2011年8月31日水曜日

樹液酒場にて*スミナガシ 他

 
釣り堀の近くで。魚の鱗を舐めていた。  撮影:2019-08-04


 久しぶりに夏らしい天気の日。木陰で涼もうと、林道脇のスペースに車を止めて外に出てみる。奥の方に樹液を出している木があって、スミナガシ、ジャノメチョウ、クロヒカゲ、それに蛾が数種集っていた。  ↑撮影:2011-08-28

2011年8月30日火曜日

カンタン*成虫と幼虫?


マツムシ科

 黒っぽい脚の美しい♂。透明感のある白い翅には繊細な模様がある。この時は鳴いていなかった。聞きたかったな、あの声・・。  撮影 2020-09-12


 この時期、葉っぱの上の見えやすいところにいて、あまり逃げない。ルルルル・・・とノスタルジックな声で昼間もよく鳴く。上段はたぶん幼虫だと思われるが定かでない。

 下段は成虫。どちらもブタクサの花穂の部分で何か食べている様子。食性は肉食性が強い雑食とのことだ。葉っぱの他アブラムシや花粉とかを食べるらしい。

撮影 2011-08-28

2011年8月29日月曜日

ジャコウアゲハの蛹


 昨年の8月末に見つけたジャコウアゲハの蛹。羽化した様子はない。これも休眠状態なのだろうか?黒い斑点が気になる。   ⇧撮影:2012-01-28


 いつも車で5分でたどり着くフィールドに、事情があって自転車で行く。途中から傾斜がきつくなり自転車を引いて行かねばならない。山沿いの集落をゆっくり汗をかきながら歩いていると、民家の入り口の積み石に、見たことのない蛹のようなものがついていた。ちょっとおどろおどろしいかんじ・・・。帰ってから調べてみるとなんとジャコウアゲハの蛹。

 このあたりに生息していたとは・・・。ということは食草のウマノスズクサがどこかに生えているのかな?他に木本のオオバウマノスズクサも食べるらしい。どちらも見たことないけど。いずれも毒性があり、それを食べたジャコウアゲハは体内にそれを蓄積し、捕食者は中毒をおこすという。それにあやかりジャコウアゲハに擬態する者がいる。
 アゲハモドキもその一種だそうだ。    撮影:2011-08-27    

2011年8月28日日曜日

ヒメカマキリモドキ


カマキリモドキ科 
     
松葉に止まっていた。    ⇧ 撮影 2012-07-22


 本種を見るのは2度目。葉っぱの上にいた。遠目にはホソアシナガバチの仲間に似ていた。クモの卵のうに寄生するとか・・・。きれいな翅に見とれていたら逃げられ、残念。
撮影:2011-08-27

2011年8月26日金曜日

葉っぱに作られた小さな巣*不明卵


左:2011-07-31   
カシワの葉っぱにて。なにかの巣。上のは小さな穴があけられている。
中:2011-08-21   
なにかの卵。上はハリエンジュの葉にびっしり。下はトマトの葉に7粒。

追記:2011-11-27   上の純白びっしり卵はモンクロシャチホコらしい。下の7粒卵はホソヘリカメムシの卵に似ているが・・・トマトの種にも似ている。

下:2011-08-21   
ハリエンジュの葉。(ツマグロオオヨコバイは、たまたまそこにいただけで関係ないと思う)

2011年8月24日水曜日

ナシイラガの幼虫と成虫


モロヘイヤの葉っぱの上にいた4-5mmくらいのイラガの幼虫。

種類は不明。雨の粒を重そうに背負っていた。

 このイラガはナシイラガの若齢幼虫と思われる。上にリンゴの木があったので落ちてきたのかもしれない。  追記  2011-09-25


 カシワの成木にいたナシイラガ。うちで発生したものと比べてたるみがある。終齢幼虫だろうか?   撮影:2012-10-02

エゾアオカメムシとハラビロヘリカメムシ 他


3種いずれも上段が幼虫で下段は成虫

左:撮影:2011-08-06    エゾアオカメムシ(カメムシ科)
中:撮影:2011-08-13    クサギカメムシ(カメムシ科)
右:撮影:2011-08-21    ハラビロヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)
             (ホシハラビロヘリカメムシかも・・・)

2011年8月23日火曜日

ホオズキカメムシ


 土に潜っていたのかな?・・。小春日和なので日光浴か?

