2012年5月4日金曜日

ゴミ背負いアオシャク?タラの芽をかじる


   タラノキの幹をゴミくずが動いていた。蓑虫ではなさそう。尺取虫。前に山の方でこのタイプのイモムシを一度見たことがあるが、まさか裏庭のタラノキにもいたとは!


⇧ トゲを避けながら?上へ上へと登っていく。


   タラの芽を食べるためだったようだ。う~ん、こうなるとこの芽はこのイモムシの物。取り上げることは出来ない。昨年この場所でアオシャクを撮影したが、その幼虫だろうか?ゴミをまとったまま蛹化するらしいから確かめたい。


アリさんとにらめっこ。   撮影 : 2012-04-29

追記  この幼虫はクロモンアオシャクかな・・と思われます。

2012年5月2日水曜日

カゲロウの羽化*タラの老木にて


   少し動きがにぶいカゲロウの仲間が、タラの木のまわりをウロウロしていた。指を差し出すと手に乗ってくる。もう命の火が消えそうな個体なのかも・・・とその時は思った。これが「亜成体」のカゲロウだったとはこの時は知るヨシもない。

  この写真を撮った後またタラの老木にとまらせて、巣材集めにやって来たアシナガバチの方を見ていた。そして3分後、あのカゲロウはどこへいったかな・・・とタラの木の周りを探してみると下のような状態に!


   クモに捕まえられた!とまず思ったが、クモの姿が見あたらない。なにか苦しそうにのた打ち回っている。訳のわからないまま2分ばかり見ていると、抜け殻のようなものを残して本体は木の裏側に移動していった。

 脱皮?カゲロウが羽化後にまた脱皮するなんて知らなかった。そんなことする間もなく死に急ぐ虫だと思っていたから。


 無事「成虫」になったカゲロウ。ひと回り大きくなった。翅の模様も違う。
この仲間は、幼虫→亜成虫→成虫という特殊な変態をするとのこと。
(半変態と呼ばれる)

 それにしても、わずか5-6分ばかりで脱皮ができるのだろうか?このタラの木は老木とはいえ程よくざらついているので、踏ん張りがきいたのかな?  
 撮影:2012-04-29

(タイトル変更:脱皮→羽化。これ以上脱皮することはないでしょう・・)

2012年5月1日火曜日

ヤナギハムシ幼虫*誕生


ハムシ亜科

ヤナギハムシが産んだと思われるきれいな黄色い卵。

↑撮影 2012-04-24


 黒ずんできた。


   休みの日だったので卵の変化を記録。
卵からまず黄色い幼虫が生まれた!と思ったらじきに黒くなる。ほぼすべての卵が孵った頃(2時間くらいかかった)、偶然?ナミテントウが近くにやってきた。食べるには大きすぎる相手かも・・・。カメノコテントウの姿はまだみえない。 
      

   しばらくしてまた覗いてみると、白い抜け殻に数匹の幼虫。他の仲間はどこへ行ってしまったのか?と葉っぱをひっくり返してみると、表側の方に全員集合していた。

(ここまで撮影:2012-04-29)


翌朝見てみると、早速朝ごはんを食べていた。

*このあと成虫までの様子はこちら


 ヤナギルリハムシ〈左)も出現。
また別のヤナギハムシ〈右)もどこからか飛来していた。

2012年4月29日日曜日

亀さん、とっくにお目覚め


  厳冬期、ケースの水が凍って心配したが、なんとかまた生きて会うことが出来た。8度目の春を迎える。今日亀さんたちを小さな飼育ケースから広い夏用のケースに移動させた。ついでに記念撮影。(あんまり撮ってあげたことがないので・・・)

左:比較的ヒトを怖がらない。食いしん坊。大きい。
右:とても臆病。甲羅干ししている時もヒトが近寄るとすぐ逃げる。小さい。

  特に名前はない。こうして並べてみると甲羅の色合いや目のかんじが違うもんだ・・・。
この2匹、ずっと♂と♀だと思っていたが、実は両方♂だったことが判明。
遅ればせながら身体検査をしてわかった。


