2012年4月3日火曜日

アカボシテントウとそっくりさん


   今日は午後遅くから大変な春の嵐になったけれど、朝のうちはまだその気配はなかった。出勤前にちょっとだけ庭を眺めていたら、リンゴの木の幹をテントウムシが一匹歩いている。アカボシテントウ。7年前にこの家に引っ越してきた頃は梅の木にたくさんいた。

 幹にびっしりとトゲトゲの蛹がついていて、害虫だと思って棒でおとしていたっけ・・・。あの頃はなんにも知らなかった。梅につくタマカイガラムシを食べてくれる虫こそアカボシテントウ。それが原因というわけではないだろうが、最近すっかり姿を消してせいぜい1年に2-3匹見る程度。タマカイガラムシを食べ尽くしてしまったから少なくなったんだろうと勝手に思っている。


 ↑アカボシテントウ


↑そっくりさん?3種

左:ナミテントウ二紋型


             右:ヘリグロテントウノミハムシ?(触角が長い)

2012年3月31日土曜日

ヨツボシテントウダマシ*冬のすみか


テントウダマシ科  オオテントウダマシ亜科

追加画像  ↑撮影 2012-06-06


この年の春のこと。散策中、伐採された木の幹につまづく。↑

そして露出された切り株の下面と地面に、小さな甲虫をみつける。↓


 切り株側を見ると、隙間に何十匹ものヨツボシテントウダマシがかたまって越冬していた。なにやら同居人がいるみたい。ヤスデの仲間だろうか?


  撮影後、切り株をまた元通りに立てておいた。もう外に出て来る日も近そうだけど・・。


撮影 2012-03-27 

2012年3月29日木曜日

フタマタフユエダシャクとヤママユガ科の卵


アカマツにとまっていた。フユシャクの仲間では最後の方に出現する種らしい。


     左:ウスタビガの空繭に生みつけられた卵。たった一粒だけ・・・。

     中:ヤママユの空繭にもなにか卵のようなものが・・・。

     右:コナラの芽吹きを待つヤママユの卵3つ。

↑撮影:2012-03-25 

2012年3月28日水曜日

クリオオアブラムシ*卵と成虫


   木の皮が焦げている!と近づいてみると、細かい光沢のある米粒のようなものだった。
調べてみるとこれはあのクリオオアブラムシの越冬卵。暖かい季節は卵胎生で殖えるが、秋には♂が出現して交尾して卵を産む。


左:ところどころにある白いかたまりは卵を産んだ♀の亡骸。
   
右:穴のあいたものはアブラバチに寄生された♀の亡骸。   
↑撮影:2012-03-25


別の木にて。無事成虫になったクリオオアブラムシ。(アリもいっしょ)

撮影 2012-05-09

2012年3月25日日曜日

ヨツボシオオアリの巣


 剥がれそうな木(ハリエンジュだったか・・?)の皮を剥がしてみたら黒い虫がいっぱい。よく見るとアリ。卵を守っている。越冬中のせいか動きは鈍い。

 アリといえば土の中というイメージだったが、樹皮下に巣を作る者もいるんだね。図鑑を見ると、樹上営巣性のアリは少なくない。これはヨツボシオオアリと思われる。8月に結婚飛行。


撮影:2012-03-25

2012年3月19日月曜日

アカハネムシ*幼虫?と成虫 他


 うちの前の空き地に細めのエノキの朽木があった。かなりぼろぼろ。蹴飛ばせば折れそうな・・・。樹皮裏になにかいないかなと少し剥がしてみると、飴色の虫と目が合う。(写真下)全体を見ようとさらに皮を剥がすとポロリと地面に落下。お尻の先に小さなハサミのようなものがある。見ていると、時々猫の伸びのように背中を丸くそらすような格好をする。

 丁度「朽ち木にあつまる虫ハンドブック」(文一総合出版)という本を図書館から借りてきてあったので見てみると、どうもアカハネムシ科の幼虫らしい。お尻のハサミの形で種を同定できるとのこと。顔を覗いてみると立派な顎。これで朽木をむしゃむしゃ食べるのか・・・。撮影後また皮の隙間に戻しておいた。 
 撮影・・・2012-03-18



   庭のサボテンの上にいたアカハネムシ成虫。↑山ではよく見るが、庭で見るのは初めてだったかも・・・。ベニボタルという虫に擬態している赤い甲虫はいろいろいるが、アカハネムシもその一種。  


 エノキの朽木にいたもう一匹の大物、ゾウリムシ。いつも集団でいるというイメージだが、このゾウリムシは一匹だけで淋しく越冬していた。  
撮影・・2011-04-30

追加画像


  ↑こちらは、どういう状況なんでしょうか?         撮影 2012-05-19