2012年4月15日日曜日

春の風物詩たち


アカガエルのおたまじゃくしも孵って、ちらほら泳いでいた。

カエルの声もひと声聞いたが、すぐ黙ってしまい姿は確認できず。


  昨日は冷たい雨が降っていたので1日中うちにこもっていた。今日はみるみる晴れてきて、足の向くまま近くの山へ。虫けらといえども、一頭一頭に個性があるとよく感じる。このテングチョウはとても人懐こい個体だった。しっかりと翅を広げてよく見せてくれた。さすが越冬蝶、毛深い。


 ⇧ビロウドツリアブ。早春限定のこのアブもふかふかの毛むくじゃら。


⇧左より、 コバノガマズミ・ノリウツギ・サクラ。

桜は街では咲き始めたようだが、山ではまだ気配なし。


⇧命短し カゲロウの仲間たち


 見上げれば飛行機雲↑

2012年4月14日土曜日

ベニモンマダラ*幼虫・繭・成虫死骸


  エリック=カールのはらぺこあおむしみたいなシルエット。初見。食草はクサフジなどのマメ科植物だけど、こうしてカヤのような硬い葉っぱに静止しているということは蛹化が近いのかな?もっときれいな緑色で、黄色い点々があるはず。

 撮影した日の他の写真を見てみたら、知らずに繭(上右端)⇧も撮っていた。今年もう少し早い時期に行けば、クサフジをむしゃむしゃ食べている幼虫が見られるかも。


   そうそう、この日はクサフジの花が満開で、沢山のハチやアブが訪れていた。
お天気は花曇で寒くもなく暑くもなく。野に生き物が溢れる5月後半から6月は、たぶん1年のうちで一番好きな季節。    
⇧撮影:2011-06-12


   2-3年ほど前に成虫を一度だけ見たことがある。ただし死骸。ハナグモみたいな小さなクモに捕らえられていた。撮影のために近づくと、クモは獲物を放棄。
その後、小アリが集まってきた。     撮影 2009-07-11

その後、生きている個体にもやっと出会えました!→こちら

ナカキシャチホコ*成虫と幼虫


 ルリモンシャチホコに似るとのこと。前縁中央が目立って白い。

幼虫は、コナラ・クヌギ・ミズナラ等を食べる。  撮影:2016-07-18



追加画像:標高 1600m辺りの森林のミズナラにて⇧⇩  撮影:2015-09-19



  
(上)撮影:2011-09-24  コナラにいた。中胸部に目のような模様。
(下)撮影:2011-07-02  これもコナラ。とてもよく似ているが、別種かも・・・。頭頂部の細い黒線がないし、肝心の目玉模様に黒点がない。上から見るとそっくりだけど・・・。

2012年4月12日木曜日

ブドウドクガとアカモンドクガ*幼虫


左:ブドウドクガ(ドクガ科)  ブドウ科、アジサイ科、マタタビ科を食す。
背中の毛束がスゴイ! 
 
右:アカモンドクガ(ドクガ科)  ブナ科、バラ科、マメ科を食す。
お尻の毛束が長い!


ドクガの若齢幼虫?  かわいい。これはクマノミズキの葉にいた。

撮影  2011-07-31

2012年4月11日水曜日

ネジロキノカワガ*幼虫


  追加画像 
 
⇧久しぶりに出かけた場所で見つけた。時期的に終齢幼虫かな?単独でいた。
   
↑撮影  2021-10-09

  最近刊行された「イモムシハンドブック」②(文一総合出版)を眺めていたら、不明だった

イモムシたちの名前がいくつか判明した!有難い。今後も③、④・・・と続いてほしいな。


 伐採されたカシワの木から出てきたひこばえの葉の裏側についていた。

左上の白いのは若齢幼虫?成虫は見たことない。
 
撮影・・・2011-09-10~2011-09-24


食痕を表から見た様子(でもこの幼虫の食痕ではないかも・・・)

2012年4月9日月曜日

ヨコヅナサシガメ幼虫*集団越冬


   ニセアカシアのの幹の隙間にびっしりいた。初見。暖かい地方にいるサシガメだと思っていたが、とうとうこのあたりにも進出してきた様子。

 やっぱり温暖化の影響?ヤニサシガメの幼虫より生き生きとしている。今年は成虫にもお目にかかれるのだろうか?


撮影:2012-04-07 

2012年4月8日日曜日

越冬蝶の飛びたい日*ヒオドシチョウ


   ぽかぽかの春らしい一日。 (それでもまだコートがないと寒いが・・・)
こんな日には越冬蝶たちが飛ばずにはいられない らしい。最初スジボソヤマキチョウが数頭ひらひら飛んでいるのをみつけたが、なかなか近づかせてもらえない。温かい日差しを身体いっぱい浴びようと枯れ葉の上に寝そべるようにとまっているが、ヒトの接近には敏感。深追いはしないことにした。

 次に現れたのがヒオドシチョウ。やはり枯れ葉の上で気持ちよさそうに日光浴。ヒトの気配にさっとすばやく飛び立つが、やっぱり帰って来る。飼い犬のように。・・・というより、日当たりの良いその場所は譲れないという理由かもしれない。飛翔には自信があるのだろう。いざという時は逃げ切れると。時々翅を閉じて裏翅も見せてくれた。



左:ダンコウバイ満開
中:ツノハシバミ雌花も開花。去年も今頃の開花。
右:ヤドリギの雄花が咲いていた。花粉がいっぱい。