これはおチビの方のお腹

桜散る頃*アカスジアオリンガ?  他


   先週の上京の際に風邪をひいてしまった。見栄を張って薄着で出かけたのが原因だろう。もう大分良くなったが、今週は遠出は控えて近くの山へ行ってみる。まだ桜が残っていて、少しずつ散っていた。時間が巻き戻されたような不思議はかんじ・・。池のほとりに生えていたミズキの幼木。その葉っぱの上に何かがある。もしや・・。

 なんだかわからないものは、触る前にとりあえず一枚撮る。蛾に間違いなさそうなのでドキドキする。とてもきれい。シルク風の上等な襟巻きをしている・・・。そしてもう一枚。シャッターをきった直後に力強いはばたきで飛んでいってしまった。体色の緑色がミズキの葉の緑色にそっくり。ここにいれば大丈夫、と安心して日向ぼっこしていたのかな?

  追記:当初コブガ科のアオスジアオリンガ春型♂と思っていましたが、その後アカスジアオリンガの春型♂のような気がしてきてタイトル変更。今後も迷うと思う。


   こちらはクマノミズキの芽吹き。糸で綴じられた小さな葉っぱがいくつかある。もうヒトツメカギバの幼虫が出現?申し訳ないけど糸をほどいて中を覗かせてもらった。するとやっぱりあの黒猫顔の幼虫が隠れていた。ごめんね。また綴じといて。


サクラの花びらを食べる幼虫?

2012年4月25日水曜日

ヤナギの木の様子*幼虫と卵など・・・


 いよいよタラの芽の季節。後方に見えるのがうちのネコヤナギ。


 右のシャクガの幼虫は初見。少し高い所の枝を手繰り寄せたら、葉っぱに大きな糞があった。(写真右上)何かいるのかなと枯枝に触ったらぐにゃり・・・。その枝が幼虫そのものだった。5-6cm。幼虫で越冬したんだろうな。


左:枝の先っちょの葉に産み付けられていた、ヤナギハムシの卵。

中:こんな早い時期にアワ虫?

右:一粒だけ産み付けられていた。葛饅頭みたいな卵。


仕事場の駐車場は桜の木の下。昨日は一日中花びらがはらはらと散っていた。

撮影:2012-04-24~2012-04-25

2012年4月24日火曜日

ツツジの蕾のべたべた


   都心の公園にて。続き。とても管理の行き届いたところで、木々はスクスクと育っているかんじ。人々に不快感を与えるものは見当たらない。これから咲きそうな蕾を持ったツツジの植え込みが続いていた。シロツツジかな?

 葉っぱの上にガガンボやクサカゲロウの仲間たちが・・・。よかった。虫はいるみたい。
ツツジの蕾には、いろいろな虫の死骸がくっついていた。(写真下)触ってみるとべたべた。昔あったはえとり紙は、これをヒントにしたのかな?


   ハエや、小さなハチの仲間が多い。花が咲いたらお世話になる虫たちだが、とりあえず開花までは大事な蕾を守るためのべたべたかな?
  
 追記:ルリチュウレンジバチ(の幼虫)はサツキやツツジを食害するのでお世話にはならない。


 べたべたトラップは、バッタの幼虫、ゾウムシの仲間、テントウムシの仲間にも容赦ない。


   ツツジの葉を食べていた小さなイモムシ。別の場所で同じイモムシが蕾のべたべたに貼りついていた。ツツジの静かな戦略が功を成した場面。

 気がついたら、閉園を告げる放送が聞こえてきた。もう帰らなくちゃ。
花も咲いてないところで、あのヒトは長い間何を撮っていたんだろ・・?と人々を不快な気持ちにさせたかもしれない・・・。  撮影:2012-04-22