2012年5月8日火曜日

メスグロヒョウモン*♀と幼虫


メスグロヒョウモン成虫 ♀ コンポストにて  2008-09-05


   庭の草むらでメスグロヒョウモン(タテハチョウ科)の幼虫を発見。毎年花にやって来るのを見かけるが、ここで繁殖していたとは・・・。背中に目立たない2本の線が走ってる。   撮影:2012-05-6


 食草はスミレの仲間。うちに生えているスミレは上の2種。いずれも野生種ではなさそう。


   翌朝様子を見に行くと、食事中。おやこれは長い葉っぱ。これもスミレだろうか?花が見当たらない。そのとなりの食い荒らされた葉っぱは上の左のスミレの葉。近くに立派な糞のようなものがいくつか落ちていた。新鮮。でもそこには幼虫の姿は見当たらず。

2012年5月5日土曜日

コマダラウスバカゲロウ幼虫とウスバカゲロウ


 コマダラウスバカゲロウの幼虫をよくネット上で見ることがあり、自分もいつかみつけたいものだ・・・と思っていた。最近その繭殻の写真を見ることがあった。あっ、これなら見たことがある!写真も撮ったことがある。早速その場所に行って探してみると、いるわいるわ・・・。

 何度も足を運ぶ場所なのに、なんでいままで気づかなかったんだろう。それだけ擬態が巧みだったということかな。というより最近までこの生き物の存在を知らなかったのだからしかたない。いつまでたっても知らないことだらけだ。美しい成虫にもいつか会いたい。  追記 その後出会えました。→こちら


 このコマダラのいる岩のすぐとなりには、ウスバカゲロウの幼虫、いわゆるアリジゴクのすり鉢状の巣がある。この日はいつもより土が湿っていて、きれいなすり鉢になっていなかった。が掘ってみると大きな幼虫が出てきた。↓

 動きがにぶい。たいていしばらく死んだふりをしても、すぐお尻から土に潜っていくのに動こうとしない。死んでいるのな?でも2-3時間後に見てみると姿がなかったので生きていたようだ。よかった。


↑  ここまで撮影:2012-04-28


↑ 左と中:2009-08-28 ウスバカゲロウ巣と幼虫  上の巣を同じ場所 
        
↑ 右:2008-08-17 ウスバカゲロウ成虫   巣の近くでみつけた

 ちなみに私の田舎ではアリジゴクのことを「はっこ」と呼んでいた。
♪はっこ はっこ 出て来い はっこ 出て来い・・・と歌いながらこのすり鉢の穴を人差し指で掘ったものである。今ではそんな遊びをする子供は絶滅しただろうな・・・。

2012年5月4日金曜日

ゴミ背負いアオシャク?タラの芽をかじる


   タラノキの幹をゴミくずが動いていた。蓑虫ではなさそう。尺取虫。前に山の方でこのタイプのイモムシを一度見たことがあるが、まさか裏庭のタラノキにもいたとは!


⇧ トゲを避けながら?上へ上へと登っていく。


   タラの芽を食べるためだったようだ。う~ん、こうなるとこの芽はこのイモムシの物。取り上げることは出来ない。昨年この場所でアオシャクを撮影したが、その幼虫だろうか?ゴミをまとったまま蛹化するらしいから確かめたい。


アリさんとにらめっこ。   撮影 : 2012-04-29

追記  この幼虫はクロモンアオシャクかな・・と思われます。

2012年5月2日水曜日

カゲロウの羽化*タラの老木にて


   少し動きがにぶいカゲロウの仲間が、タラの木のまわりをウロウロしていた。指を差し出すと手に乗ってくる。もう命の火が消えそうな個体なのかも・・・とその時は思った。これが「亜成体」のカゲロウだったとはこの時は知るヨシもない。

  この写真を撮った後またタラの老木にとまらせて、巣材集めにやって来たアシナガバチの方を見ていた。そして3分後、あのカゲロウはどこへいったかな・・・とタラの木の周りを探してみると下のような状態に!


