2015年9月19日土曜日

とげとげのハバチの幼虫たち


   タカの渡りを見に行く。峠へは、山道を歩いて15分ほどの距離。でもいつも道草を食いながらだらだらと行くので、小一時間かかるのが常だ。今日はとげとげの幼虫をいろいろ見ていた。一見芋虫のように見えるが蜂の幼虫。(腹脚が5対以上ある)ハバチはハチの仲間では原始的なグループとのことで、幼虫もこんな姿をしている。食性は強く植物に依存している。

 だからハバチの幼虫に関しては、美味しそうに葉っぱを食べている姿を撮りたいと常々思っている。ちょっと臆病なところがあって、気配を察するとすぐにとぐろを巻いてしまうので。この黒にうす黄色のとげとげの幼虫は、アザミの仲間を食べていた。下は近くの別のアザミにいた別個体。同種だろうか?



⇧ワラビの葉っぱ?にいたとげとげ君。いろいろ食べるのかな?


 ⇧これはたぶん一番名前の知られている、オオコシアカハバチの幼虫。ゴマナにいた。この種は広食性。上の黒いとげとげ達は若齢かなんかで、皆オオコシアカ〜なのかもしれないと思えてきた。


⇧ これは漆黒に白点があって、黄色いとげとげ。ヤマハッカにいた。


ヨモギでとぐろを巻いていた茶色いとげなし君。

撮影:2015-09-19

モンキクロノメイガ?


 モンシロクロノメイガか?モンキクロノメイガか?実はよくわからない。

撮影:2011-06-19

キオビトビノメイガ


   前翅長 8−9mmの小ささ。4年前、夏の庭で。
  

↑撮影:2011-07-12


たぶん同種・・。    撮影:2008-08-17

2015年9月17日木曜日

シロテンツマキリアツバ


カギアツバ亜科

幼虫食樹:ミツバウツギ科・キブシ科  ↑撮影:2008-05-23 


↑撮影:2012-06-30


  新鮮な個体は青い紋があるようだ。  撮影:2015-06-07

2015年9月16日水曜日

カブラヤガ*成虫と幼虫


 幼虫は根切り虫として悪名高い農業害虫。農作物の他にもいろいろ食べる。 

 撮影:2015-09-16



玄関の灯火に来た個体。 撮影:2015-10-03



 山の方の灯火に来た個体。これもカブラヤガ?  撮影:2015-10-03


幼虫と思われるもの。(タマナヤガの幼虫も似ている)年2〜4回発生するらしい。

撮影:2011-06-05

2015年9月14日月曜日

ウラギンシジミ*初秋〜晩秋


 山の中を歩いていると、時々タテハチョウの仲間とかが腕に止まって汗を?舐めることがあるが、シジミチョウでは初めてだった。1頭の♂が執拗にまとわりつき、そのうちもう1頭が加わった。

 口吻の感触はひんやりしている。♂は朱色の紋だが、♀は水色の紋。暖地性のチョウと言われるが、この辺でも成虫越冬している姿をよく見かける。


撮影:2015-09-13

追加画像


こんなにぼろぼろな個体は見たことない。越冬できるのかな? 

 ↑撮影:2015-11-20


 落ち葉の陰に白いものが横たわっていた。大丈夫かな?白い翅にはきれいな水滴がきらきら。前夜は夜通し冷たい雨が降っていた。でも心配無用。いつの間にか、ちゃんと脚をふんばって起きている。これから冬を越すのだから。
 よく見ると、そばに小さな蜘蛛が一匹。ひとりぼっちじゃなかったみたい。 
 
   撮影:2016-11-11

2015年9月13日日曜日

エゾシモフリスズメ幼虫、再び


スズメガ亜科

 冴えないお天気だったが、朝食前に散策に出かける。いつもの常夜灯居残り組をチェック。ウスバツバメガが3頭。今年も沢山出そう。

 その後、ちょっとだけ以前よく通っていた場所に寄って帰ることにした。そういえば、何年か前のこの時期、エゾシモフリスズメの幼虫を見に行ったことを思い出し、同じホオノキを訪ねた。あの頃2mくらいの幼木だったが、5−6mくらいに育っていた。見上げて葉裏を目をこらして探してみると、1頭だけ発見!

 望遠がきかないカメラなので、斜面を登り、枝をたぐり寄せる。かなり揺らしたにもかかわらず、落下することもなくしっかりとしがみついていた。最初は大人しくしていたが、あんまり何度もカメラを近づけられて鬱陶しいのか、フクラスズメの幼虫のように頭部を激しく振り回す威嚇行動に出た。申し訳ない。以前とは少し違う紋様を撮影できて良かった。

どうか無事成虫になりますように、と祈ってその場所を後にする。 撮影:2015-09-13

追加画像


 今年も今季初のウスバツバメガの成虫を確認。その足でホオノキを見に行く。どんどん大きく育ち、今年はみつけられないかなと思ったが、葉の裏側に静止しているのを一頭だけみっけ!遠過ぎるので望遠で撮るしか無い。   撮影:2016-09-04