2012年5月29日火曜日

棘脚のハチ誕生


  撮影:2011-09-27

 ツルバラの葉っぱの裏側に作られたクモの巣のようなもの・・・。中を開けてみると小さな繭が入っていた。なんか気になるので、使用していない雨戸の隙間に置いておく。

 そのまま冬を越した。春になっても変化なし。やっぱり気になるのでプラスティックケースに入れて様子をみる。(もちろん野外に置いたまま)


⇧撮影: 2012-05-26

 この日の朝、ケースの蓋を開けてみると、黒っぽいハチの仲間が!20mmくらい。繭には脱出した穴があいている。この白いケースはハチの作ったもの?クモに寄生するハチの仲間かな?(推測)

 羽化したばかりのハチはおとなしく、繭といっしょに庭のフサスグリの葉上に移動しても飛び去ることはなかった。いっしょに記念撮影。


クモバチ科 

 脚にトゲがある。トゲアシベッコウ(追記:最近はトゲアシオオクモバチと呼ばれるみたいです・・)の仲間かな?よくわからない。葉っぱにたまっていた雨水をごくごくと長い間飲んでいた。

2012年5月28日月曜日

ヒゲコメツキ♂と♀


オオヒゲコメツキ亜科


   エノキの木にてイモムシを撮ろうと枝を握ったら、手のひらがモゾモゾ・・・。開いてみてびっくり。ヒゲコメツキの♂を握っていた。枝に戻して撮影しようと思ったが、なかなか手から離れてくれない。やっと枝にとまらせると今度は動き回ること・・・。
 しばらく追っかけをしていたら、今度はぴたりととまって動かず・・・。疲れたのでしょうか?こちらも疲れました。それにしても立派なお髭。初見。     
↑撮影:2012-05-27



    ヒゲコメツキ♀  標高900mくらいの場所にいた


撮影 : 2012-06-17

2012年5月27日日曜日

ミドリヒョウモン*成虫と幼虫


斑点が大きく発達しているので♀かな?暗色型、というか緑色っぽい。

♂は斑点が少なめらしい。


⇧撮影 2014-07-26


⇧撮影:2012-08-11

   
 たぶん翅を立ててとまっている時、鳥にぱくりと食べられたのだろう。ビークマーク。こういう形の翅になっても、飛ぶことにはあまり支障はない様子。実際、蛾の仲間にはこんな形の翅のものがよくいる。  ⇧撮影:2011-09-17  


⇧ 脱皮直後と思われる。 撮影:2014-05-25


 山の中で、スミレの葉っぱを食べていた。


別の個体。葉っぱを離れて、蛹化するための場所を探し回っているところかな?・・。

撮影:2012-05-20

2012年5月26日土曜日

ヨコヅナサシガメ*成虫


神社のケヤキにヨコヅナサシガメの成虫を2匹だけみつけた。初見。

撮影:2012-05-21

2012年5月24日木曜日

アザミオオハムシ*幼虫と成虫


ヒゲナガハムシ亜科

 フキの葉っぱを食べているアザミオオハムシの幼虫

アザミと名前につくが、成虫・幼虫ともにフキの上でよく見かける。


 シマサシガメ幼体に捕まえられた!(右端)⇧

追加画像:成虫


2012-06-24  上の幼虫と同じ公園にいた成虫。やはりフキを食べていた。 


2010-09-18  これはやや標高の高い場所(1,600mくらい)にいたもの。文字通りアザミの仲間を食べていた。卵でお腹がぱんぱん。フキ食の者よりたくましげに見えるのだが・・・。

ハムシの仲間5月中旬*ヤツボシハムシ 他


 初見のハムシ。ヤツボシハムシ。個体変異が激しい種とのこと。ホストはエノキ。


 ↑バラルリツツハムシ、クロボシツツハムシ、アカガネサルハムシ、トビサルハムシ


↑コガタカメノコハムシ、カメノコハムシ?、セモンジンガサハムシ

 カメノコハムシの仲間は触角を出した状態を撮りたいといつも思うが、警戒すると触角を甲に納めてなかなか出してくれない。そっと近づくか、出すまで待つか・・・。

撮影:2012-05-19

2012年5月22日火曜日

プライアシリアゲ


 ハルゼミが鳴いてウスバアゲハ(ウスバシロチョウ)がふわふわと舞う頃。 


    左:♀       中:♂      右:上より白っぽい個体  
  

 前にクモの巣にかかった虫にとまって、ちゃっかりご馳走になっているシリアゲムシを見たことがある。それで死んだ虫を食べる虫かと思っていたが、狩りもするようだ。小さめのイモムシを捕まえていた。基本肉食だが、果実等も食すとのこと。

