2012年9月29日土曜日

オオニジュウヤホシテントウ蛹とお化けナス


 2012-09-09  接木したナスの台木の方から芽が出て、放っておいたら2mくらいの大木に育ってしまった。茎には鋭い棘。枝先には蕾がいっぱい。


 ↑ オオニジュウヤホシテントウの蛹が葉裏にたくさんついていた。


 ↑小さな蛹殻を発見。若齢の幼虫かなんかの蛹殻?


↑ 2012-09-24  幼虫や成虫の食痕模様


2012-09-29  お化けナスの花が咲きました

《追記》
 この清楚な花を咲かせた植物は、日本では「ワルナスビ」と呼ばれる北米原産の帰化植物だった。「要注意外来生物」に指定されている。鋭い棘を持ち、地下茎でどんどん殖えるため始末に困るのが「ワル」の所以。

 農業害虫であるニジュウヤホシテントウたちの温床になるというのも悪草の理由。まあそれだけ逞しい草なのでナスの台木にされるのだろう。幸いプランターで育てていたので駆除するのは問題ないと思われる。

 全草ソラニンを含み有毒とのことだが、海外で「悪魔のトマト」と呼ばれる実も少し気になる。その種は地中で100年以上の寿命を持つという。
やっぱり「お化けナス」。

2012年9月28日金曜日

ヒメアオモンツノカメムシ?*タラノキにて


   久しぶりに裏庭のタラノキを眺めていたら、ツノカメムシの仲間がいっぱいいた。
ベニモンツノカメムシかアオモンツノカメムシか、あるいはヒメアオモンツノカメムシか・・・?みんなウコギ科の植物につくらしい。幼虫は人面模様。


   左上はツマグロオオヨイバイによじ登っている。ヨコバイは迷惑そうにじっとしていた。少し寒い朝だったので、みんな朝日を気持ち良さそうに浴びていた。

追加画像


  翌朝、触角を除いた体長を測ってみた。10mm未満。腹部裏側に黒点模様がないので、ベニモンツノカメムシではなさそう。右端は羽化直後かまだ色が出ていない。


 同定の決め手はお尻の先の様子らしいが、あまり鮮明には撮れなかった。生息地域がアオモンツノカメムシは西日本に多く、ヒメアオモン~はそれより北とのことを考慮すると、これはヒメアオモンツノカメムシの可能性が高い。タイトル変更。
(撮影 2011-09-30)


 ⇧ 撮影 2009-10-31


撮影:2009-10-30

2012年9月26日水曜日

ヒロバネヒナバッタ


ヒナバッタ亜科

小春日和。ささやくような声で鳴いていた。           ↑撮影 2022-12-04


   ↑撮影:2012-09-26


 黒い瞳。まっすぐに伸びた触角。黒みが強く、腹部後方に赤みがあるので♂かな?

♂の体長は23-28cmくらい。♀の方が少し大きい。  撮影:2020-09-12

2012年9月24日月曜日

コナラの虫こぶとアリグモの棲みか


追加画像  ⇧ナラハヒラタマルタマフシ?  撮影:2012-10-26


⇧ コナラの葉にきれいな虫こぶ。表にも裏にも。 撮影:2012-09-22

 これもナラハヒラタマルタマフシかと思いましたが、ナラハウラマルタマフシというそっくりな種がいるそうで、前者より早く成熟するらしい。(夏頃?)出現箇所がウラか、オモテかは関係ないのかな?


⇧ 撮影:2012-11-03


 ⇧コナラの葉にクモの巣のようなもの・・・。なにか潜んでいる。


⇧ 蟻そっくりなアリグモの♀でした。


左:どんぐり。今年は豊作?たくさん実っていた。
中:葉っぱのつけ根に蟻が沢山集まっていた。緑色のアブラムシが数匹いる。
右:ナラメリンゴフシの残骸。

撮影:2012-09-22

2012年9月23日日曜日

クビワシャチホコ*成虫と幼虫



 2012-08-25  家の外壁の上の方に蛾が止まっているのが見えたので、脚立を持ってきて撮影。調べてみたらクビワシャチホコ(シャチホコガ科)成虫。すぐ近くにカエデの木があるので、産卵にやってきたのだろうか?去年もその木で幼虫が発生している。近くに寄ってもじっとしていた。


 2012-09-11  ⇧そのカエデの木で若齢の幼虫をみつけた。頭でっかち。お尻がぽっこり。あんまりやせっぽっちなので、寄生された幼虫かと思った。30mm。


 2012-09-13  ⇧今年は一匹しか見当たらず。たぶん上と同個体と思われる。2日でこんなに大きくなるのか?40mm。


2012-09-17  ⇧4日後。やはり成長が早い。威嚇のポーズ。背面は白っぽくなった。もう終齢?翌日は見かけたが、その後行方不明。

追加画像


  灯火居残り    撮影:2015-06-04

2012年9月21日金曜日

チャマダラエダシャク


↑クサギに訪花。 2008-08-29


↑地面に近い下草の上に止まっていた。もう飛べそうにない。 2012-09-16


 珍しく木(マツ)にとまっていた。翅も程よくボロになって色もあせたかんじ・・・。天寿を全うしつつある蛾の姿?  撮影・・・2011-09-24  

2012年9月20日木曜日

ムモンホソアシナガバチ*空っぽの巣


左:2012-08-17  

中:2012-08-25
右:2012-09-07 

 毎日確認していたわけではないが、この2-3日前までは沢山の蜂で賑わっていた気がする。巣の中には蛹も幼虫も見当たらなかった。8月中から幼虫のいる気配はない。スズメバチの襲撃とかではなく、自然に巣を放棄する時期だったのかな?


