2012年8月23日木曜日

ヒメゴマダラオトシブミ


オトシブミ亜科

庭のエノキの幼木に何匹もいた。背中に一対の大きなコブ。上翅に赤みあり。

↑撮影 2012-07-20


↑撮影 2012-07-29


↑ 食痕かな?


  ↑これは山の方でハルニレについていた。上翅はほぼ真っ黒。

バラ科のズミ、カマツカ、サクラ等につくらしい。 撮影 2012-06-07

2012年8月22日水曜日

蜂が落っことしたカメムシ 他


   林道を歩いていたら、スズメバチくらいの蜂が頭に体当たりしてきて、抱えていた獲物を落として飛び去った。拾ってみてちょっとびっくり。1週間ほど前に違う場所で似たようなカメムシを見たので。(写真下)背中の黒いラインは傷だろうか?とその時は思った。

 でもこうしてひょんなことから2頭目にお目にかかり、その黒線も紋様らしいと判明。なんていうカメムシだろう?水色と緑の絵の具が少し混ざったような色彩がいい。


↑ 撮影:2012-08-12


この日見かけたカメムシの幼虫たち。

クサギカメムシ、オオヘリカメムシ、ヨツボシカメムシ、ヒメツノカメムシの仲間?

撮影:2012-08-18

2012年8月20日月曜日

エゾシモフリスズメ*若齢幼虫と成虫


 いつも散策する林道に生えているホオノキの幼木。大きな葉っぱをひっくり返してみたらいた。とても細くてお尻に突起(尾角)。スズメガ?

 ホオノキを食べる幼虫を検索したところ、3種の蛾が該当した。その中にエゾシモフリスズメがあり、調べてみたらその若齢幼虫らしい。スズメガの若齢を見るのは初めてかも・・・。(他にドロヤナギも食べるらしい)


 幼い脚。そのうち尾角をピン!と立てたので、警戒してきたのかな・・・と思いきや、小さなウンチをしました・・・。(↓)



 ここまで撮影:2012-08-18


 翌日探鳥会があり、誰かがみつけたスズメガを撮影させてもらった。みんなで図鑑で調べた結果、エゾシモフリスズメと判明。初見のスズメガだなぁと思っていたところ。

 まさかこの蛾の幼虫とはこの時はまだ知らず。でも成虫が出る頃、あんなに小さくて大丈夫なのかな?

(追記:成虫出現は6月~8月とのこと。早い時期に産卵されたものは上の幼虫くらいに育っているだろうと思われる)

2012年8月18日土曜日

8月12日に会ったハバチの幼虫たち


 オオコシアカハバチ 幼虫

 名前がわかったのはこの種だけ。広食性。この日はシダ類、ウバユリ、イタドリ、ノイチゴの仲間を食べていた。(↓)



 ツリフネソウを食べていたのはこの2種類の幼虫(↓)




追加画像》去年の9月、ツリフネソウの葉っぱをひっくり返してみてびっくり。個体変異のある種なのかな?上の2種ももしかして同種かも・・・。 
撮影:2011-09-24(↑)


   黒地にオレンジ色の突起のあるハバチの幼虫が木を登っていた。頭部が黒いのと白いのを見かけたが別の種?
黒い頭のはミズヒキにいた。白い頭のは脱皮直後か?別の草の上にいた(↓)




   ウバユリを食べていた。ハバチの幼虫はみんなつぶらな瞳のかわいい顔をしているが、この種は帽子をかぶっているみたいでめっちゃキュート。⇩



⇧その他不明のハバチの幼虫たち  撮影:2012-08-18 

        左:チヂミザサを食べていた。
        中:ヨモギを食べていた。
        右:マメ科の植物?採餌。                 

2012年8月15日水曜日

キマダラモドキ 他


ジャノメチョウ亜科

この場所に来ると、よくこの蝶が現れて、撮ってくれとばかりに近くの木の幹にとまる・・ような気がする。食草はヒメノガリヤスやタカネノガリヤス。(イネ科)



他にコムラサキやサカハチチョウ、エルタテハなども見かけた。

撮影:2012-08-11

2012年8月14日火曜日

ノンネマイマイ*成虫と幼虫


1500mくらいの場所にあるキャンプ場内の建物にて。♀個体と思われる。

⇧2012-08-11 


  3年前に同じ場所で撮影した♂。   ⇧2009-07-31


若齢幼虫かな?  ⇧撮影:2012-05-19


《追加画像》 先月も上の成虫♀を撮影した場所に行っていたので、その時撮った写真を見直していたら、明らかにノンネマイマイの幼虫と思われるものがあったので追加します。左端は小さく暗い画像だったので、紋様を確認するために明るく加工し拡大しました。中と右端は終齢かな?近くの大きな石にまわりに毛のついた蛹がついていたけど、関係あるのかな?  撮影:2012-07-18

2012年8月13日月曜日

マイマイガ*羽化・交尾・産卵


 マイマイガの孵化の画像を探していて、去年の春に1度だけ行った場所のファイルを開いた。山の中の清流沿いのちょっとした行楽地。夏は涼しい場所かもしれない・・・という理由で再び行ってみることにした。すると不思議なことに、マイマイガの羽化後の様子をいろいろ見ることができた。

 マイマイガ♀の羽化。実は最初見た時はまだ翅を閉じた状態だった。あまり見られない姿だったので撮影しようと思ったが、後ろから二人連れの人が来ていたのでその方達が通り過ぎてからゆっくり撮ろうと思った。ほんの数十秒のことだったが、振り向いて見てみると上のような状態に。残念。そして教訓。いまさら人目など気にすることないでしょ・・・。


 幹から直接生えた葉っぱの内側に蛹があった。葉っぱは蛹を包むように糸で固定されている。カシワマイマイの蛹のようにぶら下げ型ではないみたい。前翅の下の部分はギザギザになっているのかと思ったら、裾に黒点が施されたデザイン。中央部の左右対称の鉤状の紋は♂♀共通か・・・。

 まだしばらくじっとしていそうなので、また帰りに様子をみることにしようと散策を続ける。この日は沢山の茶色っぽい地味な蛾がせわしなく飛び交っているのが気になった。正体を確かめようにもぜんぜん止まろうとしないし。何かを探している・・・?一刻を争うように。
これはもしかしてみんなマイマイガの♂ではないだろうか・・・と思ったのはだいぶ後になってから。


 あんな飛び方をしていては身がもたないだろうと気の毒に思っていたが、木の幹、地面の草の上、トチの大きな葉の上で休憩している茶色い蛾をやっと見つけられた。やっぱりマイマイガの♂。みなさんレーダーのような立派な触角をつけての♀探しのバトル。戦士たちの休息、という風情。お疲れ様です。


 そしていろいろな木の幹、看板の裏側、トイレの軒下等で、これまた沢山の♀たちが卵を産んでいた。産卵にはかなり時間がかかる様子。


↑めでたく交尾中のペアを一組だけ見かけた。


 羽化したばかりの例の♀の様子を見に行く。水平だった翅が屋根型になってきた。少しづつ上の方に移動している。不思議に思ったことは、沢山の♂たちがこの♀の近くを飛び交っているのに、だれもその存在に気づかないこと。羽化間もないのでまだフェロモンを発してないのかも・・・。今のうちにしばらくのんびりして下さい。  
撮影:2012-08-12


撮影 2014-07-22


追加画像   終齢幼虫   撮影:2011-07-17