2013年7月17日水曜日

エゾゼミ*他 抜け殻いろいろ


 2013-07-15  羽化したばかりのエゾゼミ。首周り?の黄帯が黄緑色。


⇧ カメラを近づけると前脚を伸ばして触ろうとする。好奇心旺盛。


   アカマツが多い雑木林。朝からニイニイゼミの蝉時雨。ニイニイゼミの抜け殻といえば泥つき。でもこれはデカ過ぎ。巨大ニイニイゼミの森?と見上げてみる。上の羽化したばかりのエゾゼミのそばにこの抜け殻(真ん中)があったので、これはエゾゼミの抜け殻とわかった。大きい泥つきはエゾゼミか・・・。


 この雑木林でみつけた抜け殻たち。小さいのはハルゼミの仲間と思われる。中ぐらいのはヒグラシかな?数日前に夕方声を聴いたし、この日低い場所に止まっていた成虫も見た。(すぐ逃げられたが・・・)ちなみに2-3日前、部屋の片隅にアブラゼミが1匹転がっていた。うちの猫が捕まえてきたものだろう。夏蝉たちが続々と出揃う。


ニイニイゼミの抜け殻


2013-08-04  上のエゾゼミのいた森にて。瀕死のエゾゼミ。他のセミたちの死骸もあちこちにころがっていて、アリやハチ、シデムシたちの餌になっている。

2013年7月4日木曜日

ノンネマイマイ


   カシワマイマイの老齢幼虫を見た後、古いアスレチック遊具の丸太にいた幼虫。たぶんノンネマイマイ。1500mくらいの場所ではよく見るが、この辺(634mくらい)ではあまり見ない。若齢時はカシワマイマイに似ているようだ。  
撮影:2013-06-24
「樹木を食べる昆虫、北海道」というサイトによると、幼虫の情報は以下の通り。

体長最大約60mm。背中に青いコブが2列に並ぶ。腹部第6、7各節背面中央の小突起(背線)はオレンジ色。腹部第3節と第4節後半から6節前半の背面中央が灰白色から黄白色。前胸両側の刺毛が束にならない。ドクガ科の幼虫は腹部第6、7各節背面中央に小突起(背線)がある。

成虫の出現と産卵は8月頃。卵越冬で5月頃孵化するらしい。



2013-07-02  ほぼ同じ場所で成虫を見る。この辺では7月に出現か・・・。

2013年7月3日水曜日

樹皮に擬態*カシワマイマイ終齢幼虫


   こんなにパンパンに太ったカシワマイマイを見るのは初めて。何の幼虫だろう?と調べたくらい。よく見れば、首筋?のオレンジ色は若齢の頃からのトレードマーク。
このクヌギの根元には計3頭がじっと静止していた。  ⇧ 撮影:2013-06-24


⇧ 若齢→終齢

追加画像


移動中? 葉上にいた個体。   ↑撮影 2022-06-18


こちらも終齢幼虫と思われる。 ↑撮影 2014-07-15

2013年7月1日月曜日

アカボシテントウとタマカタカイガラムシ


   2週間ばかり前のこと。大雨が降った翌日、裏庭の梅の木の枝にトゲトゲがいっぱい。久しぶりに見るアカボシテントウの蛹。次々と羽化している。羽化したては黄色くて、だんだんと濃い色に変化。


   これだけの集団がいるということは、餌のカイガラムシもどこかにいるはず。探すまでもなく幹まわりに葡萄色の豆粒がびっしり。タマカタカイガラムシの♀の残骸?。この梅の木の運命はアカボシテントウの皆さんにかかっている。ここの家のヒトはなにもしてくれないので・・・。 


撮影:2013-06-16

六月が終わる・・・

 去年いちばん沢山の写真を撮ったのは6月だった。そして今年も。ブロクに記録しておきたい写真はいっぱいあるが、このところ仕事が多忙であること、PCの動きが悪くて眠くなる・・・等の理由であまり記録できなかった。出勤前散策(近くの雑木林)がクセになってしまい、それで余計夜は早く眠くなる。今日は休みだったので少し頑張ろう。


   オオヤママイマイの幼虫をよく見かけるこの頃。去年まではその存在を知らなかったので、この幼虫を見てもみんなマイマイガだと思っていたのだろう。これはまだ終齢前の段階だと思う。マイマイガよりかなり黄色が強い。⇧


   この日、三箇所で同じものを見た。白髪太郎?青い気門が見える。捕食されたものかと思ったが、こうして見ると抜け殻のようだ。終齢への脱皮かな?あのでっかい毛むくじゃらが頭上の高い木の上にうじゃうじゃ蠢いていると思うと、ちょっとぞっとする。⇧


 下半身負傷したのか、壊死した状態のマイマイガの幼虫。上半身は極めて健康そう。無事成虫になれるのかな?   撮影:2013-06-23

2013年6月28日金曜日

樹液酒場にて*ヒオドシチョウ 他


   ヒオドシチョウとアカタテハが翅を広げて日向ぼっこしていた。見回すと周りに何頭もいる。そして近くの山の中にヒオドシチョウが3-4頭とまっている木が見えた。藪をこいでそこまで行ってみると、樹液が出ているらしく、カナブンと蝶たちで賑わっていた。

 この雑木林に来たとき、(あっ、カブトムシの匂い・・・)と思ったのは樹液の匂いだったんだ。ルリタテハやアカタテハもやって来るが、ヒオドシチョウが一番物怖じしない、というか貪欲。ここでしっかり栄養をつけてこれからの長い休眠に備えるのだろう。

↑撮影:2013-06-22


↑ アカタテハ(左と中)とルリタテハ(右)


左:コジャノメ   中:ルリタテハの幼虫   右:ミズイロオナガシジミ

2013年6月25日火曜日

小枝に擬態*オオトビスジエダシャク? 他


 オオトビスジエダシャク 幼虫?

 ちょっと見、蛾の幼虫に見えたので軽い気持ちで一枚撮った。そしてモニターで拡大して見て、なんだただの木の枝か・・と思う。私の視力もかなりやばい。なんでも虫に見えてくる。そしてその幼虫のような形の小枝をまじまじと見ていると、やっぱり虫に見えてくる。

 枝先を撮って拡大してみると、ロクロが牙をむいたような恐ろしい顔が!なんか2回騙された気分。それにしても色合いといい朽ちかけた感じといい、ここまでやるか・・・と感心。

 オオトビスジエダシャクかと思うが、似たもの同士が多いらしい。いずれも多食性とのこと。低い位置にあったニセアカシアの葉上にて。  撮影:2013-06-23



   雑木林の中、古い木の手すりについていた一見小枝風のもの。突起がいくつかある。これも怪しい。葉っぱにのせて様子をみる。しばらくじっとしていたが、我慢できずに?動き出した。やっぱり尺取虫。土のようなものをまぶしつけたようなかんじ。種名わからない。   撮影:2013-06-20

 追記:カバイロシマコヤガの幼虫と思われる。   



追加画像:糸を吐いてぶら下がっていた小枝風幼虫.。種名不明。
 
撮影:2013-06-27