2011年6月5日日曜日

ミミズク(虫)*成虫2体


ミミズク亜科  成虫

撮影・・・2011-06-04   
上:2-3日前から朝5時半頃になるとカッコウが鳴くようになった。いい季節である。
おのずとその頃外に出てぶらぶらしていることが多い。そんな時にミミズクの成虫に初対面した。先日脱皮写真を撮ったすぐ近くのタラの木にて。実物を見られてちょっと感動。かわいい怪物的なところがいい。目のつき方とかがセミの仲間だなと思った。三角定規を横に当てたら、びっくりしたのか木の裏側へ移動してしまった。体長は11-12mmくらい。

下:ひと通り撮影を終えて、やれやれ・・・とその場を去ろうとした時、10cmほど上にもう一体いるのに気がついた。古い葉痕の上で、すっかりその場に溶け込んで体色も変化させている。大きさも18mmくらいと大きい。成虫になってからも成長するのか?それともただの個体差か?

追記:♀の方大きく、ミミも大型で前方に突出しているとのこと。すると上の個体は♂で下のは♀のようだ)

ちなみにこの老熟?した方は三角定規を当てても動じなかった。翌日見ても同じ場所にいるので、もしかしてミイラ化している死体かも・・・と思ってちょっと触ってみたら脚が少し動いた。何を食べて生きているのだろう?(この仲間は木の樹液を吸汁しているので、移動しなくてもいいのか・・・)

(追記:2011-06-07 撮影以来ずっと動かなかった♀だが、今朝見たらいなくなっていた。)


羽化の様子はこちら

2011年6月3日金曜日

ミミズク若虫*脱皮直後


  昨年の6月に脱皮殻をみつけた同じヤナギの葉裏にて。この日は脱皮したての本体もいた。これから色が濃くなっていくのかな?

  最初重なっていたので、なにかの虫が交尾しているように見えた。撮っているうちにのそのそと動き出し、葉先の方へ移動。そのうち下の草むらに落ちて見失う。

   この状態は何齢なんだろう?まだ成虫の姿ではない。


撮影・・・2011-06-01 

2011年6月2日木曜日

ホシミスジ*蛹化と成虫


左:2011-05-28
ホシミスジの幼虫が末端部を糸?で固定して、垂直にぶら下がっていた。これが前蛹と呼ばれる状態だろうか?

右・下:2011-05-30
29日は台風の影響で終日雨模様。翌日行ってみるとすでに蛹の形になっていてびっくり。緑色の部分がかすかにまだ残っていて、まちがいなくあの幼虫が変化したんだなぁと思った。この時期、蛹の内側も成虫になるため大変なことになっているらしい。振動とかさせないようにそっと見守ろうと思う。


《追記と追加画像》
残念ながらこの蛹は、なんらかの原因で羽化することはなかった。もう一体見守っていた蛹があったが、それも同じ結果だった。無事成虫になれた蝶は尊い存在だなぁと思った。命あるものすべてに言えることだけど・・・。


撮影・・・2011-06-24

2011年6月1日水曜日

水滴背負ったスゲハムシ


ネクイハムシ亜科

 またスゲハムシの季節が来た。この日はそれほど沢山の個体は見られなかった。ただ雨上がりのせいか、水滴を背中に背負ったハムシがいたので撮影。体を垂直に立ててもこぼれ落ちない。表面張力ってものだろうか?交尾している♂も迷惑そう・・・。

 気になったのは、降水量が多い時期なのに池の水が少なく、おたまじゃくしもやっと泳いでいたこと。水を抜いているのかな?どうか干上がりませんように・・・。


近くで咲いていたワスレナグサ(ムラサキ科)

撮影:2011-05-28

2011年5月30日月曜日

トラカミキリ族の仲間たち


たぶん、金毛がとれてしまったキンケトラカミキリ?

⇧撮影:2014-06-08


 この日はトラカミキリによく出会った。ぱっと見同じ種類と思っていたが、こうして並べてみるとかなり違う。触角の長さ、色合い、トラ模様もしかり・・。

左:キンケトラカミキリ  主な寄主植物:ケヤキ、エノキ(ニレ科)
右:エグリトラカミキリ  翅端が鋭くえぐられる。

⇧撮影:2011-05-28


ついでにこれまでに撮った他のトラカミキリの仲間。⇧
左:フタオビミドリトラカミキリ(2009-08-15)
  海流により分布を拡散している種。
中:キスジトラカミキリ(2010-07-09)   赤いダニにたかられている。
右:トゲヒゲトラカミキリ(2008-05-06) 交尾体。
  ヒゲのトゲがちょっとわからないが・・。


 遠目には茶色い翅のアブに見えた。シックなこげ茶色。種名不明だけど、トラカミキリの仲間だろうな・・・。1500m地点の草原風の環境にいた。

追記:ウスイロトラカミキリでした。平地から普通に見られる種らしい。各種広葉樹につく。 ⇧追加画像   撮影:2011-08-06
 

 立ち枯れ広葉樹や、その伐採枝でよく見られるカミキリ虫。
♂は♀よりやや細身で、触角は長めとのこと。この個体は? 撮影 : 2014-08-03

2011年5月28日土曜日

ナガタマムシの仲間


ナガタマムシ亜科

似た種が多い。多分小さかったと思う・・。  撮影:2011-05-28 

猫の捕ってきたベニスズメ


ホウジャク亜科

 風呂場の掃除をしていたら、上の網戸あたりにやや大型の蛾がいることに気がついた。近づいてみるとベニスズメ。多分うちの猫に捕まえられて連れ込まれたに違いない。
(うちの黒猫は、夜どこからか大型の蛾を生け捕りにして家に持ち帰るクセがある・・・)

 いつから風呂場にいたかは不明。チョークの色のような紅色が多少剥げているのは致し方ない。弱っているのか飛ぼうとしないので、葉っぱの上にとまらせておいた。じっとしている。この個体が♀なのか♂なのかわからないが、♀だったらフェロモンを飛ばしているのかもしれない。翌日はいなくなっていた。
  
撮影・・・2011-05-25