2011年11月4日金曜日

アリグモの隠れ家


   寒い朝、タラノキの葉っぱの上で 朝日を浴びて暖をとっていたアリ。・・・と思っていたが、、あとでよく見たら脚が8本。アリグモの仲間かも。

 翌朝、確かめるべく同じ所に行ってみた。クモの姿はなく、糸で綴じられた葉っぱの中を少しこじあけてみると、きのうと同じと思われる個体が出てきた。これが住まいだったようだ。
確かにアリグモは葉上に袋状住居を作る、とある。

 カメラを近づけると、すーっとお尻から糸を出して下草に降りていった。やっぱりクモに間違いなし。ハエトリグモ科だが、ジャンプして逃げる様子もなく、どこまでもアリのような動きをしていた。撮影後、また葉っぱのうちに戻してやった。この棲みかも遅かれ早かれ枯れて落ちてしまうだろう。  ↑撮影 2011-11-01


アリグモ(ハエトリグモ科アリグモ属)♀


 上の写真を撮ってから一週間。何日かぶりにタラノキの下を通ったら、アリグモのいた葉っぱの住まいは落下して地面に落ちていた。拾い上げてまだアリがいるか覗いてみる。
 いそうにないので住居の内部を見てみようと開いてみると、星型の大きな卵のうが現れた。そしてその隅っこに例のアリグモが潜んでいた。へぇー、これがアリグモの卵のう?とびっくりしたが、調べてみると別の種の卵のうらしい。(クサグモのそれに似ている)
このクモはこの中で冬篭りしようとしていたのかな?あばいちゃってごめん。 
↑撮影:2011-11-08


これはクサグモの卵のう?