庭の百日草の濃い緑の葉の上に、チョウの翅がハラハラと散っていた。カマキリの食事の跡である。その散らばった翅を一箇所に集めて写真に撮った。これは裏翅バージョン。
とても死骸という気がしなかった。美しい造形物のかけらか何か・・。実はこの前日にこの場所で、百日草の蜜を吸う多分この翅の主を撮影していた。物怖じせず、かなり近づいても逃げない個体だった。 撮影 : 2008-09-07
最も冷え込みが厳しい時期、庭のカサカサに乾いた落ち葉の中に埋もれているチョウをみつけた。↑低温のおかげで翅の色は鮮やかさを保っている。いつ頃死んだのだろう?
もともと南方系の種だが、温暖化の波に乗り北上がめざましい。幼虫の食草になるスミレ科の植物(パンジー・ビオラなど・・)の苗が全国に流通しているのも原因。この個体もずいぶん寒い思いをして死んでいったのかもしれない。
撮影:2008-01-18