K*M 虫部屋
気ままなフィールドノート
2012年7月21日土曜日
キクビゴマケンモン 他3種
ゴマケンモンかと思ったが、首周りの茶色い毛が気になり、調べてみたらそういう種もいることを知る。食樹はカバノキ科のクマシデやサワシバとのこと。
苔むした木の幹にとまっているのを見てみたいが、この日はシダにとまりたい気分だったのでしょう。
左:
ヒメクビグロクチバ(ヤガ科):幼虫食草はヤブマメ。
中:ニワトコドクガ(ドクガ科):食樹は、バラ科、ブナ科、スイカズラ科等。
右:キンモンガ(アゲハモドキガ科):食樹はリョウブ
下:クルマユリ
撮影:2012-07-18
みどり色のシャクガたち
アオナミシャク(ナミシャク亜科)
アオシャクらしくないカタチだな・・・と思ったらナミシャクだった。食樹はアカトドマツ、とあるがこの辺にトドマツとか生えているのかな?抹茶シェイクのような色合い。
撮影:
2012-07-18
マルモンヒメアオシャク?(アオシャク亜科)
これはまちがいなくアオシャク亜科と思われるが、名前が特定できない。似たような種はいるが・・・。この日、2個体見た。 2012-07-18
シロモンアオヒメシャク(ヒメシャク亜科)
本当はもっと緑っぽかったが、設定ミスで茶色がかってしまった。食樹はバラ科のサクラ、ズミ、ナナカマド等とのこと。上の2種が標高1500mあたりにいたのに対し、これは700mくらいの場所でみつけた。 2012-06-30
まとめ。みどり色だからアオシャク、とは限らないとわかった。種の特定にはカタチが重要なのかも・・・。
2012年7月20日金曜日
コヨツメエダシャクとエダシャクの仲間たち
白い画用紙にペンで落書きしたようなくっきり模様。なかなか良い。でもこれは退色した状態みたい。羽化したてはもっと緑色っぽいとのこと。それも見てみたい。
これもエダシャクの仲間かな?
撮影:2012-07-18
追記:左と中央はウスバミスジエダシャク、右はウスキオエダシャク、と思われる。
2012年7月19日木曜日
ヒョウモンチョウの仲間の蛹 他
昨日は平日休み。うちにいても暑いだけなので、車で30分ばかりの場所に行く。標高は1500mくらい。まだハルゼミがのどかに鳴いていて、すこし季節が逆戻りしたような不思議な感覚。マイマイガの幼虫もまだ若い。しかしここもそれほど涼しくはなかった。いつもより、蛾の成虫の姿をよく見かけた気がする。彼らも暑いのか、藪の中より木陰の風が通る葉っぱの上で涼んでいるように見えた。
夕方、突然ポツポツと大粒の雨が降り出す。リュックから雨具をとりだしてはおり、駐車場に急ぐ。アスファルトの道路から湯気が立ちのぼり霧のよう。ここ数日の暑さはやはり尋常じゃなかったみたい・・・。やっと一息つける・・・と思いながらのろのろと山を下っていくと、いつの間にか日差しは戻り、道は乾いている。下界は猛暑がずっと継続していたみたい。
コナラの大木についていたヒョウモンチョウの仲間と思われる蛹。↑
薄暗い場所でキラキラと金属光を放っていた。
ウツボグサの蜜を吸うセセリチョウの仲間
庭のゴマダラカミキリ
カミキリムシ科 フトカミキリ亜科
昨日の朝、裏庭のノイバラにいた。立派な触角と愛くるしいちょっととぼけたお顔。時々ふらりとどこからかやって来る。食樹が幅広いのが特徴とのこと。ゆえに果樹や街路樹にも被害を及ぼすため、あまり歓迎されないカミキリムシのようだ。
希少種だったらもてはやされただろうに・・。
2012年7月16日月曜日
アシ原のモモコフキアブラムシ
池の近くに茂る大型のイネ科植物の葉にアブラムシがいっぱいついていた。調べてみると「モモコフキアブラムシ」というのに似ている。
この種は移住性のアブラムシで、一次寄主がモモやウメで夏場はアシ等のイネ科植物につくとのこと。するとこの植物はアシ?花が咲く頃確認したい。
遠目にみるとカビが生えたように見える。拡大して見ると、いろいろな色合いの虫がいる。
右の黒いのはアブラバチかなんかに寄生されたマミーかな?
アブラムシがいる所にはお決まりの天敵がいつもいる。
上段左より:
コクロヒメテントウ幼虫、クサカゲロウの仲間の幼虫、ナミテントウ成虫
下段左より:
ヒメカメノコテントウ幼虫、ヒラタアブの仲間の幼虫、右端もヒラタアブ?
撮影:2012-07-14
池のまわりでみつけた蜘蛛たち
複雑に捻じ曲げられたヨシの茎。誰がこんなことをしたのだろう?不思議。
撮影:2012-07-14
⇧サツマノミダマシ(コガネグモ科) 左は♂、真ん中は♀、右は?
左:アシナガグモの仲間
中:ウスリーハエトリ(ハエトリグモ科) 小さな虫を捕まえたところ。
右:不明。とてもすばしっこいクモ。ヨシの茎でじっとして獲物を待ち構えている様子。
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