♀は成虫越冬して、翌春産卵。幼虫は6月くらいから出現するらしい。

↑撮影:2011-10-15


光沢のない灰黒褐色。体表には剛毛。体長は10〜13mmくらい。

  ⇧撮影:2009-09-04


 ホオズキ、ナス、ヒルガオなどが食草とのことだが、うちでは庭のピーマンの葉裏に、松脂みたいな色のきれいな卵が産みつけられる。↑


いろいろなステージの幼虫たちがいた。    撮影:2011-08-21

ヨツボシカメムシ*幼虫と成虫


 カメムシの幼虫はみんなかわいいが、この背中にパイ皿を2枚乗せたような模様の白っぽい幼虫はとりわけ可愛らしい、と思う。何カメムシの幼虫なのかずっとわからなかったが、最近このヨツボシカメムシらしいと断定。


⇧脱皮の様子  撮影:2009-08-28

(左から右への変身の所要時間は12分くらいでした・・)

 マメ科の植物にいっしょにいるのをよく見かける。成虫は地味系だが、お腹を見るとまるで白磁のようなつややかな白。⇩

↓  撮影 左上:2011-07-31  その他:2011-08-21 


⇧上段:幼虫   下段:成虫


↑ 撮影 2009-08-28


どっこい、まだ生きていたぼろぼろの個体・・。  撮影:2009-10-03

2011年8月22日月曜日

オオヘリカメムシ*幼虫と成虫


ヘリカメムシ科

 これもオオヘリカメムシの幼虫かな?時期的に下より早い。色は赤みが強い。止まっているのは、松葉?   ⇧撮影:2012-06-30


⇧若齢の幼虫(3齢あたり?)  撮影:2012-07-28


撮影:2011-07-02~2011-08-13   
撮った日も、場所も、大きさの対比もみんなバラバラ。それにしてもたくましい脚である。触ったらどんなに強烈な悪臭を放つのだろうと思っていたが、実はリンゴのような匂いがすると聞いたことがある。触る勇気ないけど・・・。
(右端が成虫。他は幼虫)


追加画像:明るい色のオオヘリカメムシと思われる幼虫の写真。
同じ場所なので同一個体かな?成虫も見られるかと期待したが見られず。
撮影  左:2011-08-27  右:2011-07-31  

