K*M 虫部屋
気ままなフィールドノート
2022年8月21日日曜日
ダイミョウキマダラハナバチ 他
この種の幼虫は
他種(
ヒゲナガハナバチ等
)の巣に侵入して、そこの親
バチが自分の幼虫のために持ち帰った餌を横取りする、という生態。労働寄生と呼ばれる。
また、単為生殖で存続しているハナバチらしい。(♂が不在で、♀だけで産卵)
なにかと個性的な生き方をしている蜂である。 ↑
撮影 2009-05-23
左:ダイミョウキマダラハナバチ
ヒゲナガハナバチの仲間に労働寄生するとのこと。(労働寄生とは・・・自ら労働して営巣せず、他のハチの巣に侵入して寄生すること)
右:頭部が大きく立派な顎をもっている。ハキリバチの仲間だろうか?
キリンソウにて。
撮影:2010-06-27
2022年8月20日土曜日
ベニモンツノカメムシの仲間
ツノカメムシの仲間と思われるが、種を特定するのは難しい。前胸背下部が真っ黒。
クロスジベニモンツノカメムシに似ているような気もするが・・。
腹部突起が見られるので♂? 撮影 2009-08-23
2022年8月17日水曜日
コヒオドシ
タテハチョウ亜科
このチョウがいる場所へ行くのはたいてい5月頃だったので、いつもボロボロの姿。
前年の秋に山から下山して越冬。翌春、また山に戻って産卵を済ませた個体だろうか?
お疲れさま。夏には新成虫が現れる。いつかピカピカの個体に出会えますように・・。
撮影:2011-05-15
2022年8月16日火曜日
スズバチ
ドロバチ亜科
体長は20〜30mmで、比較的大きめのハチ。スズメバチ科だけどおとなしい種で、少し離れて静かに見ている分には、ヒトを刺すような事はないと思われます。
庭のイノコヅチ
の蜜を吸っているスズバチ。うちの庭ではびこる雑草のひとつだが、虫たちには人気の草。ほどほど残しておかねば・・。
⇧ 撮影 2011-08-26
外壁に残るこの造形物は、スズバチ作だったのかな?カチカチに乾燥してコンクリート化している。昔は目の前が水田だったので、泥の採集が容易だったと思われる。
田んぼが消えた後、新作は見られなくなった。
(近くに田んぼがなくても、土に水を加えてこねて作った自作の泥で造形するらしい・・)
親蜂は、この中に幼虫の餌としてチョウやガの幼虫を運び入れ、産卵後穴を塞ぐ。孵化した幼虫は用意されてあった餌を食べて蛹になり、新成虫が出現するのは翌春以降。
上の古巣は穴が空いているので、無事成虫となり脱出したのだろう。
こちらはまだ脱出した跡がないので越冬中かな? ⇧撮影 2012-01-28
遠目には危ないハチに見えるので、カマキリが身構えています・・?
撮影 2016-08-13
2022年8月15日月曜日
オオチャバネセセリ
大小の白斑が、ジグザク気味に並んでいる。目の周りの白いアイリングがくっきり。
幼虫の食草は、ササやススキの仲間とのこと。幼虫越冬。
撮影 2010-09-03
2022年8月14日日曜日
ノシメトンボ
♂♀共、翅の先端に黒色斑がある。
撮影:2009-07-02
羽化間もない♀か? 撮影 2009-07-04
タラノキに止まるペア。 撮影:2007-09-08
2022年8月13日土曜日
ヤドリスズメバチ
ヤドリスズメバチの女王が目覚めるのは、のんびりしていて6−7月頃。
最初の仕事として、ツヤクロスズメバチの巣を探し出し、そこの女王を殺してしまう。
そしてその巣に自分が産卵。あろうことか、卵の世話はツヤクロスズメバチの働き蜂にさせるとのこと。なかなかの振舞だが、何か理由があるのかもしれない。社会寄生と言うらしい。
働き蜂のいない不思議なスズメバチの一族。撮影地は、2,000mくらいの山地。
撮影 2009-08-17
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