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2012年3月13日火曜日

浜歩き その2*不思議な生きものたち


 しっとりとした渚を一匹の蓑虫のようなものが歩いていた。びっくり。


  ⇧波にさらわれるといけないので、陸の方に移動させた。流木の上に置いて見たが、ぎこちない動き。やはり砂の上の方が落ち着くようなので下におろす。上半身?を蓑から出して、よく歩き回る。これはどうやら蓑虫ではなさそう。未知の生きもの。


    ⇧その他、砂の中でみつけた虫のような者たち。右のは、打ち上げられた海藻の下に潜んでいて、見つかるとぴょ~んと飛躍して逃げるやつ。


 ⇧これは何でしょう?貝のような質感。表と裏。


⇧これは 繊細な模様。美しい造形。


 ⇧ウニのようなトゲトゲがはえていた形跡あり。ってことはウニか?うっすら紫色。


左右不対称な貝がら。     撮影・・・2012-03-10

2012年2月20日月曜日

凍える朝*越冬カメムシなど


 今日の朝も寒かったが、昨日の朝はー11℃でもっと寒かった。昼過ぎ、散歩がてらに近くの薬師堂に行ってみると、手水鉢の水がカチンカチンに凍っていた。入り口に前回はなかった新しい杭が打たれていて、「スカイツリー同高地点 六三四m・・・二月吉日」とあった。ふ~ん・・・。


⇧キハダカニグモ(カニグモ科キハダカニグモ属)

 このところ、剥がれそうな木の皮を見ると剥がしたくなる。そして何か潜んでいないか確認。端から見るととても怪しい行動。


 今回は越冬するカメムシの仲間も見つけた。剥がした皮は木の根元に伏せておく。(あとしばらくお休みくださいませ・・・おじゃましました・・)⇧

左上:ナカボシカメムシ。実物を見るのは初めて。思ったより小さなカメムシ。
右上:ヒラタカメムシの仲間
左下:若齢の幼虫(種類は不明)
右下:ヤニサシガメ幼虫(写真下も)これはアカマツの樹皮にいた。


 明らかな死骸も見られるが、生きていそうに見える者も死んだように硬直して動かず、生死は不明。通常、集団でかたまって越冬するとのこと。この数では集団とは言えず、寒さで凍死したのかな?マツを食害する昆虫の天敵として知られる。


⇧人家の石垣にいたキノカワガ

撮影:2012-02-19

2012年1月14日土曜日

アカマツ林を歩く


 今日は休みの日だが、早朝に単発の仕事があった。その帰り道、そのまま帰るのもなんなのでアカマツ林の中にある神社に行ってみようと思いたつ。松林はなんとなく生きものがあんまりいない・・・というイメージ。まぁ冬だからいなくて当然。そんな気持ちで歩いていると、アカマツの幹にキノカワガを数匹確認。(これは後日報告予定)

 だれもいない神社を参拝した後、見晴らしの良い尾根道に出る。そこでは思いのほか沢山の小鳥たちに会うことが出来た。エナガ、カシラダカ、アトリ、カワラヒワ、ヒヨドリ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒガラ等。ゆうべ降った雪がさらさらと樹間から舞っている。小鳥が動くと沢山降ってくる。それがとてもきれいだった。


アカマツ(マツ科マツ属)の毬果(右と左)真ん中は冬芽?



左:また謎の卵が・・・
中:よく幹に小さな穴があいている。何だろう?タマムシかカミキリムシのあけた穴?
右:涙のようにヤニが幹から噴出していた。


夏の名残の蝉の抜け殻と冬景色。たぶんツクツクボウシの抜け殻と思われる。
その特徴は、色が薄くて半透明。小さくて(2cmくらい)ほっそりしている。


ネズ(ヒノキ科ビャクシン属) 別名ネズミサシ 雌雄異株

左:果実。緑色の実が2-3年かかって黒紫色に熟す。
中:幹。材は重くて、良い香りがするそうだ。
右:ネズミも刺せそうな?鋭く尖った葉。蜘蛛の卵?みたいなのがよくついている。
アカマツと同じ環境を好む樹木とのこと。確かによく見かけた。
また、マツタケ菌が感染することが判明し、マツタケ生育にも貢献している。

2012年1月7日土曜日

凍結した池としめ縄をしめたケヤキ


  今日は久しぶりに少し出歩ける時間があった。近くの池にカモでも見に行くか・・・と出かけてみたもののご覧のとおり凍結。それでもいいお天気だったので周辺を散策してみた。


 ⇧《左より》  
・ムラサキシキブの実を巻き込んだオオカマキリの卵鞘
・草の実の蓑を着込んだ蓑虫
アレチウリの集合果  
    

 《左より》
・よく見かけるが、小さな蛾の蛹でもはいっているのかな?
・ミイラ化した幼虫。お尻の突起はスズメガ科?
・卵が7つ。真ん中だけ食べられた?


   お天気は良くても、とにかく寒いので早々に池を後にする。それでもまっすぐ家に帰るのはもったないので帰り道にある小さな神社に寄ってみる。(いつも通り過ぎるだけなので・・・)ケヤキの大木に立派なしめ縄。年配の方がぽつりぽつりと参拝されていた。私もお賽銭を入れて手を合わせる。


《左より》
・ケヤキの幹のあちこちにあった蜘蛛の卵。ジョロウグモのものより小さい。別の種のものなんだろうな・・・。

・これもよく見かける。何だろう?これはビニールの上に産みつけられていた。
     追記:ムツボシオニグモの卵のうかも・・・。
・白い毛が散乱していた。獣毛。毛先が薄茶色。