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2012年10月10日水曜日

ホシホウジャク 


ホウジャク亜科

   肌寒くなった朝、何もいなそうな庭でみつけた秋の蛾たち。
上:色づき始めたドウダンツツジに止まっていた。左側の葉っぱをよけて撮影しようとしたら、ポロリと地面に落ちる。低温で身体が動かないのか、それとも擬死か?それを拾って近くのウドの葉っぱにのせて撮影。(↓)数枚撮って一瞬目を離すともういなくなっていた。


 類似種にクロホウジャクがいるが、幼虫の食草アカネ科のヘクソカズラやアカネが庭に沢山生えているのでホシホウジャクだろう。ジェット機のような姿。
  
              ⇧撮影:2012-10-10  


撮影:2021-10-03

2012年10月6日土曜日

ホシヒメホウジャク*成虫と幼虫


ホウジャク亜科

庭で初めてみつけた個体。  ⇧撮影:2007-10-06


  あえて枯れ木の方を選んで止まっているのかな?スズメガの中では小さい。

⇧撮影:2012-10-02

幼虫は体色変異あり⇩


 2012-07-22  ⇧ 蛹化のためかひどくウロウロしていた。


2012-08-07~2012-08-09 ⇧ 2~3日で大きくなるもんだ。


2012-08-10 ⇧大きな糞がいっぱい散らばっていた。この種は尾角が長い。


黄緑色タイプの幼虫。むっちりとよく肥えています。


  同上  撮影:2020-09-26

2012年9月17日月曜日

クルマスズメ*幼虫と成虫


ホウジャク亜科

トビイロトラガがいたナツヅタで見つけた初見スズメガ幼虫。なんでこんなに大きくなるまで気づかなかったのだろう?ブドウ科の植物につく。褐色型もいるとのこと。

【訂正】当初「ブドウスズメ」と記載しましたが、「イモムシハンドブック❸」(文一総合出版)を見ていて、間違いに気づきました。胸部に褐色縁取り付きの黄色条がないので、「クルマスズメ」と思われます。


⇧ここまで撮影:2012-09-16


追加画像

⇧窓をあけて外を見たら、サザンカの枝に止まっていた。前年度の褐色化した花や実に紛れて意外と気づかれないかも。幼虫のいたナツヅタのからまる枯れ木は今はもうないが・・。  撮影:2019-07-27

⇩山中で見つけたクルマスズメバチのものと思われる翅。鳥に襲われたのだろうか?












2012年9月16日日曜日

エゾシモフリスズメ幼虫*その5


スズメガ亜科

   うちから車で5分。そこから徒歩で15分ほど入った場所にあるホオノキの幼木。20~30cmある大きな葉の様子をまず確認。前回は確か5枚の葉っぱがあったはず。左から2番目の葉がほぼ食べられている。期待を胸にしゃがんで葉裏をのぞき込む・・が幼虫の姿は見つけられなかった。地面に降りて蛹化したのか、それとも捕食されたか・・・。
時期的に蛹になったと思いたい。      撮影:2012-09-16

2012年9月10日月曜日

エゾシモフリスズメ幼虫*その4


スズメガ亜科

   前日に修理に出したカメラも戻ってきた。このところ日曜日は午後から用事があるので、午前中にエゾシモフリスズメに会いに行く。

 まず前回食べていた葉っぱを見るとほぼ食べ尽くされた左のような状態。・・・ということは、残されたこの限られたスペースに彼のイモムシはいるのだろうか?ひっくり返してみると、いました。


   外見的には前回とあまり変化がないという印象。あれだけ葉っぱを食べたのだから、ひと回り大きくなっているはず。身体測定しとけばよかったな・・・。

 今回体の長さを測ったら70mmくらいあった。何枚か撮影していたら葉の付け根がポキッと折れてしまったので、となりのもう少し大きい枝についている葉に移動。


 遅かれ早かれ葉っぱを求めて移動したに違いない。はたして来週も会えるだろうか?

