2011年8月21日日曜日

アワダチソウグンバイ

北米原産の外来種。体長は3-4mmほど。  ⇧撮影:2021-06-17

  キク科の葉っぱによく見られる。 白っぽい個体と黒っぽい個体がにらめっこしていた。近くにある食痕がハート型なのでお見合いしているのかも・・・。

 しばらくしてクロの後方から別のクロが接近。するとシロの方がまわれ右してそこから逃げ出した。2匹のクロはその後をぞろぞろついていく。動きがスローなので微笑ましかった。    撮影:2011-08-21

2011年8月19日金曜日

ブタクサハムシ*成虫・卵・幼虫


撮影・・・2011-08-07~2011-08-16

 初めてうちの庭にブタクサ(キク科)が生えてきた時、深く切れ込んだ涼しげな葉っぱの様子から、なにか美しい花を咲かせる草のような気がした。それで1mくらいになるまで様子をみたが、大した花は咲かなかった。この花の飛ばす花粉こそ、あの秋の花粉症の素とも知らず・・・。

 自分にはアレルギーはないが、やっぱり世の中のために引っこ抜くべきだろうなと、このところ抜いてはいる。しかしさすが筋金入りの雑草。(帰化植物)毎年同じ場所に生えてくる。

 そのブタクサに今年初めてブタクサハムシを発見!(いままでいたのに気づかなかっただけかもしれないが・・・)北アメリカ東部からメキシコが原産地。1996年頃に日本で初確認されて急速に分布を拡大しているとのこと。(Wikipediaより)

黄色い卵や幼虫らしきものもあちこちに見受けられ、今後このブタクサの運命はどうなるのか見届けたい。引っこ抜くのはその後でもいいかな・・・?


↓追加画像:撮影・・・2011-08-21   幼虫と繭

2011年8月17日水曜日

ウスイロオオエダシャク*幼虫と成虫


 よくミノウスバの幼虫がぶら下っているマサキ(ニシキギ科)に、木っ端のようなものがぶら下っていた。約5-6cmくらい。蛾の幼虫らしいが種類はわからない。しばらくしてもう一度見に行くと、マサキの葉にとりついて葉っぱを食べていた。
(下の写真上段左)

 その後ほぼ毎朝このマサキにて幼虫の所在を確認。枝に擬態しつつあちこちに移動していた。それが昨日あたりから姿を消す。最後にその姿を撮った時には10cmくらいに成長していた。(下の写真下段右)
いよいよ蛹化するためにどこかへ行ってしまったみたい。取り残されたかくれんぼの鬼の気分。  撮影 2011-07-23

《追記》食樹がマサキなので、ウスイロオオエダシャクの可能性が大きい。


↑撮影・・・2011-07-23~2011-08-11


↑撮影・・・2011-07-10  マサキの花。アリたちが蜜を吸っていた。
 

追加画像


成虫  撮影:2014-06-20


撮影:2013-07-16

2011年8月16日火曜日

もうすぐ成虫*コカマキリ


 東向きだが、伸び放題の草や木で薄暗い場所。ビロードスズメの幼虫に遭遇したあたりで蛹を探していたら、枯れ草そっくりのコカマキリをみつけた。

 まだ幼虫の小さな翅だけど身体は成虫の大きさだ。脱皮間近か。カマキリといえども、成虫になるまでは外敵を恐れてこんな所でひっそり暮らしているのだろうか?


撮影・・・2011-08-11

2011年8月15日月曜日

シロモンクロエダシャク*♀と♂


 薄暗い林床にいた。シダの上に止まっていて、近づいても逃げなかった。幼虫はニシキギ科のマユミやツリバナ、ツルウメモドキ等を食べるとのこと。成虫の個体変異があり興味深い。  ⇧撮影:2011-08-06
  

⇧⇩ ♀と思われる。     撮影:2014-07-26


♀は地色が白くて、お腹ふっくら・・。  ⇧ 撮影:2015-07-11


こちらは、木の下の暗いところにいた♂と思われる個体。

翅の色が黒っぽく、お腹が♀より細い。  ⇧撮影:2008-07-05
 

遠くから一枚だけ撮ったら逃げられる。触角とお腹の様子からこちらも♂かな?

⇧ 撮影:2015-07-11


この日は沢山の個体を見かけた。初めて見る模様。

どうやら、暗色の翅に白紋があるのが♂らしい。  撮影:2016-07-25

不思議な瞳*ミスジミバエ


 前に一度だけ会ったことがあるハエ。ミステリアスな目が印象的だった。光があたる角度によって多彩な輝きを放つ。(この日は早朝だったせいかそれほど乱反射していなかった)

幼虫はカラスウリの落下した雄花をたべるというのも不思議バエらしくていい。

撮影  2011-08-09


撮影  2009-08-30   宝石のような目。

追加画像


 幼虫がカラスウリを食べて育つ・・とばかり思っていたら、実はキュウリ等の農作物も幼虫が食害するらしい。カボチャミバエという、カボチャを食害する種もいるとのこと。だって、実蠅だもんね。  撮影:2011-10-09

2011年8月11日木曜日

ジガバチの仲間*寝姿と狩り


アナバチ科 ジガバチ亜科

 朝の6時台、いつもの庭の見廻りの時、ヤブカンゾウにジガバチの仲間がしがみついているのを見た。鋭い牙?を茎に突き立て、後脚はだらりとさせている。

 多分死んでいる。病気かな?そっと触ってみると、茎から口を離した。なんだ生きてる・・・。ジガバチはしばらくぼ~っとしていて、そのうちどこかへ飛んで行ってしまった。安眠するために茎に噛み付いていたのかな? 

  ⇧撮影・・・2011-08-01

追加画像


 大きなエダシャクの幼虫(毒針で麻痺させてある)を巣穴に運び込む♀個体。無事搬入すると、母バチは獲物に卵をひとつ産みつけて入り口を塞ぐらしい。孵化したハチの幼虫は、母バチの用意してくれた鮮度のいい獲物を食べ、10日ほどで羽化して巣穴から出て来る。

 母バチが地面に穴を掘る時、ジガジガジガ・・・という音がするという。翅の擦れる音とのことだが、それが名前の由来らしい。


⇧撮影 2009-07-05


イノコヅチに訪花。  撮影 2009-08-28