2011年11月5日土曜日

晩秋のイカリモンガ


 平日休み。お天気もいいので少し遠出。しかし11月ともなると、さすがに野山は淋しい。わずかに咲き残っていた花にイカリモンガが沢山(5-6頭)集まっていた。 


   ノギクの仲間もほとんど咲き終わっているのに、なぜかコウゾリナの仲間があちこちによく咲いていた。


 一株だけ咲いていたノギクにいたイカリモンガを撮影直後・・・


どこからかキイロスズメバチがやってきて、あっという間に捕獲される・・。

撮影:2011-11-04 

2011年11月4日金曜日

アリグモの隠れ家


   寒い朝、タラノキの葉っぱの上で 朝日を浴びて暖をとっていたアリ。・・・と思っていたが、、あとでよく見たら脚が8本。アリグモの仲間かも。

 翌朝、確かめるべく同じ所に行ってみた。クモの姿はなく、糸で綴じられた葉っぱの中を少しこじあけてみると、きのうと同じと思われる個体が出てきた。これが住まいだったようだ。
確かにアリグモは葉上に袋状住居を作る、とある。

 カメラを近づけると、すーっとお尻から糸を出して下草に降りていった。やっぱりクモに間違いなし。ハエトリグモ科だが、ジャンプして逃げる様子もなく、どこまでもアリのような動きをしていた。撮影後、また葉っぱのうちに戻してやった。この棲みかも遅かれ早かれ枯れて落ちてしまうだろう。  ↑撮影 2011-11-01


アリグモ(ハエトリグモ科アリグモ属)♀


 上の写真を撮ってから一週間。何日かぶりにタラノキの下を通ったら、アリグモのいた葉っぱの住まいは落下して地面に落ちていた。拾い上げてまだアリがいるか覗いてみる。
 いそうにないので住居の内部を見てみようと開いてみると、星型の大きな卵のうが現れた。そしてその隅っこに例のアリグモが潜んでいた。へぇー、これがアリグモの卵のう?とびっくりしたが、調べてみると別の種の卵のうらしい。(クサグモのそれに似ている)
このクモはこの中で冬篭りしようとしていたのかな?あばいちゃってごめん。 
↑撮影:2011-11-08


これはクサグモの卵のう?

2011年11月1日火曜日

キセルガイの仲間


 キセルガイ科

みんなで枯れ葉を食べていた・・。栄養つけて、これから越冬?  

撮影 2011-10-15

陸生貝類で、腹足網 有肺目に属する巻貝とのこと。

2011年10月30日日曜日

10月の蛾*成虫と幼虫


↑ 左上より

          チャハマキ(ハマキガ科)♂   2011-10-01
          フサヤガ(ヤガ科)        2011-10-01
          シロオビノメイガ(ツトガ科)   2011-10-15
          イチジクキンウワバ(ヤガ科)  2011-10-15
          アワヨトウ(ヤガ科)        2011-10-16
          ミノウスバ(マダラガ科)♂    2011-10-22


2011年10月29日土曜日

ミスジチョウ幼虫*これから冬支度

           
 山の公園のイロハモミジの根元あたりでうろうろしていた。初見の幼虫で、調べてみたらミスジチョウの幼虫の4齢か5齢らしい。冬の間、カエデの枯れた葉にはりついて幼虫の姿で越冬。その葉はしっかり糸で落葉しないようにくくりつけてあるとのこと。
この幼虫もこれからその作業に取り掛かるところかな?    2011-10-23 
越冬中の様子はこちら


 今年の6月、朝の見回りの時にみつけたチョウ。この時期ホシミスジは蛹の状態で、すでに飛んでいるコミスジよりかなり大きい。表翅が見られず裏翅だけで調べてみたらミスジチョウのよう。どこからか飛んで来てひと休みしているお客さんだと思っていたが、もしかしてうちのイロハカエデで越冬して、その後羽化したのかもしれない。
今年の冬は枯れ残った葉に注目。  2011-06-03

2011年10月26日水曜日

不明カゲロウの幼虫*オオクサカゲロウ?


    カシワは春まで葉を落とさない


 大きめのカゲロウの仲間の幼虫がいた。カシワの葉裏で越冬するのかな?


↑ カシワの冬芽

追記:後日、もしかしたらオオクサカゲロウかな?と思い、タイトル変更。

撮影:2011-10-25

ヘラクヌギカメムシ

    
 カシワの木に、おなかのはちきれそうなヘラクヌギカメムシたちがいた。枝の下側に長く産み付けられた卵塊。ちょっと見、なにかの幼虫みたい。春にはこの木で幼虫たちの姿もよく見られた。(写真下)  撮影:2011-10-25 


後日、上記と同じ木にて。撮影・・・2011-11-20


   昨年の秋、産卵風景を撮影したカシワの枝。いつの間にやら沢山の幼虫が孵っていた。卵を包んでいたゼリー状の物質を食べてある程度大きくなるらしい。なかなか恵まれた幼少時代を過ごすカメムシだなぁと思う。黄色いのは脱皮したて。↑


↑上段:2011-05-12
 左下:2011-05-28
     右下:2011-06-11(成虫)


4齢幼虫かな? 撮影 2013-05-14

※ 当初のタイトルは「クヌギカメムシ」でしたが、クヌギカメムシはクヌギの木にしか見られないとのことで、ヘラクヌギカメムシに変更しました。