2012年1月30日月曜日

アゲハの休眠蛹?


   ドウダンツツジの枝にきれいな緑色の蛹。カラスアゲハかミヤマカラスアゲハのような気がするがよくわからない。


 ↑お尻の方を固定していた糸が切れたのか、ぶらぶらした状態。表と裏。


 ↑すぐ近くにたぶん寄生されて空っぽになった蛹の残骸が・・・。

撮影 : 2012-01-28

2012年1月28日土曜日

ミスジチョウ*越冬幼虫


 イロハモミジに落下しない枯れ葉が一枚。これは怪しい・・・。

やっと手の届く場所だったので手繰り寄せてみると・・・。


 秋の終わりに葉っぱが落葉しないように枝に糸でくくりつけて、その葉に半分くるまって春を待つ。このモミジの木は昨秋見つけた幼虫がいた木とは別の木。大事な葉っぱを落とさないように気をつけて撮影。思いのほかしっかりとくくりつけてあった。

 それにしても、ほとんど露出した格好で氷点下の日々を過ごしているのにはびっくり。低い位置にいてくれてありがとう。

2012年1月21日土曜日

アオイラガ*成虫と幼虫

アオイラガ(イラガ科)
大きさや触角の様子から♀と思われる。(♂の触角は櫛歯状)後日近くのザクロに幼虫が出現したので、その親だろうか?ずいぶん色あせて一仕事終えたって顔してる。
近似種にヒロヘリアオイラガ、クロシタアオイラガがいる。 2011-07-09 撮影 
ザクロで幼虫をみつけてしばらくしてから、離れた場所にあるカエデの幹でも確認。
背中の明るいブルーがきれい。 2011-09-13  撮影

2012年1月17日火曜日

ヤママユ*空繭 他


 2012-01-14     ヤママユ(ヤママユガ科) 別名 天蚕

コナラの枯れ葉に包まれたヤママユの繭。そっと覗いてみたら、キイロテントウが葉っぱの内側で越冬していた。一枚だけ写真を撮ってその場を後にする。たぶん空繭だろう・・・。



 きれいな黄緑色の繭はあちこちにあった。脱出した後の空っぽの繭を2つ持ち帰る。


 この繭もしっかりした繭で、ハサミでなんとか切断できた。太っちょな蛹の殻が出てきた。


左:2011-05-12  若齢幼虫と思われる。カシワの若葉を食べていた。

中:2008-07-11  終齢?左の幼虫と同じ木。これなら太っちょ蛹になるだろう。

右:2011-12-10  卵。木の種類は確認しなかった。


2011-12-10        寄生される確率は高い気がする

追記:成虫の姿はこちら。灯火にはよく居残っているようだ。

2012年1月16日月曜日

ナラメイガフシ


形成者:ナラメイガタマバチ

 これは単性世代虫えい。「ナラの芽に形成されたイガ状の虫えい」けっこう大きい。両性世代虫えいはナラワカメコチャイロタマフシ。

 つまり・・・「ナラの若い芽に形成された小さな茶色い球状の虫えい」という意味?
春になったらみつけたい。   撮影・・・2012-01-14

2012年1月15日日曜日

松林のキノカワガ


    キノカワガ亜科 


 左と右が上の写真の2匹。真ん中の白っぽい個体は別の木にいた。形が少し丸いような気がするがこれもキノカワガだろうか?それに樹皮より明るい色なので目立っていた。

 やっぱり特に選んで止まっているわけではないのかも・・・。これと似た体色の蛾がもう1匹いた。


 昨年12月17日にクヌギの木でみつけた個体。移動した形跡なし。前回と変わっていることは、右上にクヌギカメムシの死体がぶら下っていたこと。下の方に卵塊が産みつけられていた。  ↑撮影・・・2012-01-14 


この日、マンサクの蕾が早くもほころびかけていた

2012年1月14日土曜日

アカマツ林を歩く


 今日は休みの日だが、早朝に単発の仕事があった。その帰り道、そのまま帰るのもなんなのでアカマツ林の中にある神社に行ってみようと思いたつ。松林はなんとなく生きものがあんまりいない・・・というイメージ。まぁ冬だからいなくて当然。そんな気持ちで歩いていると、アカマツの幹にキノカワガを数匹確認。(これは後日報告予定)

 だれもいない神社を参拝した後、見晴らしの良い尾根道に出る。そこでは思いのほか沢山の小鳥たちに会うことが出来た。エナガ、カシラダカ、アトリ、カワラヒワ、ヒヨドリ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒガラ等。ゆうべ降った雪がさらさらと樹間から舞っている。小鳥が動くと沢山降ってくる。それがとてもきれいだった。


アカマツ(マツ科マツ属)の毬果(右と左)真ん中は冬芽?



左:また謎の卵が・・・
中:よく幹に小さな穴があいている。何だろう?タマムシかカミキリムシのあけた穴?
右:涙のようにヤニが幹から噴出していた。


夏の名残の蝉の抜け殻と冬景色。たぶんツクツクボウシの抜け殻と思われる。
その特徴は、色が薄くて半透明。小さくて(2cmくらい)ほっそりしている。


ネズ(ヒノキ科ビャクシン属) 別名ネズミサシ 雌雄異株

左:果実。緑色の実が2-3年かかって黒紫色に熟す。
中:幹。材は重くて、良い香りがするそうだ。
右:ネズミも刺せそうな?鋭く尖った葉。蜘蛛の卵?みたいなのがよくついている。
アカマツと同じ環境を好む樹木とのこと。確かによく見かけた。
また、マツタケ菌が感染することが判明し、マツタケ生育にも貢献している。