2011年5月25日水曜日

ヒトツメカギバとマダラカギバ*幼虫 他


クマノミズキの芽吹き(左:2011-04-24)

        冬芽(右:2011-03-20)

 昨年アゲハモドキやアオバシャチホコの幼虫をみつけたクマノミズキで、また蛾の幼虫を発見。この木は橋の上から葉っぱをめくって探すことができるので。

⇩左:ヒトツメカギバ(カギバガ科) 食樹:ミズキ科
   ユニークな黒い顔をしている。目が合ってしまった。成虫はよく見かける。

 中上:これはだれの巣だろう?あちこちにある。

追記:これはヒトツメカギバの幼虫の隠れ家らしい。昼間はこの中に隠れていて、夜間に出てきて葉っぱを食べるとのこと。でもこの日はなぜか昼間うろうろしている幼虫がいたので撮影することができた。葉っぱに隠れていた若齢幼虫はこちら

⇩中下:ヒメヤママユ(ヤママユ科)2齢幼虫  
食樹:いろいろな葉を食べる。頭頂部が赤いのはこの時だけ。

  右:マダラカギバ(カギバガ科) 食樹はミズキ科
    カギバガ科の幼虫はみな個性的。これは横から見ると平べったい。


⇧撮影:2011-05-21


             左:アゲハモドキ(アゲハモドキガ科)幼虫  2010-09-26

             右:マダラカギバ(カギバガ科)成虫 2009-07-05

2011年5月24日火曜日

シラオビシデムシモドキ


ハネカクシ科 ヒラタハネカクシ亜科


 伐採されたアカマツの切り口にいた。全部で10頭。樹液でも舐めている様子。シデムシに似たハネカクシの仲間という意味か・・・。

 標本写真では白帯の部分が黄ばんでいるが、生体はつややかな純白。

撮影:2011-05-21

2011年5月22日日曜日

イチモンジチョウ*幼虫と成虫


 鉢植えのハスカップに見慣れぬとげとげの幼虫を発見。大きさの違う者2匹確認。イチモンジチョウは近くの山に行けばよく見かけるが、庭ではあまり見ない。それにしてもなぜハスカップに?と不思議に思ったが、スイカズラ科の植物と知り納得。

↑ 撮影:2011-05-19(左)  2011-05-21(右)


↑ 撮影:2011-05-23


↑ 撮影:2011-05-25


成虫   ⇧撮影:2010-08-27


ビークマーク付き。  撮影 2012-06-16

蕗の葉にエグリグンバイ


追加画像   ↑撮影 2012-05-05

      
 庭に毎年生えるフキを食べてみようと、茎から葉の部分を切り離していたら何かついているのに気がついた。小さな虫の抜け殻だろうと思ったが、一応写真に撮って拡大してみて驚いた。

 グンバイムシを実際に見るのは初めて。こんなに繊細な姿なのに、小さいがゆえに大抵の人には気がついてもらえないだろう。触ってはじめてよたよたと動くというのも半翅目らしくない。ごみに擬態しているのだろうか?   撮影:2011-05-21

2011年5月19日木曜日

そろばん模様のルイステントウ


ミヤマニガウリにて。


  ⇧撮影 : 2009-08-23


撮影 :  2011-05-15

 4mm前後の小さなテントウムシ。
クマザサの上で日向ぼっこしていた。このテントウムシに会うのは2度目。前回はここより樹木の茂った薄暗い森林で、ミヤマニガウリの葉上にいた。場所はかなり隔たった所だが、同じ標高1,500m地点。(下の写真)

 個体変異がある種らしいが、私が見たのはどちらもソロバン模様。
ルイステントウは、針葉樹につくカサアブラムシ類を捕食するとのこと。

2011年5月18日水曜日

アズマヒキガエル*産卵


 この日、森の中の水場で沢山のヒキガエルのカップル達が産卵していた。普段は物陰に潜んでいる彼らも、この時ばかりは人目もはばからず水のある場所に集結する。

 あまりにも無防備。途中ハシブトガラスの餌食になる者もいた。
  
撮影:2011-05-15

2011年5月14日土曜日

続・黄色い繭*リンゴドクガ


 昨年の秋、室内で見つけた「黄色い繭」のその後。
繭は冬の間、火の気のない玄関の隅っこに置いた。暖かくなってきたら、外の軒下に移動。(やっぱりどんなものが出てくるのか見届けたいので、通気性のある飼育ケースに入れて・・・)

 それからなるべく毎日覗くようにしていた。そしてこの日の朝、入れておいた枝にとまっている成虫(♀)を発見。⇧実は本当に羽化するとは思わなかった!ケースから近くのアロエの上に移動して撮影。⇧あんまり動かない。心配だけど、あとはどうぞご自由にとそのまま放置して出勤する。
 
 夜遅く帰宅した時見てみると、朝居た場所を動いていなかった。死んでしまったかな・・・と思ったがそのままにしておく。そして翌朝。成虫はアロエの葉の上にはいなかった。その辺にころがっているかな、と探してみるがいない。それから近くの植木鉢に、なにか長いものが止まっているのに気がつく。なんとあの成虫の交尾体!(写真下・下が♂)いつの間に・・・。これがフェロモンとやらの成せる技か。


 その日の夜帰宅して見てみると、♂は去り♀だけ同じ場所にいた。翌朝、♀も去っていた。どこかに産卵にとびたったのかな?  撮影:2011-05-10

 種名はリンゴドクガのようだ。ドクガと命名されてはいるが、幼虫、成虫とも毒はない。自分も知らずに触れていたがなんともなかった。黄色い長毛のとても美しい幼虫はまだ見たことがない。確かに庭にリンゴの木があるので、窓を開けている時にでも侵入したのだろうか?不思議。(幼虫はリンゴのようなバラ科に限らず、ブナ科、カエデ科、ヤナギ科などいろいろな木につく)

     ⇧撮影:2011-05-11       


 リンゴドクガ 幼虫   撮影:2011-08-06


 撮影 2011-10-23