   クモに捕まえられた!とまず思ったが、クモの姿が見あたらない。なにか苦しそうにのた打ち回っている。訳のわからないまま2分ばかり見ていると、抜け殻のようなものを残して本体は木の裏側に移動していった。

 脱皮?カゲロウが羽化後にまた脱皮するなんて知らなかった。そんなことする間もなく死に急ぐ虫だと思っていたから。


 無事「成虫」になったカゲロウ。ひと回り大きくなった。翅の模様も違う。
この仲間は、幼虫→亜成虫→成虫という特殊な変態をするとのこと。
(半変態と呼ばれる)

 それにしても、わずか5-6分ばかりで脱皮ができるのだろうか?このタラの木は老木とはいえ程よくざらついているので、踏ん張りがきいたのかな?  
 撮影:2012-04-29

(タイトル変更:脱皮→羽化。これ以上脱皮することはないでしょう・・)

2012年5月1日火曜日

ヤナギハムシ幼虫*誕生


ハムシ亜科

ヤナギハムシが産んだと思われるきれいな黄色い卵。

↑撮影 2012-04-24


 黒ずんできた。


   休みの日だったので卵の変化を記録。
卵からまず黄色い幼虫が生まれた!と思ったらじきに黒くなる。ほぼすべての卵が孵った頃(2時間くらいかかった)、偶然?ナミテントウが近くにやってきた。食べるには大きすぎる相手かも・・・。カメノコテントウの姿はまだみえない。 
      

   しばらくしてまた覗いてみると、白い抜け殻に数匹の幼虫。他の仲間はどこへ行ってしまったのか?と葉っぱをひっくり返してみると、表側の方に全員集合していた。

(ここまで撮影:2012-04-29)


翌朝見てみると、早速朝ごはんを食べていた。

*このあと成虫までの様子はこちら


 ヤナギルリハムシ〈左)も出現。
また別のヤナギハムシ〈右)もどこからか飛来していた。

2012年4月29日日曜日

亀さん、とっくにお目覚め


  厳冬期、ケースの水が凍って心配したが、なんとかまた生きて会うことが出来た。8度目の春を迎える。今日亀さんたちを小さな飼育ケースから広い夏用のケースに移動させた。ついでに記念撮影。(あんまり撮ってあげたことがないので・・・)

左:比較的ヒトを怖がらない。食いしん坊。大きい。
右:とても臆病。甲羅干ししている時もヒトが近寄るとすぐ逃げる。小さい。

  特に名前はない。こうして並べてみると甲羅の色合いや目のかんじが違うもんだ・・・。
この2匹、ずっと♂と♀だと思っていたが、実は両方♂だったことが判明。
遅ればせながら身体検査をしてわかった。


これはおチビの方のお腹

桜散る頃*アカスジアオリンガ?  他


   先週の上京の際に風邪をひいてしまった。見栄を張って薄着で出かけたのが原因だろう。もう大分良くなったが、今週は遠出は控えて近くの山へ行ってみる。まだ桜が残っていて、少しずつ散っていた。時間が巻き戻されたような不思議はかんじ・・。池のほとりに生えていたミズキの幼木。その葉っぱの上に何かがある。もしや・・。

 なんだかわからないものは、触る前にとりあえず一枚撮る。蛾に間違いなさそうなのでドキドキする。とてもきれい。シルク風の上等な襟巻きをしている・・・。そしてもう一枚。シャッターをきった直後に力強いはばたきで飛んでいってしまった。体色の緑色がミズキの葉の緑色にそっくり。ここにいれば大丈夫、と安心して日向ぼっこしていたのかな?

  追記:当初コブガ科のアオスジアオリンガ春型♂と思っていましたが、その後アカスジアオリンガの春型♂のような気がしてきてタイトル変更。今後も迷うと思う。


   こちらはクマノミズキの芽吹き。糸で綴じられた小さな葉っぱがいくつかある。もうヒトツメカギバの幼虫が出現?申し訳ないけど糸をほどいて中を覗かせてもらった。するとやっぱりあの黒猫顔の幼虫が隠れていた。ごめんね。また綴じといて。


サクラの花びらを食べる幼虫?