2011年8月21日日曜日

トリノフンダマシの仲間と卵のう


 トリノフンダマシ属

トリノフンダマシの卵のう⇧  撮影:2009-08-15


      夕方といっても5時20分前後であるが、シロオビトリノフンダマシが糸を張っていた。(昼間は葉の陰でじっとしている)粗い網で主に蛾類を捕らえるらしい。

  実際どんな網を作るのだろう?時間があったらずっと見ていたかった。♂や幼体は網を張らずに狩りをするとか・・・。まだまだ謎の多い蜘蛛のようだ。

↑ 撮影:2011-08-13 

これまでに会ったトリノフンダマシの仲間たち⇩


上左:2011-07-31 オオトリノフンダマシ  この夏、自宅近くでは初めてみつけた個体。

上右:2009-08-15 トリノフンダマシ?  
下の卵のうの写真はこの個体の近くにあった。

下左:2011-08-13 シロオビトリノフンダマシ  上のシロオビとは別個体。

下右:2008-08-16 オオトリノフンダマシ お盆に帰省するとたいていお目にかかる。


こちらはオオトリノフンダマシの卵のうかな?  ⇧撮影:2019-10-27  

トビイロハゴロモ


アオバハゴロモ科

帰省時に撮影。砂浜との境界あたりのクズ葉上だったかな?この時初見。


たぶん、子供の頃から近い場所にいたんだろうけど・・。


 鳶色にしては淡い色あい。むしろ亜麻色が近い・・と色名小事典をめくりながら勝手なことを思うのも楽しい。アマイロハゴロモって良くない?単独でいることが多い種らしい。


撮影:2011-08-13

アオバハゴロモ*成虫と幼虫


アオバハゴロモ科

成虫は淡い薄緑色にピンクの縁取り。


 複数個体で見られることが多い。 


幼虫は白い綿虫状。


⇧撮影:2009-08-15


成虫死骸。生きている時は白い目が、死ぬと赤黒く変色するみたい・・。

アワダチソウグンバイ

北米原産の外来種。体長は3-4mmほど。  ⇧撮影:2021-06-17

  キク科の葉っぱによく見られる。 白っぽい個体と黒っぽい個体がにらめっこしていた。近くにある食痕がハート型なのでお見合いしているのかも・・・。

 しばらくしてクロの後方から別のクロが接近。するとシロの方がまわれ右してそこから逃げ出した。2匹のクロはその後をぞろぞろついていく。動きがスローなので微笑ましかった。    撮影:2011-08-21

2011年8月19日金曜日

ブタクサハムシ*成虫・卵・幼虫


撮影・・・2011-08-07~2011-08-16

 初めてうちの庭にブタクサ(キク科)が生えてきた時、深く切れ込んだ涼しげな葉っぱの様子から、なにか美しい花を咲かせる草のような気がした。それで1mくらいになるまで様子をみたが、大した花は咲かなかった。この花の飛ばす花粉こそ、あの秋の花粉症の素とも知らず・・・。

 自分にはアレルギーはないが、やっぱり世の中のために引っこ抜くべきだろうなと、このところ抜いてはいる。しかしさすが筋金入りの雑草。(帰化植物)毎年同じ場所に生えてくる。

 そのブタクサに今年初めてブタクサハムシを発見!(いままでいたのに気づかなかっただけかもしれないが・・・)北アメリカ東部からメキシコが原産地。1996年頃に日本で初確認されて急速に分布を拡大しているとのこと。(Wikipediaより)

黄色い卵や幼虫らしきものもあちこちに見受けられ、今後このブタクサの運命はどうなるのか見届けたい。引っこ抜くのはその後でもいいかな・・・?


↓追加画像:撮影・・・2011-08-21   幼虫と繭

2011年8月17日水曜日

ウスイロオオエダシャク*幼虫と成虫


 よくミノウスバの幼虫がぶら下っているマサキ(ニシキギ科)に、木っ端のようなものがぶら下っていた。約5-6cmくらい。蛾の幼虫らしいが種類はわからない。しばらくしてもう一度見に行くと、マサキの葉にとりついて葉っぱを食べていた。
(下の写真上段左)

 その後ほぼ毎朝このマサキにて幼虫の所在を確認。枝に擬態しつつあちこちに移動していた。それが昨日あたりから姿を消す。最後にその姿を撮った時には10cmくらいに成長していた。(下の写真下段右)
いよいよ蛹化するためにどこかへ行ってしまったみたい。取り残されたかくれんぼの鬼の気分。  撮影 2011-07-23

《追記》食樹がマサキなので、ウスイロオオエダシャクの可能性が大きい。


↑撮影・・・2011-07-23~2011-08-11


↑撮影・・・2011-07-10  マサキの花。アリたちが蜜を吸っていた。
 

追加画像


成虫  撮影:2014-06-20


撮影:2013-07-16

2011年8月16日火曜日

もうすぐ成虫*コカマキリ


 東向きだが、伸び放題の草や木で薄暗い場所。ビロードスズメの幼虫に遭遇したあたりで蛹を探していたら、枯れ草そっくりのコカマキリをみつけた。

 まだ幼虫の小さな翅だけど身体は成虫の大きさだ。脱皮間近か。カマキリといえども、成虫になるまでは外敵を恐れてこんな所でひっそり暮らしているのだろうか?


撮影・・・2011-08-11