2011年4月2日土曜日

越冬組*ヒオドシチョウ


 昨日はポカポカだったが、今日は少し風が冷たかった。
それでも日差しがあったので、近くの山へ越冬蝶を見に行った。テングチョウ、キタテハ、シータテハ、スジボソヤマキチョウ、越冬組ではないけどルリシジミ。どのチョウも近づけば飛び立ち、なかなか撮らせてもらえない。

 しかしこのヒオドシチョウだけは友好的だった。敏感ですぐ逃げるが、結局もとの場所に戻ってくる。何度もそれを繰り返しているうちに(こいつは危なくない奴だ・・・)と認識するのか近づいても逃げなくなる。他のチョウよりかなり大きく毛深い。よく似たエルタテハは、後翅にも白紋がある。

 実はこの辺でヒオドシチョウを見たのは初めてである。蛹(写真下)はあるが、なぜか成虫にはお目にかかれない。調べてみると、このチョウは6月頃羽化してしばらく活動したら、なんと夏~秋~冬とほぼ寝て過ごすらしい。ぼろぼろでないヒオドシチョウに会いたい。

↑撮影:2011-04-02  


⇧撮影:2009-05-29

追加画像


超ボロボロ。ほぼ1年近く生きた証。  撮影:2020-05-17

2011年3月25日金曜日

みんな穴があいている


左:大きめのアブラムシ風。干からびていた。

中:寄生された蛾の幼虫か?

右:雑木林に落ちていた枝。蜘蛛の卵?

  共通点・・・みんな穴があいている。    撮影 2011-03-11

2011年3月20日日曜日

冬枯れの虫こぶたち


上段左より
不明。ナラメイガフシ?  2011-03-20
イノコズチクキマルズイフシ  2011-03-20
クズクキツトフシ(形成者はオジロアシナガゾウムシ)  2011-03-20

下段左より
クヌギエダイガフシ  2011-03-19
ヌルデミミフシ(五倍子)  2011-03-20
これはおまけ。木の病気だろうか?これが虫こぶだったら怖い。2011-03-20

2011年3月19日土曜日

コカマキリの卵鞘


撮影・・・2011-03-18
南向きの軒下に積んである瓦を一枚ひっくり返してみたら、コカマキリのものと思われる卵鞘がいっぱいついていた。このカマキリはやはり軒下のコンクリート部分とか、日陰の植木鉢とか、直射日光の当たらない硬いモノによく卵を産み付けてある。瓦はまた伏せて元の場所に戻しておいた。黒っぽい小さな幼虫を実はまだ見たことがない。いつ頃出て来るのかな?

震災からまる一週間経過。
このあたりは時々弱い揺れがあったものの、停電になることもなく申し訳ないくらい不自由のない生活である。あえて言えば納豆がなかなか買えなくなったことくらいか・・・。元々切り詰めた生活をしているので、これ以上の節約も難しい。いろいろ考えたが、今自分のやるべきことは、健康に気をつけて働き続けることだろう。そのことによって直接的でなくても間接的に何か出来るかもしれない。取るに足らない内容のこのブログも、世の中の役に立つことはないけれど、自分が元気に生きていくために細々と続けていこうと思う。



2011年3月10日木曜日

ヨモギハエボシフシ


形成者:ヨモギエボシタマバエ(タマバエ科)

 年に数世代繰り返す。上にある脱出後と思われる古い虫こぶは前世代のものか?
1虫室に1幼虫。陽に当たると紫色になるようだ。虫えい内で幼虫越冬。

⇧撮影・・・2010-10-23


↑撮影 2011-06-11


撮影:2012-06-04

2011年3月9日水曜日

ヨモギハシロケタマフシ


       
形成者:ヨモギシロケフシタマバエ(タマバエ科)

 年間世代数は2~3回。初夏から秋にまでに成虫羽化し、冬は虫えい内で幼虫状態で越冬。    撮影・・・2010-10-17 

2011年3月8日火曜日

チョウセンカマキリの卵鞘


右上:2009-11-22  ウメの木の幹。
右下:2011-01-23  同じウメの木の裏側。古そうな卵鞘。
左 :2011-03-05  新鮮な卵鞘。コデマリの枝。

 この卵鞘をみつけたことで、うちの庭にはチョウセンカマキリもいるらしいことがわかった。オオカマキリによく似ていて違いがいまひとつわからない。左右の前脚の間の胸の色が薄い黄色だとオオカマキリ、山吹色だとチョウセンカマキリとのこと。

 ただはっきりしていることは、チョウセンカマキリの卵はみな裏庭のあまり陽の当たらない場所に産みつけられている。そしてオオカマキリのそれは南向きの直射日光が当たるような場所。好みの環境が違うのか?それとも棲み分けをしてお互い平和に暮らしているのか・・・。
ちなみにコカマキリはオオカマキリと同じ場所に仲良く?棲んでいる。