2011年9月26日月曜日

スズキナガハナアブの産卵?


  イラガの繭が沢山ついている庭のカエデの木の下の方をしゃがんで見ていたら、スズキナガハナアブがやってきて幹にとまった。木陰で暗いので何をしているのかよくわからなかったが、感度をあげてとりあえず何枚か撮る。

  あとで拡大してみたら産卵をしているような格好。よくコナラの幹での観察例をみるが、特に木は選ばないのかな?樹皮がめくれた隙間に産んでいるみたいだった。

撮影:2011-09-25

2011年9月25日日曜日

ネムノキにいる蛾の幼虫はみんな長い


オスグロトモエ 幼虫↑       撮影   2011-09-24


左:2011-09-08  カキバトモエ(ヤガ科シタバガ亜科)の幼虫か?

中:2011-09-08  左の幼虫と同じ木にいた。実際はもっと細くて小さい。長いけれど尺取虫のような動きをしていた。機敏。この日は左の幼虫の若齢体かと思っていたが、後で右の幼虫を見たら、そちらの方が似ているような気がする。

右:2011-09-24  ネムノキの葉っぱがよく食べられているので、誰が食べているのだろうと探してみたらぎょっとするくらい大きくて長いイモムシがいた。8cmくらい・・・。
蛾の正体はハグルマトモエかな?(訂正 オスグロトモエと思われます)ネムノキ食らしい。周辺では成虫はよく見られる。

ネムノキを食べる蛾の仲間(まだまだ他にいると思うけど・・)


左上:カキバトモエ  2007-08-12
左下:フタテンオエダシャク  2011-07-31
右上:ハグルマトモエ? → オスグロトモエ 2011-08-14
右下:ハグルマトモエ? → オスグロトモエ 2011-08-27

*ハグルマトモエによく似たオスグロトモエという種がいるので同定は自信ない。
ちなみにオスグロトモエはアカシアも食べるとのこと。


ネムノキの花   2008-07-11

ナカグロモクメシャチホコ幼虫*その後


 雨の日や朝早い仕事のある日以外は、ほぼ毎朝庭の見回りをしている。
前に撮影したナカグロモクメシャチホコの幼虫の側面に黒い粒を3つ発見したのは9月23日。5日後の28日には、小さな何かの幼虫のようなものが孵っていた。どうやら寄生されたらしい。

 そのまた6日後の10月4日には、幼虫のようなものの1匹は少し大きくなっていた。シャチホコガの幼虫の方も育っている。こういう寄生のやり方もあるんだな。共に大きくなっていくのか?最終的には寄生された方は死んでしまうのだろうか?

 若齢だった頃、ものすごい剣幕で2本のひも状の物を振りまわしていたのは、寄生しようと近づくものを追い払っていたんだな・・・と今さらながら気づいた。

2011年9月22日木曜日

美しくも危険なイラガの幼虫*その1


左:ナシイラガ  2011-09-15 
モロヘイヤにいた若齢の幼虫はこの種と思われる。他にリンゴ、イロハカエデ他いろいろな葉を食べていた。

右:アオイラガ  2011-09-08
この写真はザクロの葉を食べていた個体。他にカエデの木の幹にいるのも確認。

2011年9月21日水曜日

山で見かけた蛾の仲間*9月上旬


左上:シロシタバ(ヤガ科)  2011-09-10
 クリの大木の、やっと手を伸ばして撮れるところにいた。平べったくて大きい初見の蛾。あとから調べたらよく知られたカトカラ。撮影後にちょっと触ってみればよかった・・・。怒ってきれいな後翅を見せてくれたかもしれない。残念。食樹はウワミズザクラ。

右上:マダラカギバ(カギバガ科)  2011-09-10
 5月に幼虫をみつけた場所の近くにいた。くすんだ水色がきれい。食樹はミズキやヤマボウシ。

左下:チャマダラエダシャク(シャクガ科)  2011-09-10
 イタドリの花の蜜を吸っていた。大きくて白っぽくて昼間飛び回っているとさぞかし目立つのだろう。鳥に襲われることも多いと思われる。ちぎれた翅の破片をあちこちで見かけた。食樹はアブラチャンやクロモジなど。

右下:オビガ(オビガ科)  2011-09-08
 木の葉の上の方で日向ぼっこしていた。手を伸ばして撮ろうとしたら葉っぱに触れて揺れたので地面にひらひら落ちてしまった。ふかふかの毛布のような蛾。長毛幼虫も美しい。スイカズラ科を食す。

2011年9月20日火曜日

シンジュサン*幼虫


ヤママユガ科

 幼虫   左:2011-09-05    右:2011-09-13

 初めてシンジュサンの幼虫を見る。この蛾はヨナクニサンみたいに、どこか南方の蛾のようなイメージがあって、いきなり自宅の庭で発見した時はびっくりした。

 いろいろな植物につくらしいが、うちではアゲハの幼虫といっしょにサンショウの葉だけを黙々と食べていた。近くの山でも一頭確認。それは文字どうりシンジュの葉についていた。

 庭にいた合計4頭の幼虫は次々と姿を消す。鳥に捕食されたか、無事蛹化したか・・・?最初白かった体色が淡い美しい緑色に変化していく様は神秘的だった。この庭で成虫の姿を見られますように。

追記:この幼虫はその後蛹化し、翌年7月に成虫になりました。羽化の様子はこちら

2011年9月19日月曜日

アゲハの幼虫たち


 サンショウの木にて  撮影 2011-09-17


 みんなアゲハ(ナミアゲハ)の幼虫だろうと思って撮っていたが、正面から見てみると模様がやや違う。正面写真右の緑色の方はクロアゲハ、真ん中の黄緑色はナミアゲハの幼虫のようだ。

 鳥の糞に擬態したり、ぎょっとする目玉模様で鳥たちに捕食されまいと頑張っている。しかし最大の天敵は寄生バチかもしれない。

     

↑クロアゲハ  撮影:2010-05-07

 ↑ナミアゲハ  撮影:2009-05-22