K*M 虫部屋
気ままなフィールドノート
2012年7月25日水曜日
シンジュサン*羽化
昨年の秋、
シンジュサンの幼虫
がいたサンショウの木にぶら下っていた繭。(この頃はふたつあった)これがシンジュサンの繭かも・・・と8ヶ月くらい見守る。
⇧ 2011年11月30日→2012年1月28日→4月17日
⇧ 2012年 4月17日→5月5日→6月2日
⇧ 2012-07-22 この日の夕方、18時頃うちのまわりをぶらぶらしていて見つけた。とうとう羽化の日を迎えたか!ちょっと感無量。自然な状態にしておいて、羽化の瞬間に立ち会えるなんて。この時間帯にうちにいること自体滅多にないのに・・・。
⇧ 触覚の様子だと♂。なかなか翅を開かず。18時40分をまわり、もう自然光での撮影は限界なので、繭のついた枝を切断して室内へ。
⇧19時20分頃パッと音をたてて閉じていた翅を開いた。裏と表にさほど違いがない蛾みたい。前翅の先の蛇の頭模様は裏側でもくっきり。この夜は飼育ケースの中で過ごす。
翌朝、6時前に撮影のために飼育ケースを外に。翅をぶるぶる震わせている。飛びたくてしょうがないかんじ。ケースから出すとすぐにふわふわ飛んでいってしまう。
2-3m上のヤナギの枝に止まったので、脚立を持って来る。なんとか2枚ほど撮影すると飛び立ってしまった。高く高く。この日も暑くなりそうな空でした。
2012年7月23日月曜日
カブトムシの♀*スゲ池にて
カブトムシ亜科
この日は雨が降ったりやんだりのしっとりしたお天気。スゲがいっぱい生えている池に行ってみると、なにやら巨大なコガネムシ風のものがスゲの茎にぶら下っていた。
長靴だったので池の中に一歩踏み入れ、茎を手繰り寄せる。するとかっと前脚を広げて威嚇された。びっくりしたのかな?カブトムシの♀でした。
手に取ると、ああ懐かしい感触。力強いトゲトゲの脚で歩き回り、離れようとしない。しかたないのでしばらく一緒に散策。
コナラらしき木があったので止まらせる。舌?を出してどんどん上の方に登って行った。かなりすきっ腹のようだ。 撮影:2012-07-21
2012年7月22日日曜日
ヤマトニジュウシトリバ
裏庭のミョウガの葉っぱに小さな骨っぽい蛾。これはもしや・・・鳥の羽根みたいな翅の蛾?初見。羽根は6本×4で計24本あるので、ニジュウシトリバということか?
食草はスイカズラ。
今年はそのスイカズラを茂らせすぎて庭が藪と化して反省していたところだが、思わぬ効果もあった、ということにしておこう。こんな寒そうな姿で成虫越冬するという。
撮影:2012-07-19
コゲチャオニグモ*♂と♀
ヒメオニグモ属
葉っぱの上に寝転んでいたゴリラのような蜘蛛。毛深い。♂だろうか?
↑撮影:2012-07-22
この方も、寝転んでくつろいでいるおじさん風。7mm〜10mmくらい。
↑撮影:2020-07-19
⇧撮影 2014-08-23
⇧⇩こちらは♀と思われる個体。なかなかシックな模様。♂と違ってお行儀よくじっとしていた。この種は夜行性のため、夕方から活動開始。昼間はおやすみモードなのかも・・。
♀の
体長は、10〜13mmほど。
⇧
撮影:2021-10-03
ミヤマカラスシジミ
日本固有種。幼虫の食樹は、クロウメモドキやクロツバラなど。
近縁種にベニモンカラスシジミとカラスシジミがいる。
この日はあちこちに沢山の個体がみられた。いろいろな花の蜜を吸っていた。
↑撮影 2012-07-22
色褪せているのかな?それともこういう色? 撮影:2015-07-26
2012年7月21日土曜日
キクビゴマケンモン 他3種
ゴマケンモンかと思ったが、首周りの茶色い毛が気になり、調べてみたらそういう種もいることを知る。食樹はカバノキ科のクマシデやサワシバとのこと。
苔むした木の幹にとまっているのを見てみたいが、この日はシダにとまりたい気分だったのでしょう。
左:
ヒメクビグロクチバ(ヤガ科):幼虫食草はヤブマメ。
中:ニワトコドクガ(ドクガ科):食樹は、バラ科、ブナ科、スイカズラ科等。
右:キンモンガ(アゲハモドキガ科):食樹はリョウブ
下:クルマユリ
撮影:2012-07-18
みどり色のシャクガたち
アオナミシャク(ナミシャク亜科)
アオシャクらしくないカタチだな・・・と思ったらナミシャクだった。食樹はアカトドマツ、とあるがこの辺にトドマツとか生えているのかな?抹茶シェイクのような色合い。
撮影:
2012-07-18
マルモンヒメアオシャク?(アオシャク亜科)
これはまちがいなくアオシャク亜科と思われるが、名前が特定できない。似たような種はいるが・・・。この日、2個体見た。 2012-07-18
シロモンアオヒメシャク(ヒメシャク亜科)
本当はもっと緑っぽかったが、設定ミスで茶色がかってしまった。食樹はバラ科のサクラ、ズミ、ナナカマド等とのこと。上の2種が標高1500mあたりにいたのに対し、これは700mくらいの場所でみつけた。 2012-06-30
まとめ。みどり色だからアオシャク、とは限らないとわかった。種の特定にはカタチが重要なのかも・・・。
新しい投稿
前の投稿
ホーム
登録:
投稿 (Atom)