 この辺は夜中は哺乳類がウロウロしている場所のような気がする。パクリと食べられませんように・・・。   撮影:2012-09-09 

2012年9月2日日曜日

エゾシモフリスズメ幼虫*その3 他


スズメガ亜科

   週末のエゾシモフリ詣でを欠かすわけにはいかないので、どこかにしまい忘れた古いカメラを昨日は探し回っていた。やっと見つけ出しやれやれと出かけてみたが、メモリー機能に難あり。メモリーカードを入れてあるにもかかわらず、20枚ばかり撮影すると「容量不足です」とエラーメッセージが出る。まあ20枚撮れれば十分ではあるが・・・。

 幼虫はかなりでっかくなっていてぎょっとした。なんかまだまだ大きくなりそう。背中の紋様もはっきりして、気門と斜線のような模様も出てきた。しかし果たして本当にこの幼虫がエゾシモフリスズメなのか心配になってきた。画像検索してもあまり見当たらないので。でも一枚だけ似たような画像をみつけた。不明幼虫の問い合わせのページで。回答は「モクレン科の植物を食べていたら、エゾシモフリスズメかもしれません・・・」とのこと。



右上の半分食べられた?葉の裏にいた。きれいに端っこから食べ尽くすタイプ?

ちなみに前回はたしか左下の小さめの葉裏にいた。


 今年初見のウスタビガの繭。地上1mくらいの低い場所にあった。

撮影 2012-08-18


今日見たら、何者かに食害されていた。かなり派手に・・・。

繭共々食べるなんて・・・誰?    撮影:2012-09-02        

2012年8月28日火曜日

エゾシモフリスズメ幼虫*その2 他


   先週見つけたエゾシモフリスズメの若齢幼虫の様子を見に行った。厳しい自然界に生きる小さな虫に再会できる確率は低いと思ったが・・・会えた!

 背中に紋様が現れ、尾角も立派になっていた。近くにホオノキがなさそうなので、この木に留まるしかないのかもしれない。また来週も会えたらいいな。あまりストレスを与えないように、数枚だけ撮って去る。  撮影 2012-08-26



 前回撮った写真を見ていたら、もう一種類スズメガらしき尾角を持つ幼虫を撮影していたことに気づく。食べていたのはマムシグサの仲間。この時点でかなり激しく食べられ、残りはわずか。   撮影:2012-08-18


 そして一週間後、茎と青い実だけ残されたマムシグサ。もちろん幼虫の姿はなかった。食草を求めて移動して行ったのだろうか?

2012年8月20日月曜日

エゾシモフリスズメ*若齢幼虫と成虫


 いつも散策する林道に生えているホオノキの幼木。大きな葉っぱをひっくり返してみたらいた。とても細くてお尻に突起(尾角)。スズメガ?

 ホオノキを食べる幼虫を検索したところ、3種の蛾が該当した。その中にエゾシモフリスズメがあり、調べてみたらその若齢幼虫らしい。スズメガの若齢を見るのは初めてかも・・・。(他にドロヤナギも食べるらしい)


 幼い脚。そのうち尾角をピン!と立てたので、警戒してきたのかな・・・と思いきや、小さなウンチをしました・・・。(↓)



 ここまで撮影:2012-08-18


 翌日探鳥会があり、誰かがみつけたスズメガを撮影させてもらった。みんなで図鑑で調べた結果、エゾシモフリスズメと判明。初見のスズメガだなぁと思っていたところ。

 まさかこの蛾の幼虫とはこの時はまだ知らず。でも成虫が出る頃、あんなに小さくて大丈夫なのかな?

(追記:成虫出現は6月~8月とのこと。早い時期に産卵されたものは上の幼虫くらいに育っているだろうと思われる)

2012年7月30日月曜日

クロスキバホウジャク


  ホウジャク亜科

 朝、裏庭のスイカズラの藪の下草あたりにいた。よく似ているスキバホウジャクとの相違点は、腹部側面にクリーム色の毛が生えていること。もうひとつ、後翅の根元が橙色だとスキバホウジャクだということだ。(逃げられてもいいから最後に確認すればよかった・・・と後悔)

 翅が透けてないのが気がかりだったが、羽化直後はこういう状態らしい。
食草はアカネ科やスイカズラ科。


見つけた時、腹部を前方にそらしてかなりまとまった排泄をした。

(真ん中の写真の下の方の葉っぱにたまっている白い液体)

