2012年12月21日金曜日

12月の小さな蜘蛛たち


   冬季は虫の姿が激減するので、おのずと蜘蛛たちの姿が目に付く。これは木の幹にいた小さなクモ。小さいけれど実はオニグモの仲間とかの幼体かもしれないし・・・。そのあたりがさっぱりわからない。ただ頭胸部の若草色と腹部の暖かそうなみかん色がとてもきれいだと思った。 2012-12-15  (追記:キンイロエビグモ白色型かも)


   ウバユリの鞘の中になにかいる。ちょっと光沢があるように見えて甲虫かな?と思った。鞘を開いて確かめてみると小さなクモ。腹部の黒点を見てムツボシオニグモかな?と思ったりしたが、やっぱりわからない。空の鞘はなんか居心地良さそう。 2012-12-12 

2012年12月18日火曜日

ウスバフユシャク♂と♀ 他


夜、台所の灯火にやって来た。捕獲して翌朝撮影。ウスバフユシャク♂。 

 ↑撮影:2012-12-16


 今朝、いつものフユシャクスポットにて。

左:クロテンフユシャク
中:これもウスバフユシャク?黒点がみえないが・・・。
右:かなり鱗粉がはげている。ウスモンフユシャクか?

ほかにチャバネフユエダシャク♂が2-3頭いた。    撮影:2012-12-18


ウスバフユシャク♀、かな?  撮影 2013-12-20

2012年12月13日木曜日

モノクロの雑木林にて*クスサンの繭と卵

 苔の生えた木の幹についていた繭。寄生された様子。
 あちこちに産み付けられた卵、卵、卵・・・

 枯枝がひっかかっていて、それにも卵
これは今年の春孵化した抜け殻だろうか?遠目に見ると上と同じに見えるのは私だけ?
撮影:2012-12-12

2012年12月12日水曜日

モノクロの雑木林にて*カメムシたちの死骸


   今朝も-6℃。日中も日差しはあってもさぶい一日。何もいなそうな雑木林を歩く。完全装備のつもりでいたが、足先が冷たい。平日休み。こんな日くらい家の中でぬくぬくしていればいいのに・・・。


   モノクロと茶色いだけの風景の中で、宝石のように光っていたツノアオカメムシの死骸。死んだ後メタリックな輝きは失われる。それでも美しいグリーンのあとはパープルに。⇧


   幹に張り付いた枯れ葉についているのは糞?それとも幼虫か何か?枯れ葉をどかすと沢山ついている。ああこれはクヌギカメムシの卵。これを産んだ後息絶えたと思われる死骸も近くにあった。⇧


 別の場所で。この色合いからみるとこれも死骸かな?触角まっすぐ伸ばして。⇧


 虫の気配はなかったが、鳥たちとの出会いはあった。古木を下から上へと木の皮を剥がしながら移動していくアカゲラ。同じように木の周りを動き回っていたゴジュウカラ。

 舌打ちのような地鳴きをしながら近くの藪にやってきたウグイス。高い木の上の方にいた3羽のウソ。♂の紅色がきれい。   撮影:2012-12-12

2012年12月10日月曜日

クロテンフユシャク♂


   今日は朝起きたら、うっすら積雪。寒い朝。また新たなフユシャクの姿があった。クロテンフユシャク(シャクガ科フユシャク亜科)かな?類似種のウスバフユシャクとの相違点は、外横線が前縁付近で「くの字」に曲がるところ。この個体はそのあたりが不明瞭だが、まっすぐの線ではなさそうなのでクロテンフユシャクとした。



これはウスモンフユシャク?裏側には小さな黒点があった。

撮影:2012-12-10

2012年12月9日日曜日

チャバネフユエダシャク 幼虫と成虫  他


2012-12-07 ⇧ 最初にみつけた♀と比べると黒紋がつぶれて別種のように見える。


チャバネフユエダシャク♂3頭    撮影:2012-11-30


 ⇧チャバネフユエダシャクの♂たち


⇧追加画像  チャバネフユエダシャク幼虫  撮影:2012-05-19


⇧2012-12-09  〈今朝みつけたフユシャク♀たち その他〉
左から:ナミスジフユナミシャク?それともイチモジ~の色あせたタイプ?
  イチモジフユナミシャク 風雪に耐えてきたような雰囲気。
  イチモジフユナミシャク これは前者と比べると、新鮮な個体。腹部が真っ白。
  シロオビフユシャク 


左から:こんな季節にテントウムシの幼虫。この姿で越冬?
    クヌギカメムシ交尾。もう産卵を終えたような♀と・・。
    コミミズク幼虫。これは冬の風物詩(?)

2012年12月8日土曜日

シロオビフユシャク♀?と♂


   今日は朝冷たい風が吹いていて、一見小さな灯篭には蛾の姿がなかった。でもよく見ると翅のない♀が1匹足をふんばってしがみついている。このところシロオビフユシャクの♂をよくみるのでもしやと思い、調べてみたら♀に似ている。尾端の毛が白い。しかしフユシャク亜科の♀は、交尾でもしていない限り同定は難しいとのこと。



 シロオビフユシャク以外のひらひらした翅をもつ♂たちはみんな吹き飛ばされたらしく、下の枯れ葉につかまっていた。翅はぼろぼろ。何の因果でこんな厳しい季節に生まれて来るんだろう?このあと小雪が舞うお天気となる。