K*M 虫部屋
気ままなフィールドノート
2012年7月19日木曜日
ヒョウモンチョウの仲間の蛹 他
昨日は平日休み。うちにいても暑いだけなので、車で30分ばかりの場所に行く。標高は1500mくらい。まだハルゼミがのどかに鳴いていて、すこし季節が逆戻りしたような不思議な感覚。マイマイガの幼虫もまだ若い。しかしここもそれほど涼しくはなかった。いつもより、蛾の成虫の姿をよく見かけた気がする。彼らも暑いのか、藪の中より木陰の風が通る葉っぱの上で涼んでいるように見えた。
夕方、突然ポツポツと大粒の雨が降り出す。リュックから雨具をとりだしてはおり、駐車場に急ぐ。アスファルトの道路から湯気が立ちのぼり霧のよう。ここ数日の暑さはやはり尋常じゃなかったみたい・・・。やっと一息つける・・・と思いながらのろのろと山を下っていくと、いつの間にか日差しは戻り、道は乾いている。下界は猛暑がずっと継続していたみたい。
コナラの大木についていたヒョウモンチョウの仲間と思われる蛹。↑
薄暗い場所でキラキラと金属光を放っていた。
ウツボグサの蜜を吸うセセリチョウの仲間
庭のゴマダラカミキリ
カミキリムシ科 フトカミキリ亜科
昨日の朝、裏庭のノイバラにいた。立派な触角と愛くるしいちょっととぼけたお顔。時々ふらりとどこからかやって来る。食樹が幅広いのが特徴とのこと。ゆえに果樹や街路樹にも被害を及ぼすため、あまり歓迎されないカミキリムシのようだ。
希少種だったらもてはやされただろうに・・。
2012年7月16日月曜日
アシ原のモモコフキアブラムシ
池の近くに茂る大型のイネ科植物の葉にアブラムシがいっぱいついていた。調べてみると「モモコフキアブラムシ」というのに似ている。
この種は移住性のアブラムシで、一次寄主がモモやウメで夏場はアシ等のイネ科植物につくとのこと。するとこの植物はアシ?花が咲く頃確認したい。
遠目にみるとカビが生えたように見える。拡大して見ると、いろいろな色合いの虫がいる。
右の黒いのはアブラバチかなんかに寄生されたマミーかな?
アブラムシがいる所にはお決まりの天敵がいつもいる。
上段左より:
コクロヒメテントウ幼虫、クサカゲロウの仲間の幼虫、ナミテントウ成虫
下段左より:
ヒメカメノコテントウ幼虫、ヒラタアブの仲間の幼虫、右端もヒラタアブ?
撮影:2012-07-14
池のまわりでみつけた蜘蛛たち
複雑に捻じ曲げられたヨシの茎。誰がこんなことをしたのだろう?不思議。
撮影:2012-07-14
⇧サツマノミダマシ(コガネグモ科) 左は♂、真ん中は♀、右は?
左:アシナガグモの仲間
中:ウスリーハエトリ(ハエトリグモ科) 小さな虫を捕まえたところ。
右:不明。とてもすばしっこいクモ。ヨシの茎でじっとして獲物を待ち構えている様子。
2012年7月15日日曜日
マツノキハバチ*幼虫
アカマツの幼木にいた。マツノキハバチの幼虫と思われる。越冬幼虫は、早春に孵化してマツの葉を食べる。そして6月頃終齢となり、地表の落葉や落枝の間で繭になる。秋には新成虫が出現して産卵・・というサイクル。 撮影:2012-06-13
17日後に同じ場所に行ってみると幼虫たちの姿はなかった。が近くのコナラの葉の上に一匹横たわっていた。死んでいる様子。どうしたんだろう? 撮影:2012-06-30
2012年7月9日月曜日
ムモンホソアシナガバチ*家族誕生
うちの庭の
ムモンホソアシナガバチ
のその後・・・。
左より 6月20日→6月24日→6月30日 蓋がされて、いよいよ蛹化。
7月4日の様子 巣を拡張し、そこにも産卵。働き者のお母さんです。
7月9日 この日の朝、巣を見に行くと働き蜂というか、娘蜂が誕生していた!瞳が黒いので羽化したてだろうか?ほっとしただろうな、母親蜂。もうひとりぼっちじゃない。
《追加画像》
2012-07-11 この朝、新たに4匹の娘蜂誕生。カメラを近づけると、母蜂が初めて威嚇飛行かこちらに向かって飛んできた。大事な家族を守るための本能だろう。
じきに無害とわかってくれたが・・・。
2012年7月8日日曜日
カノコガ*幼虫と成虫
⇧撮影:2018-07-22
庭のドクダミに止まっていた♂。 ⇧撮影:2008-06-24
⇧
2012-06-14 カノコガの幼虫と思われる。地面を歩き回っていたのをフキの葉の上にのせて撮影。幼虫はタンポポの枯れた葉っぱ等を食べるらしい。
7月2日頃より成虫が出現した。右上が♀、下が♂。昼行性。⇧
落下して腐りかけたアンズの実の上にいた幼虫。
撮影:2018-07-07
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