2011年7月10日日曜日

ウスタビガ*終齢幼虫


撮影・・・2011-07-02 
   
 この日山の公園に行って写真を撮っていると、管理しているおじさんがやってきてハルニレの大木を見てつぶやいた。「みんな食われちまった・・・」そういわれて見上げてみると前回来た時は確かにあった葉っぱがない。きつねにつままれた気分。おじさんはその後、ハルニレのとなりにある藤棚の枝打ちを始めた。1時間ほどしてその場所に戻ってみると、おじさんの姿はなく藤棚はすっきりとしていて、落とされた枝があちこちに置いてあった。

 そしてベンチの上を黙々とこちらに向かってくる巨大な緑色のイモムシがいた。怖いようだった。一時も立ち止まらず、歩き回っている。木の上に行きたいのかなぁと思って、葉っぱに乗せて藤の幹に移してやると、イモムシは疲れた様子も見せず同じペースで登って行った。緑のツートーンカラーが鮮やか。帰って調べてみたらウスタビガの終齢幼虫。ハルニレの葉を食い尽くした張本人かも・・・。

 沢山の幼虫がいたのだろう。とうとう食べる葉っぱがなくなって、となりの藤棚に移ったところを枝打ちされて地面に落下・・・というのが推測。(追記:ハルニレの葉はハバチの幼虫に食べられた可能性もある)触るとキーキー音を出すらしいが、そんなことする勇気はなかった。


      成虫は晩秋に羽化。上の写真の繭は冬に撮ったものなので空繭。

撮影:2011-01-03

2011年7月8日金曜日

クルミハムシ*幼虫・蛹・成虫


ハムシ亜科

⇧撮影:2010-06-11


 クルミの木の真下の下草の上に、卵でお腹ぱんぱんのクルミハムシの♀がいた。それでクルミの木に近づいてよく見てみると、幼虫たちが旺盛な食欲で食事中。 
 撮影:2011-07-02 


⇧ 蛹


クルミの葉を食べる成虫⇧   撮影:2019-08-11

2011年7月7日木曜日

ヒオドシチョウ*幼虫と蛹、そして抜け殻


左:2011-05-28
黒々とした棘で全身を武装した恐ろしげな幼虫。すこし若齢なのか棘の色が薄い者もいた。

中:2011-06-11
人工的な木の柵などを好んで蛹になっていた。あちこちで確認。

右:2011-07-02
この日蛹の様子を見に行ったら、ほとんど抜け殻。抜け殻を並べてみると、真ん中に穴があいたものとそうでないものがある。何者かに寄生された跡だろうか?

どこかに成虫がいないかな・・・と見回したが気配なし。まぁいいや、とさっさと諦めてその場を離れる。被写体は他にもいろいろいるので。片膝ついてカメムシを撮っていた時、もう一方の膝になにかが止まった。裏翅が黒っぽいタテハの仲間。あっ、ヒオドシチョウ!とカメラを構えようとしたら、素早く身をひるがえして飛んで行ってしまった。証拠写真が撮れなくて残念。それでもとにかくご挨拶に来てくれたことがとても嬉しかった。(勝手に解釈)

2011年7月6日水曜日

アカクビナガオトシブミ


オトシブミ亜科クビナガオトシブミ族

 オトシブミの本を見ていて、うちの庭のリンゴの木にいるオトシブミの名前がわかった。バラ科のズミ、カマツカ、サクラ等にもつくらしい。


↑ こちらは首の長い♂。   撮影:2011-07-01


リンゴの葉を巻く♀。    撮影:2015-05-09

2011年7月5日火曜日

キアシナガバチの巣


庭にて、捕獲したイモムシを肉団子にしているところ?⇧
 
⇩巣材用の木の皮を採集しているのかな?・・なにかと忙しそうです。


⇧ 撮影 2012-04-29


撮影・・・2011-06-20~2011-07-03

 庭の薄暗い場所で巣作りを始めたキアシナガバチ。そっと覗いていると、時々怖い顔で睨まれたが、襲いかかってくることはなかった。暗くてもびっくりさせてはいけないのでフラッシュはたかず撮影。ある日、まるまると太った幼虫たちの部屋にふたがされてゆく。

 そして7月3日、やっと2匹の家族が誕生!羽化直後の黒い瞳。たぶん今だけのあどけない表情。女王は留守だった。


 二日後、家族はまた倍増していた。一番左が女王かな?こうなると今後はあまり近寄れそうにない。  撮影  2011-07-05

追加画像


  山中のアカマツに作られた巣。警戒モード。


こんな状況の時は近づかないようにしよう・・。 撮影 2014年7月

2011年7月4日月曜日

ミミズク(虫)の日向ぼっこ


右:ミミズクの抜け殻  撮影 2011-06-25

左と中:庭のウドの葉の上にいたミミズクの若虫  撮影 2011-07-01

2011年7月3日日曜日

ヒメカメノコテントウの共食い? 他


撮影・・・2011-06-24~2011-06-26  ヒメカメノコテントウ幼虫

カメノコテントウの幼虫
が発生した頃、ヒメカメノコテントウと思われる幼虫もいた。成虫は3-4mmの小さなテントウムシ(写真下)なのに、幼虫は大きく感じる。その幼虫の一匹が何やら食べていた。(右上)タラノキだからドウガネツヤハムシの蛹だろうか?それとも・・・。

 この時から左の個体は元気がないような気がした。翌日見てみると、なんと同胞に食べられている。たぶんあの2匹だろう。壮絶な弱肉強食の世界。2匹とも餓死するより1匹生き残って子孫を残す方が理に適っているのだろうが・・・。



撮影・・・2011-06-25         カメノコテントウ幼虫
 ヤナギルリハムシの幼虫はこの時ほとんど見当たらなかった。はらぺこのカメノコテントウの幼虫たちが何かにたかっている。(確かめたわけではないが、クワワタカイガラムシのような気がする)この後、仲間同士の生き残るためのバトルが始まったのだろうか・・・。

 少なくともヤナギの木の下の方では、今現在ヤナギルリハムシの成虫だけが黙々と葉を食べているだけでテントウムシの幼虫たちの姿はない。