2012年9月1日土曜日

チャイロスズメバチ


   林道沿いにある複数のコナラの幹が、ナタのようなもので傷つけられていると気づいたのは最近のこと。オオムラサキの行方を眺めていたらそこに止まったので。こういった蝶や大型の甲虫をおびき寄せるための行為だろうが、一番喜んでその場所を仕切っているのはスズメバチの仲間だろう。

 先日はこのチャイロスズメバチが5-6匹いた。あまり見ない蜂なので撮影しようとしたが、攻撃性が強くて近づけなかった。日を改めて訪れてみると単独の個体がいて、ハエたちを追い払って樹液を独り占めしていた。カメラを近づけても有難いことに無関心。でもやっぱり目が合っちゃうと怖い。


 チャイロスズメバチは社会寄生するスズメバチとして知られる。キイロスズメバチやモンスズメバチの女王を殺してその巣を乗っ取ってしまうとのこと。

撮影:2012-08-26

追記:チャイロスズメバチは、想像以上に危険なハチのようです。他のハチと比べると、とにかく攻撃性が強い、ということは感じた。幸い刺されることはなかったけど、カメラを近づけたりしてはいけないハチだった・・と反省。刺すだけでなく、毒を霧状に噴射することもあり、それが目に入ったりすると失明の恐れもあるとか・・。今後出会うことがあったら、速やかに遠ざかるつもりです・・。