撮影:2012-05-20

2012年5月20日日曜日

ハルゼミの季節


ハルゼミがぼちぼち鳴きだしてきた。草陰に羽化間もないと思われる成虫がいた。

撮影:2012-05-20

シラホシハマダラミバエ


切り株上で見かけることが多い・・気がする。 ⇧撮影 2012-05-19
 

冬期、お堂にて越冬中の個体。成虫越冬。  ⇧撮影 2012-01-22


  ⇧撮影  2011-06-05 

山の中の伐採された木の断面でうろうろしていた。この時期、交尾体が多い。

サナエトンボの仲間?→ヒメクロサナエ


   ヤナギ林でみつけたトンボ。目の色が濁っていて黄色い胸の縞模様もプラスティックみたい。死んだまま止まっているかと思った。やや半透明の翅に白い縁紋がある。

 羽化したてでまだ腹部の色が出ていない状態なのかな?あんまりジロジロ見たせいか、閉じていた翅をゆっくり開いて弱々しく飛んでいった。水辺があるので、トンボもいろいろいそうな場所である。


撮影:2012-05-15

 追記:匿名さんより「ヒメクロサナエ」では・・・というコメントを頂き、確認したところその通りでした。サナエトンボはたくさんの種類がいるんですね。一件落着です。
ありがとうございました!   2012-08-10

2012年5月18日金曜日

カメノコテントウ産卵 他*ヤナギ林にて


   何種類かのヤナギの仲間が生えている場所がある。近くに水辺があり、春早い頃アカガエルが大合唱していた。いつもじめじめしている。暖かくなり、そこに草が生えてくると絶対蛇とかが出そうな所。

 それが怖くて今まで冬以外は入り込めなかったエリアだが、この日は長靴をはいていたので勇気を出してこのヤナギ林に分け入る。少なくとも3種類のヤナギが生えていた。ヤナギの仲間は思いのほか種類が多く、同定が難しいとのこと。


 ↑ヤナギハムシとセグロシャチホコの幼虫は定番。卵はナミテントウかナナホシテントウ?


 ↑カメノコテントウはオレンジ色の卵を産む

撮影:2012-05-15

2012年5月15日火曜日

オオヒラクチハバチ


 ヤナギの木にとまっていた。かなり大型。こん棒の先が赤いのが気になるが、シマコンボウハバチに似ている。腹部が大きいので♀? 

 追記:触角の様子他シマコンボウハバチとは様子が違うので調べ直したところ、オオヒラクチハバチのようです。食草はバッコヤナギやヤマネコヤナギなどヤナギ類の葉っぱとのこと。タイトル変更しました。   撮影: 2021-01-18


撮影:2012-05-13

2012年5月12日土曜日

ミミズク(虫)*木の皮に擬態


   今年もヤナギの木の周辺にミミズクの幼虫が出没してきた。ざらざらとした木の幹にとまっていると擬態効果が大。葉っぱの上で日向ぼっこしても、それなりにゴミのように見える。


撮影:2012-05-05

*成虫への羽化の様子はこちら

2012年5月11日金曜日

カラスアゲハ*幼虫→蛹→成虫


 2011-09-11
庭のサンショウに、ナミアゲハ、クロアゲハに混じってカラスアゲハの幼虫がいた。


 2012-04-15
サンショウの木のとなりにある50cmほどのエノキの幼木に蛹を発見。冬の間は気がつかなかった。上の幼虫と同個体かどうかは不明。↑


 2012-05-09
この日、クロアゲハの成虫が飛びまわっているのを見かけて、カラスアゲハの蛹の様子を見に行く。緑色だったものが黒ずんでいてびっくり。羽化間近かもしれないと思って、飼育ケースに入れて枕元に置いて寝る。↑

2012-05-10
翌朝は早朝探鳥会があったので、うっかりケースの中を見るのを忘れる。8時半頃帰って見ると羽化は終了していて枝にぶら下っていた。庭のサンショウの木にとまらせて撮影。↓




 手をかざすと、閉じていた翅をぱっと開いて上翅をぐっと持ち上げて下翅の青い部分を見せつけているような気がした。翅がまだ柔らかくて少しめくれている。↑


羽化後の蛹の抜け殻

2012年5月10日木曜日

カシワの芽吹きとクヌギカメムシ幼虫

カシワがやっと古い葉を落とし、新しい葉っぱを芽吹いていた。クヌギカメムシの幼虫たちも大きくなっていた。ゼリー状の食べ物は、葉っぱが芽吹くまでの代用食だったのかな。

2012年5月9日水曜日

ハッカハムシ*幼虫と成虫


ハムシ亜科

   庭のシソ科の植物にハッカハムシの幼虫がいた。成虫は金工細工を施したようなゴージャスな装いだが、幼虫の方はメタリックな幅広な首輪をしているように見える。



 これは去年の秋、同じ植物の葉の上で。上の幼虫たちはこのペアのこどもかも・・・。

撮影:2011-09-30