2011年8月15日月曜日

シロモンクロエダシャク*♀と♂


 薄暗い林床にいた。シダの上に止まっていて、近づいても逃げなかった。幼虫はニシキギ科のマユミやツリバナ、ツルウメモドキ等を食べるとのこと。成虫の個体変異があり興味深い。  ⇧撮影:2011-08-06
  

⇧⇩ ♀と思われる。     撮影:2014-07-26


♀は地色が白くて、お腹ふっくら・・。  ⇧ 撮影:2015-07-11


こちらは、木の下の暗いところにいた♂と思われる個体。

翅の色が黒っぽく、お腹が♀より細い。  ⇧撮影:2008-07-05
 

遠くから一枚だけ撮ったら逃げられる。触角とお腹の様子からこちらも♂かな?

⇧ 撮影:2015-07-11


この日は沢山の個体を見かけた。初めて見る模様。

どうやら、暗色の翅に白紋があるのが♂らしい。  撮影:2016-07-25

不思議な瞳*ミスジミバエ


 前に一度だけ会ったことがあるハエ。ミステリアスな目が印象的だった。光があたる角度によって多彩な輝きを放つ。(この日は早朝だったせいかそれほど乱反射していなかった)

幼虫はカラスウリの落下した雄花をたべるというのも不思議バエらしくていい。

撮影  2011-08-09


撮影  2009-08-30   宝石のような目。

追加画像


 幼虫がカラスウリを食べて育つ・・とばかり思っていたら、実はキュウリ等の農作物も幼虫が食害するらしい。カボチャミバエという、カボチャを食害する種もいるとのこと。だって、実蠅だもんね。  撮影:2011-10-09

2011年8月11日木曜日

ジガバチの仲間*寝姿と狩り


アナバチ科 ジガバチ亜科

 朝の6時台、いつもの庭の見廻りの時、ヤブカンゾウにジガバチの仲間がしがみついているのを見た。鋭い牙?を茎に突き立て、後脚はだらりとさせている。

 多分死んでいる。病気かな?そっと触ってみると、茎から口を離した。なんだ生きてる・・・。ジガバチはしばらくぼ~っとしていて、そのうちどこかへ飛んで行ってしまった。安眠するために茎に噛み付いていたのかな? 

  ⇧撮影・・・2011-08-01

追加画像


 大きなエダシャクの幼虫(毒針で麻痺させてある)を巣穴に運び込む♀個体。無事搬入すると、母バチは獲物に卵をひとつ産みつけて入り口を塞ぐらしい。孵化したハチの幼虫は、母バチの用意してくれた鮮度のいい獲物を食べ、10日ほどで羽化して巣穴から出て来る。

 母バチが地面に穴を掘る時、ジガジガジガ・・・という音がするという。翅の擦れる音とのことだが、それが名前の由来らしい。


⇧撮影 2009-07-05


イノコヅチに訪花。  撮影 2009-08-28

2011年8月10日水曜日

2011年8月9日火曜日

庭のバッタの仲間


左上:2011-07-09  ?
右上:2011-07-24  ショウリョウバッタ 幼体?
左下:2011-07-26  エンマコオロギ 幼体
右下:2011-08-02  ?

バッタやコオロギ、キリギリスの仲間も、目にすれば大抵撮影するのだが、勉強不足で識別が難しい。それでも最低庭にいるバッタたちだけでも把握しなくちゃ、と思う。

2011年8月8日月曜日

蛇に擬態*ビロードスズメ幼虫


 いままでいろいろな蛾の幼虫に会ってきたが、これほどぞっとしたことはない。
きらりとした恐ろしい眼に睨まれ背筋が凍った。この眼状紋には白い点も施されていて芸が細かい。鱗状の模様もとてもリアル。緑色のタイプと褐色タイプがいるらしい。

 この姿を見て鳥たちが躊躇するかどうかはしらないが、蛇が苦手な人間を威嚇するには十分の効果がある。  撮影:2011-08-01  

2011年8月7日日曜日

ニイニイゼミの翅


 ハルゼミに代わって6月下旬から鳴き始めるニイニイゼミ。このごろはアブラゼミやミンミンゼミがにぎやか。早朝や夕方、曇った日は山の方からヒグラシの涼やかな声も聞こえる。
松尾芭蕉の「閑さや 岩にしみいる 蝉の声」の蝉はニイニイゼミとのこと。あとしばらく、お盆ころまでこの声が聞こえるかな?  撮影・・・2011-07-31


 玄関前の葉っぱの上に落ちていた翅の破片(前翅)。⇧鳥にでも襲われたのだろうか?


路上にて。こちらは後翅。アリが運ぼうとしている。


⇧クモの網にかかった個体。  撮影:2021-07-29