この日、帰らなくてはならない時間が迫り帰路についた。観察路は途中で二又に分かれていて、往路で歩かなかった方の道を歩いて帰ろうとしばらく行ったが、途中でなぜか、やっぱりもう一方の方がなにかに会えそうが気がして分岐点に戻る。そして出会ったのがこの小ヘビである。
長さは40cmくらい。道のど真ん中で通せんぼしていた。細身でじっとしていたせいか、ヘビが苦手な私でも不思議と恐怖心が沸かなかった。首のところに特徴的な白い紋がある。見たことのない種類であるが、(これがヒバカリかも・・・)と思った。
日本のヘビの中で一番可愛らしいヘビだという記述をどこかで見たことがある。それでもやっぱりあまり近寄れない。手が震えてピントが合わない。そのうちス、スーと動き出したら背筋がぞくっとした。やっぱりヘビは怖い。
帰ってから調べてみたら、やはりヒバカリだった。もっと太くて恐ろしげな画像もあった。
これは幼蛇?名前の由来は、噛まれると「命はその日ばかり・・・」と言われたことから。毒蛇だと思われていたらしい。実際は無毒で臆病な蛇とのこと。