2012年2月20日月曜日

凍える朝*越冬カメムシなど


 今日の朝も寒かったが、昨日の朝はー11℃でもっと寒かった。昼過ぎ、散歩がてらに近くの薬師堂に行ってみると、手水鉢の水がカチンカチンに凍っていた。入り口に前回はなかった新しい杭が打たれていて、「スカイツリー同高地点 六三四m・・・二月吉日」とあった。ふ~ん・・・。


⇧キハダカニグモ(カニグモ科キハダカニグモ属)

 このところ、剥がれそうな木の皮を見ると剥がしたくなる。そして何か潜んでいないか確認。端から見るととても怪しい行動。


 今回は越冬するカメムシの仲間も見つけた。剥がした皮は木の根元に伏せておく。(あとしばらくお休みくださいませ・・・おじゃましました・・)⇧

左上:ナカボシカメムシ。実物を見るのは初めて。思ったより小さなカメムシ。
右上:ヒラタカメムシの仲間
左下:若齢の幼虫(種類は不明)
右下:ヤニサシガメ幼虫(写真下も)これはアカマツの樹皮にいた。


 明らかな死骸も見られるが、生きていそうに見える者も死んだように硬直して動かず、生死は不明。通常、集団でかたまって越冬するとのこと。この数では集団とは言えず、寒さで凍死したのかな?マツを食害する昆虫の天敵として知られる。


⇧人家の石垣にいたキノカワガ

撮影:2012-02-19

2012年2月17日金曜日

ハルニレハフクロフシ


↑ハルニレのひこばえ


    形成者:オカボノクロアブラムシ 
   
6~7月に有翅虫が側面の裂口から脱出し、イネ科植物の根に移住する。

 撮影 2011-05-28

2012年2月16日木曜日

アカマツの樹皮に潜む蜘蛛たち


 コカニグモ(カニグモ科コカニグモ属)
  
↑仲良くいっしょにいた。♂と♀だろうか?


↑ エビグモの仲間?


子グモなのか?ダニなのか?ちょっときれいな色。   撮影 2012-02-12

2012年2月10日金曜日

トホシテントウの食べる草


 2011-08-06 
 標高1500mあたりの森の中。すぐそばを清流が流れている。岩魚釣りをしている人を時々見かける。そんな、なかなか陽の光が差し込まないような場所に蔓延っているつる草。ずっとアマチャヅルだと思い込んでいたが、どうも違うみたい。名前調べ中。

 追記:食べていたのはミヤマニガウリと思われます。


⇧トホシテントウを初めて見つけたのはこの場所。草食性のテントウムシ。


 この草を食草にしていると思われる幼虫たち。右と左は違う種かと思っていたが、白斑の様子から同じ種かも・・・。右が終齢の幼虫か?
追記:この幼虫はキミャクヨトウ(ヤガ科)かもしれない。ウリ科のアマチャヅルやカラスウリが食草とのこと。

真ん中の虫は不思議なかんじ・・・。平べったくて半透明。
追記:シリブトガガンボとかの幼虫かな??


⇧その他、この草の葉っぱの上で見かけた虫たち


今年は実がなる頃に行ってみようかな

2012年2月9日木曜日

ヨモギクキワタフシ


  形成者:ヨモギワタタマバエ

 直径2mmほどの虫えいが多数集まっている状態らしい。春から秋に見られる。
幼虫越冬。     撮影:2011-08-14


2012年2月5日日曜日

カレハガ科*越冬幼虫 他


   毎年晩秋、リンゴの木の下の方にカレハガの幼虫が出現する。一応木の皮に擬態している様子。平べったいし、ふさふさした毛で輪郭を消す努力をしている。

 いつも3匹ほど現れるが、春頃には1匹だけになってしまう。成虫には不思議と会ったことがない。


 いつも思うのだが、お尻のあたりがクマさんの顔にみえる。


左:カレハガの美しい卵。ヤナギの葉に産み付けられていた。 2011-09-06
 追記 この卵は、ホシカレハの卵でした。

右:リンゴの木の近くにあった卵の殻。左上はテントウムシの抜け殻かな?


今日みつけたキノカワガ3匹。主にサクラの木にて。

2012年2月4日土曜日

片翅開いたキノカワガ


 神社にて、大きな木を見てまわっていたらキノカワガを発見。この木の種類はわからず。


⇧ これはケヤキの大木.。皮が剥がれた場所のような色合いをしている。


 ⇧その他、ケヤキの幹で見つけたものいろいろ。


 これは別のケヤキにて。なんと片方の翅を開いたまま止まっていた。羽化不全?でもこれで翅の様子がよくわかった。大事な腹部をすっぽりカバーするようになっているんだ!ずいぶん太くて頑丈そうな胴体だと思っていたが・・・。

 保温と擬態のW効果。しかしこのままでは寒そうなので、そっと翅をつまんで戻してやった。樹皮にひっかかっていただけだった。びくとも動かず。というより寒くて動けないのかな?  撮影:2012-02-04