2012-09-11  3-4日待ってみたがやっぱり誰も帰ってこない。この後巣の内部を虫眼鏡で覗いてみたら、ちょっとかわいそうなものを見つけてしまった。いちばん端っこの小さな穴に幼虫が一匹口をパクパクしていた。小鳥のヒナのように。その口に餌を運んでくれる者は誰もいない。


〈追加画像〉 2012-10-02 巣のあった近くで時々見かけるムモンホソアシナガバチ。元働き蜂なのか越冬する女王なのかわからないけど、巣にとらわれず、自由な時間を謳歌してるように見えた。

2012年9月18日火曜日

オオオナモミの花と虫たち


 オオオナモミ(キク科オナモミ属)

      北アメリカ原産の帰化植物。雌雄同株。上の方についているのが雄花。

      下が雌花とのことだが、これはすでに実になっている。


    左:花粉を食べている?アシグロツユムシ成虫(片方の後脚なし)
    中:不明毛虫。痛そうなトゲトゲの上にいた。花を食べるのかな?
    右:カスミカメの仲間。最初花の上にいた。花粉まみれ。


 オオオナモミの茎にいたアブラムシ。アブラムシのいるところにはたいていアリがうろうろ。真ん中あたりにいる虫?は何だろう?

2012年9月17日月曜日

クルマスズメ*幼虫と成虫


ホウジャク亜科

トビイロトラガがいたナツヅタで見つけた初見スズメガ幼虫。なんでこんなに大きくなるまで気づかなかったのだろう?ブドウ科の植物につく。褐色型もいるとのこと。

【訂正】当初「ブドウスズメ」と記載しましたが、「イモムシハンドブック❸」(文一総合出版)を見ていて、間違いに気づきました。胸部に褐色縁取り付きの黄色条がないので、「クルマスズメ」と思われます。


⇧ここまで撮影:2012-09-16


追加画像

⇧窓をあけて外を見たら、サザンカの枝に止まっていた。前年度の褐色化した花や実に紛れて意外と気づかれないかも。幼虫のいたナツヅタのからまる枯れ木は今はもうないが・・。  撮影:2019-07-27

⇩山中で見つけたクルマスズメバチのものと思われる翅。鳥に襲われたのだろうか?












2012年9月16日日曜日

エゾシモフリスズメ幼虫*その5


スズメガ亜科

   うちから車で5分。そこから徒歩で15分ほど入った場所にあるホオノキの幼木。20~30cmある大きな葉の様子をまず確認。前回は確か5枚の葉っぱがあったはず。左から2番目の葉がほぼ食べられている。期待を胸にしゃがんで葉裏をのぞき込む・・が幼虫の姿は見つけられなかった。地面に降りて蛹化したのか、それとも捕食されたか・・・。
時期的に蛹になったと思いたい。      撮影:2012-09-16

2012年9月15日土曜日

アオツヅヅラフジの実にいたチョッキリ→クチナガチョッキリ


チョッキリゾウムシ亜科

2012-09-09  夕方、庭をぶらぶらしていたら、アオツヅラフジのまだ青い実に小さな甲虫がいるのをみつけた。上翅に毛が生えているかんじ。


2012-09-10  ↑翌朝見てみると、同じと思われる個体がまだいた。


↑ゾウムシのような長い口吻だけど、触角がチョッキリの仲間みたい。

実に穴をあけて産卵するのかな?


 ↑2012-09-16  ほぼ1週間後に見に行くと、3匹ほど確認。


このペアのいた場所より下の果実はすべて上のような状態。産卵すると切り離して落下させるのかな?⇧

※ 遅ればせながら、このチョッキリの種名が判明したのでタイトル変更。 2020-09-27

2012年9月13日木曜日

オオニジュウヤホシテントウ*幼虫と蛹殻


⇧ 2012-09-09  トゲトゲの幼虫。ナスの葉を食べていた。

うちの庭ではナナホシテントウやナミテントウに比べると少数派。


⇧2012-07-24  これは7月下旬にトマトを収穫していてみつけた蛹の殻。 


上の蛹殻付きトマトの近くにいた成虫。トマトの上で脱皮したのはあなた?

   ・ 小楯板が黒色→オオニジュウヤホシテントウ。
   ・ 地色と同じ色→ニジュウヤホシテントウ、とのこと。なるほど。