2011年1月19日水曜日

ヒガシニホントカゲ*成体と幼体


久しぶりにトカゲを撮影。♀だろうか?幼体の模様が少し残っている。

しっぽは自切して、再生したものかな?  撮影 2022-07-29


上:撮影・・・2008-06-27
婚姻色の♂か?(繁殖期の♂は喉から腹部にかけて赤味を帯びる)
石の上で日向ぼっこ。人の気配で草陰に隠れるが、しばらく待っていれば元の定位置に戻る。エネルギーチャージ中。

下:撮影・・・2008-06-07
幼体は5本の縞模様にメタリックブルーのしっぽ。コンクリートの壁面をちょこまか移動していた。♀はこの縞模様を成体になっても残しているものが多いらしい。

ヘビにはあまりお目にかかりたくないが、トカゲやカナヘビの類はまるで平気である。頭を撫でてあげたいくらい・・・。足があるかないか、が問題なのだろうか?


しっぽが上よりかなり長い。


追加画像  撮影 2012-06-13

2011年1月17日月曜日

決死の一枚*アオダイショウ


  とうとう爬虫類のラベルをつくる。虫篇がついた生き物だからね。蛇が苦手、といいながら撮った写真が何枚かある。木にとまっている昆虫などを撮っていると、樹上でくつろいでいるアオダイショウに至近距離で遭遇することがよくある。この時もそうで、悲鳴をあげて思わず2-3mとびのいた。

 普通ならその場から即刻逃げ去るのだが、この時は違った。このまま逃げ続けていいのか!?こんな情けないことじゃあ虫撮りなんて続けられないぞ!と自分を叱った。そして気を取り直して奴のいるヤマフジに近づく。カメラはもちろん望遠にセット。目いっぱい伸ばした手の先で小さなカメラが震えていた。

  こうして画像として見ればなかなか可愛らしい顔をしている。舌を出していたらもっと良かったのに・・・と思ったり。相手がおとなしいアオダイショウだからよかったけれど、マムシなどの毒蛇だったらやはり逃げるが勝ちだろう。ちなみに蛇の抜け殻を見つけるとたいてい持ち帰り、そっと財布に忍ばせたりする。自分は果たして本当に蛇が苦手なのだろうか?        
撮影:2008-05-18

追加画像


蛇の類いは相変わらす苦手だが、けっこう遭遇してしまう。


こんなに近づいて撮影!すごい進歩。いい表情でモデルになってくれた大将。


撮影:2017-07-14

2011年1月14日金曜日

あるモグラの死*アズマモグラ


  トガリネズミ目 モグラ科

  ある朝、庭でみつけた。またうちの猫が悪さをしたのか?
手相が見られそうなくらい立派な前足。とりあえずアズマモグラとしたがコウベモグラかもしれない。最近、西日本に広く分布するコウベモグラが東進しているときく。このあたりは境界線である。

  今回モグラのことを調べていてびっくりしたことは、モグラは常に食べ続けなければならない生き物らしいということ。胃の中に12時間以上食べ物がないと餓死してしまうとは・・・!

 何らかの理由で穴から追い出された個体が危ない。そういえば何の外傷もないのに死んでいるモグラをよく見かける。陽にあたると死んでしまうという迷信が生まれた理由だろう。

 うちの猫はそんな事情のモグラをどこかでみつけて、拾ってきただけなのかもしれない。歯がたちそうにない上質な堅い毛皮を着込んでいる。
(おしりのあたりに、小さな赤いアリがいっぱいたかっていた) 
      
撮影 : 2009-06-18

あるモグラの死*ヒミズ


撮影・・・2009-05-10         
ヒミズ(トガリネズミ目モグラ科)

林道の端っこにころがっていた。ふつうのモグラより華奢な前足。しっぽは長く、ブラシ状の長毛が生えている。ヒミズ(日不見)だろうか?腹部に傷あり。
アリが一匹、様子をうかがっていた。

原始的なモグラで、穴掘りは苦手らしい。より小さなヒメヒミズは、標高1,500m以上の亜高山帯に生息。(この写真を撮った場所は700mくらい)

2011年1月6日木曜日

フィールドサイン*糞と獣毛

撮影・・・2011-01-03
ヘビがどうも苦手で、夏の間うっそうとした藪にはなかなか入る勇気がない。
皆さん冬眠中、と思われる時期だけの散歩コースを歩く。
上:シカの糞?それともノウサギ?
下:散乱していた獣毛。刃物で切り取ったような毛束・・・。引き抜いたような毛束も・・・。捕食された跡か?謎だらけ。
だいぶ時間が経過した様子に見えたが、獣臭さが漂っていた。

2010年12月1日水曜日

キタテハ・越冬体勢


 庭の針葉樹にて。いつからこの体勢なのか?すくなくとも11月上旬からこの場所でじっとしている。近くでキクやサザンカが満開でハナアブたちで賑わっている時も。
小春日和のぽかぽか天気の時も。春まで長期戦。      撮影:2010-11-26

2010年11月23日火曜日

瀕死のフクラスズメ

 
 先日探鳥会に行った時、一緒に歩いていた人が地面に落ちているフクラスズメを見つけた。薄暗い杉林の木の根元あたりで。撮影する時間もなく、そのままバッグのポケットに入れて持ち帰った。暖かい部屋でポケットから取り出してみると、かすかに脚や口吻を動かしている。でも触角は死んだ虫のようにゆがんでいる。

 調べてみるとこの蛾の秋型は成虫越冬するらしい。しかしこの個体は、とてもそんな元気は無さそうだ。毒々しい色彩の派手な幼虫時代とはうって変わって地味な装いの成虫の姿。ひっくり返してみるとふかふかとした腹部。撮影後、庭のよく陽の当たっている葉っぱの上におく。翌日は終日冷たい雨が降っていた。

  撮影・・・2010-11-21