。
 
撮影:2013-06-27

2013年6月23日日曜日

マエキカギバ*成虫と幼虫


この辺では、いちばんよく見かけるカギバガ。

幼虫は、クリ・クヌギ・コナラ・アベマキ等を食べる。 ⇧撮影:2013-06-13


コナラにいた幼虫。  ⇧撮影:2013-06-23


撮影 2012-06-24

2013年6月21日金曜日

マスダクロホシタマムシとハバチの幼虫


ルリタマムシ亜科 

↑ 毎年六月半ば頃庭に現れる小さなタマムシ。ふきの葉の上にて。

    翅を少しずつ開いて、飛ぶのか・・・と見守るが、また閉じた。↓  
 

撮影:2013-06-14

2013年6月16日日曜日

ヒメヤママユ終齢と落ちていた翅


 ヒメヤママユ(ヤママユガ科) 終齢幼虫

カエデの葉を夢中で食べていた。枝が揺れても知らん顔。四月下旬に見つけた若齢幼虫はあんなに小さかったのに。大変よく太りました。


帰り道、道路に散らばっていたオオミズアオとシンジュサンの翅。夜電信柱の灯火に集まった時、何者かに襲われたのだろう。コウモリとか?       撮影:2013-06-16

2013年6月13日木曜日

アオセダカシャチホコ

  
セダカシャチホコよりひとまわり小さいとのこと。なんといっても後頭部の毛束が特徴的。

  

黄色頭巾ちゃん?    撮影:2013-06-10

2013年6月12日水曜日

アサマキシタバ*成虫と幼虫


 幼虫はクヌギなどブナ科を食べるとのこと。キシタバの仲間では早い時期に出現。

撮影:2013-06-09


追加画像


 雑木林の中の木の手すりを移動中の幼虫。蛹期間は短いらしい。  撮影:2014-05-11



 灯火近くに出現した成虫  撮影:2014-06-16

チズモンアオシャク


 初めて見る鮮やかな大型アオシャク。水辺のアシ原にいた。周りのグリーンとほぼ同色。逆光だったけどまず2-3枚撮ったところで逃げられる。残念。幼虫の食草はガガイモ科のコイケマやガガイモ。この池のまわりはガガイモだらけなので納得。
撮影:2013-06-09


追加画像


雑木林の灯火にも毎年出現。 撮影:2016-05-20

2013年6月7日金曜日

ヒメトラガ


 豪華な着物を着込んでいるような装い。前脚はなぜか獣のようなたくましさ。そして前翅先端部に白い閃光が・・・。翅を小刻みに震わせて暖機してから飛び立って行った。

幼虫はブドウ科のヤマブドウやサンカクヅルを食べるとのこと。  


↑撮影:2013-05-27


上とほぼ同じ場所に出現。     撮影 2020-05-22

2013年6月5日水曜日

オオゴマダラエダシャクと柿の花



 後翅を一口ぱくりと食べられた跡。長い口吻を蝶のようにくるりと巻いている。成虫は花の蜜とかを吸うのかな? インパクトのある幼虫はこちら。     
2013-06-03 



幼虫の食樹はカキノキ科。近くの柿の木に花が咲いていた。これは雌花? 

 撮影:2013-06-05

スイカズラ咲く頃*オオミズアオ孵化 他


   昨年茂らせ過ぎたスイカズラをそのままにしておいたら、今年はまた大変なことになってしまった。甘ったるい匂いが立ち込める中、あまりうちの庭では見かけない蝶が飛んでいた。イチモンジチョウ。スイカズラに産卵していた。何年か前にハスカップの鉢植えにイチモンジチョウの幼虫がいたことがあったので、人知れずこの蝶は山の方からやって来ていたのだろう。ちなみにスイカズラ科のケヨノミ、あるいはクロミノウグイスカグラのことを、北海道ではハスカップと呼んでいるらしい。    撮影 2013-06-02


   この日、玄関まわりで見覚えのある蛹をみつけた。ヒオドシチョウの蛹。玄関の引き戸、壁面、置きっぱなしの傘などに計6個ぶら下がっていた。傘についていたものを引き離そうと手を触れたら、ピクピクと激しく暴れてびっくり。まだ蛹化間もないのかも。そういえば2-3日前に、娘が玄関に置いてある自転車のまわりに大きな恐ろしげな毛虫がいっぱいいたと騒いでいたっけ。聞き流していたが・・・。

 それにしてもなぜ山でしか見かけないヒオドシチョウの幼虫がうちの玄関に結集していたのか?うちの庭木の葉を食べて育ったのかな?エノキだったら何本かある。やはり山の方から♀が飛んできて産卵したのだろう。このところ、近くの雑木林通いが忙しくて、庭の様子を見ていない。草ぼーぼーにしておくとこういうことになるのかもしれない。


追記:玄関にいた蛹たちのその後。3体はいつのまにか羽化したらしく抜け殻に。2体は一部黒ずみ何者かに寄生された様子。あと1体は羽化失敗で上のような状態で死亡していた。


   そしてその近くの雑木林では、先日見かけたオオミズアオの♀が産んだ卵が孵化していた。毎日チラ見して気にはしていたが、変化がないので無精卵かもしれないと思っていた。何はともあれ、オオミズアオの若齢幼虫を撮影できてよかった。産んだ主を見ていなかったら何の幼虫かわからなかったと思う。


   翌日、卵のついていた葉に幼虫の姿はなく、近くの常夜灯の上に数匹だけいた。なんか路頭に迷っている様子。他のきょうだいたちはもう食樹を目指して移動していったと思われる。
 

 林床の枯葉の中で芽を出したコナラ。引っこ抜いたらドングリがついていた。日陰にあったせいか、葉っぱがやわらかそう。さっきの路頭に迷っていた幼虫2匹を葉っぱにのせて持ち帰る。


 ちゃんと育てられるか心配だけど・・・。   ↑ 撮影 2013-06-03


  一日でこれだけ食べた。  ↑ 撮影 2013-06-04


  翌日はこれだけ食べた。その後幼虫たちは脱走して行方不明。

うちの庭のどこかで無事成長していることを願う。  撮影 2013-06-05

2013年6月3日月曜日

ギンモントガリバ


トガリバ亜科 

 幼虫の食草は不明との事。成虫は樹液や、熟しすぎた果実等を食べるらしい。
 
 撮影 2013-06-03


追加画像


撮影:2014-05-31