2011年3月10日木曜日

ヨモギハエボシフシ


形成者:ヨモギエボシタマバエ(タマバエ科)

 年に数世代繰り返す。上にある脱出後と思われる古い虫こぶは前世代のものか?
1虫室に1幼虫。陽に当たると紫色になるようだ。虫えい内で幼虫越冬。

⇧撮影・・・2010-10-23


↑撮影 2011-06-11


撮影:2012-06-04

2011年3月9日水曜日

ヨモギハシロケタマフシ


       
形成者:ヨモギシロケフシタマバエ(タマバエ科)

 年間世代数は2~3回。初夏から秋にまでに成虫羽化し、冬は虫えい内で幼虫状態で越冬。    撮影・・・2010-10-17 

2011年3月8日火曜日

チョウセンカマキリの卵鞘


右上:2009-11-22  ウメの木の幹。
右下:2011-01-23  同じウメの木の裏側。古そうな卵鞘。
左 :2011-03-05  新鮮な卵鞘。コデマリの枝。

 この卵鞘をみつけたことで、うちの庭にはチョウセンカマキリもいるらしいことがわかった。オオカマキリによく似ていて違いがいまひとつわからない。左右の前脚の間の胸の色が薄い黄色だとオオカマキリ、山吹色だとチョウセンカマキリとのこと。

 ただはっきりしていることは、チョウセンカマキリの卵はみな裏庭のあまり陽の当たらない場所に産みつけられている。そしてオオカマキリのそれは南向きの直射日光が当たるような場所。好みの環境が違うのか?それとも棲み分けをしてお互い平和に暮らしているのか・・・。
ちなみにコカマキリはオオカマキリと同じ場所に仲良く?棲んでいる。

2011年2月15日火曜日

冬のミンミンゼミ


 庭のチャボヒバ?の茂みで蝉の亡骸をみつけた。透明だった翅は白濁・・・を通り越して、まるで螺鈿細工のよう。あの記録的な猛暑の夏の忘れ形見。

  ⇧撮影   2011-02-15


前年撮影の個体。この木はセミたちの墓場か?

撮影 2010-11-19

2011年2月13日日曜日

クズハトガリタマフシ


  形成者:クズトガリタマバエ(タマバエ科)

この虫えいは年1世代。中の幼虫はこのまま秋まで成長を続ける。
10月中旬~下旬にかけて成熟する。(全体に木質化する)
葉っぱについたまま落葉しそのまま越冬。
成虫は5~6月に羽化し、クズの葉裏に産卵する。
虫えいは1-2ヶ月で完成する。

撮影・・・2010-08-13

2011年2月11日金曜日

ナラメリンゴフシ


形成者・・・ナラメリンゴタマバチ

ナラメリンゴフシ:芽に形成される虫えい。内壁はスポンジ状。

撮影・・・2010-05-16

( その後のナラメリンゴフシ ⇩ )


撮影・・・2010-08-06

 羽化もとっくに終わり、乾いて朽ちるばかりになった虫こぶに、なぜかハエの仲間がとまっていた。(これは通りすがりのハエの仲間。形成者ではありません)
 この虫こぶの形成者のナラメリンゴタマバチ(タマバチ科)という蜂の生活史はやや複雑。

 5~6月、ナラメリンゴフシ(両性世代虫えい)から共に有翅の雌雄が羽化→ 交尾
→ ♀がナラ類の根に産卵→ 次世代は単性世代虫えいで、ナラネタマフシと呼ばれる
→ 無翅の♀が12月~1月に脱出→ナラの芽に産卵→ナラメリンゴフシが形成される・・・
ということだろうか?


ナラメリンゴフシが、上のような状態になるまでの経緯がわかる画像を集めてみた。↑
(それぞれ同一のものではありません)

左上:2009-05-01 葉っぱも含め初々しい。
右上:2009-05-15 色あせた頃。発泡スチロールのような軽さ。
左上:2010-06-11 脱出した穴か?
右上:2009-07-05 
 
これがナラメリンゴタマバチ?と思ったが、これもただの通りすがりのハチ?のよう・・。


↑撮影:2012-07-14
 

2011年2月3日木曜日

虫たちの死に様*ハチの仲間


 電池が切れたおもちゃのように、葉っぱの上に仰向けに不時着。ほんの数分前までその辺のお花畑を忙しく飛び回っていたのに・・・。

 脚に新鮮そうな花粉をいっぱいつけたこのハチを見ていると、そんな光景が目に浮かぶ。やっぱり葉っぱの上で死んでいる虫は幸せ者にみえる。  
撮影・・・2008-06-27