2011年12月7日水曜日

モンクロシャチホコ*成虫・卵・幼虫


   初めて見る蛾。勝手口を出たところの木陰にひっそりといた。豪華な衣装をまとっている貴婦人みたい・・・なんて思った。  撮影:2011-08-16


  卵と孵化

 ハリエンジュに産み付けられた卵塊。これも初めてみる。上の成虫が産んだものだろうか?今年はアメリカシロヒトリが大発生しているので、その卵に違いないとしばらく思っていた。    撮影:2011-08-21~2011-08-29


 左2枚 2011-09-04   右2枚 2011-09-11   幼虫

 左はリンゴの木の下に茂っていたカボチャの葉の上でみつけた小さな幼虫。ハリエンジュより1mくらいの場所。あの白い卵から孵ったものとは気がつかなかった。今思えば、まさにリンゴの木をめざして移動中の図。

 右はリンゴの木にて育ってゆく幼虫たち。赤い若齢幼虫の中になぜか終齢くらいの大きさの者が1匹混じっていた。この頃やっとリンゴの木の異変に気づく。ただでさえ病気がちな木がこれでまた大きなダメージを受けると思うと放っておけず駆除に踏み切る。

・・・と言っても幼虫のたかっている枝を切って空き地にある大きなハナモモの木の下に置いただけ。幼虫たちはハナモモの木に素直に登って行った。


 今年の秋は暖かだった。相次ぐ蛾の幼虫の大発生で葉っぱが無くなり、9月も半ばを過ぎてから新しい葉を次々と芽吹く。「やれやれ・・・、今年はいろいろたいへんだったわい・・」というリンゴの木のつぶやきが聞こえたような気がした。  
撮影:2011-09-17