撮影・・・2011-07-02
この日山の公園に行って写真を撮っていると、管理しているおじさんがやってきてハルニレの大木を見てつぶやいた。「みんな食われちまった・・・」そういわれて見上げてみると前回来た時は確かにあった葉っぱがない。きつねにつままれた気分。おじさんはその後、ハルニレのとなりにある藤棚の枝打ちを始めた。1時間ほどしてその場所に戻ってみると、おじさんの姿はなく藤棚はすっきりとしていて、落とされた枝があちこちに置いてあった。
そしてベンチの上を黙々とこちらに向かってくる巨大な緑色のイモムシがいた。怖いようだった。一時も立ち止まらず、歩き回っている。木の上に行きたいのかなぁと思って、葉っぱに乗せて藤の幹に移してやると、イモムシは疲れた様子も見せず同じペースで登って行った。緑のツートーンカラーが鮮やか。帰って調べてみたらウスタビガの終齢幼虫。ハルニレの葉を食い尽くした張本人かも・・・。
沢山の幼虫がいたのだろう。とうとう食べる葉っぱがなくなって、となりの藤棚に移ったところを枝打ちされて地面に落下・・・というのが推測。(追記:ハルニレの葉はハバチの幼虫に食べられた可能性もある)触るとキーキー音を出すらしいが、そんなことする勇気はなかった。
成虫は晩秋に羽化。上の写真の繭は冬に撮ったものなので空繭。
撮影:2011-01-03