2012年6月12日火曜日

ウチスズメ*成虫と幼虫


ウチスズメ亜科

 一昨日の夜、また小さな蛾でも捕まえようとプラスチックの容器と懐中電灯を持って外に出てみると、ヤナギの木の下の草むらに大きなスズメガが止まっていた。ケースに入るぎりぎりの大きさ。今夜の獲物はこれにするか。

 眠たかったので特に種の同定もしなかった。一晩寝かせて翌朝撮影のためケースから出すと、いきなり下翅の目玉模様を見せつけられた。奴さんみたいなアイメイク。ウチスズメだったとは・・・。昨年の秋には幼虫をよく見かけたが成虫にもお目にかかれてうれしい。


 お腹の先がとんがっていて、触角も細いので♀のよう・・・。よく幼虫がいたあたりに止まらせてみるが、重量級なのですぐ地面に落っこちてしまう。近くのタラの木の葉っぱの方が安定がいい。威嚇されたのは最初だけ。

 もう一度びっくり目玉を見たくてつついてみても2度と見せてくれなかった。食われる相手じゃなさそうだと思ったのだろう。  2012-06-11


左:2011-09-17     中:2011-09-28    右:2011-09-30 
 
目を覆いたくなるような、ものすごい寄生蜂の繭の数。


脱皮:2011-09-25  ヤナギだけではなく、ウメやリンゴの木にもいた。

2011年10月17日月曜日

ホシホウジャク


ホウジャク亜科

  日向ぼっこしていた。たぶんもう飛べなくなったのだろう。

↑撮影 2009-11-08


 夏の終わり頃、黄昏時になるとどこからともなく音もたてずにやって来る。とてもミステリアスなイメージ。思わずカメラを向けるが、薄暗いのでボケボケの写真になってしまう。

 でもこの時期になると光量が弱くなるのか、真昼間から出現してくれる。そこでホバリング撮影に挑戦!(それでもやっぱりボケボケ・・・)長いストローで飛びながら蜜を吸う。友人がハチドリと間違えたのも無理はない。  撮影 2011-10-16

2011年8月8日月曜日

蛇に擬態*ビロードスズメ幼虫


 いままでいろいろな蛾の幼虫に会ってきたが、これほどぞっとしたことはない。
きらりとした恐ろしい眼に睨まれ背筋が凍った。この眼状紋には白い点も施されていて芸が細かい。鱗状の模様もとてもリアル。緑色のタイプと褐色タイプがいるらしい。

 この姿を見て鳥たちが躊躇するかどうかはしらないが、蛇が苦手な人間を威嚇するには十分の効果がある。  撮影:2011-08-01  

2011年6月11日土曜日

涙目のスキバホウジャク


   ホウジャク亜科

 草の中に太っちょの蛾がうずくまっていた。ふかふかのぬいぐるみのような蛾。翅が片方半分ちぎれていて、どうやら飛べないらしい。鳥にでも襲われたのかな?このままの状態なら、遅かれ早かれ鳥のごちそうになってしまうだろう。目の下に白い部分があり、なんか泣いてるように見えた。

食草はスイカズラ、アカネ、オミナエシなど・・・。この辺は秋には一面オミナエシが咲く。

撮影・・・2011-06-05 

2011年5月28日土曜日

猫の捕ってきたベニスズメ


ホウジャク亜科

 風呂場の掃除をしていたら、上の網戸あたりにやや大型の蛾がいることに気がついた。近づいてみるとベニスズメ。多分うちの猫に捕まえられて連れ込まれたに違いない。
(うちの黒猫は、夜どこからか大型の蛾を生け捕りにして家に持ち帰るクセがある・・・)

 いつから風呂場にいたかは不明。チョークの色のような紅色が多少剥げているのは致し方ない。弱っているのか飛ぼうとしないので、葉っぱの上にとまらせておいた。じっとしている。この個体が♀なのか♂なのかわからないが、♀だったらフェロモンを飛ばしているのかもしれない。翌日はいなくなっていた。
  
撮影・・・2011-05-25