2015年8月10日月曜日

オオゴキブリ


   帰省し早めの墓参りを済ませ、老いた母と竹やぶ脇に佇んでいた。すると道の真ん中をでっかい虫がこちらに向かって歩いてくるのに気づく。風貌から野生のゴキブリとみた。40mm前後。触ってみたくなるような艶やかな光沢。


 帰宅してから調べてみたら、オオゴキブリと判明。わかりやすい名前だが、台所にいるゴキブリとはライフスタイルが違う。この種は照葉樹林の朽木の中で、朽木を食べて暮らしているとのこと。分解者である。仲間同士翅をかじり合う習性があり、成虫の翅はぼろぼろのことが多いらしいが、この個体は羽化直後なのか無傷。何の用事で道を歩いていたんだろう?     
撮影:2015-08-08

訂正:分類を網翅目に訂正しました。

2015年8月2日日曜日

アオスジハナバチ


コハナバチ科

  お尻の先がかすかに青い小さなハチが、葉っぱに止まって休んでいた。カメラを近づけるとすぐに察知して飛び去る。(こりゃ駄目だ・・)と思って違う被写体を探す。でもしばらくするとその小蜂は帰ってきて、やはりかすかに風で揺れているニセアカシアに止まる。暑い日だったが、確かにこの場所は風の通り道なのか心地良い。

 このハチは必ず戻ってくる、という気がした。近づいては逃げられ、を何度か繰り返した後、ハチはとうとう逃げなくなった。風であおられる小さな葉っぱを指先でおさえられても平気。(鬱陶しい奴がいるけど、まあいいや。この葉っぱの上は最高・・・)と思っていたかどうか?夏〜秋に出現。地中に営巣するとのこと。



最後にもう一枚。「あれ、もう帰っちゃうの?」みたいな顔をしていた。
  
撮影:2015-08-01

2015年8月1日土曜日

ウラミスジシジミ


   小さなチョウが林床を飛び回っていた。色合いから、よくこの辺で見かけるミヤマカラスシジミかな?と思ったが、動きがらしくなくて、飛んでいる時に表の翅がきれいなブルーだった。

 やっと止まったところを撮影。ぼろぼろだけど初見のゼフィルス。裏の三筋部分が直線なのでケルシボルス型。線が乱れる者はシグナトゥス型と呼ばれるらしい。

 別名ダイセンシジミ。幼虫はブナ科コナラ属を食べる。本来裏翅は赤褐色だが、この個体はだいぶすれている。  
撮影:2015-08-01


2015年7月31日金曜日

タマナギンウワバ


   キャベツ(玉菜)、ゴボウ、ダイズ、ニンジン、サツマイモ等、野菜の葉を食べる害虫として知られる。でもこの個体は畑ではなく、山の方にいた。 


↑撮影:2015-07-30


上とは別個体    撮影:2015-08-05

2015年7月29日水曜日

アカアシアオシャク


 この写真を撮ったうちの前の空き地はもうない。幼虫はシロツメクサやイヌコウジュ、クワとかを食べるらしい。この個体はたぶんシロツメクサを食べたのかな?  
撮影:2011-07-01


撮影:2009-06-24

2015年7月26日日曜日

ヤブジラミミフクレフシ


 ヤブジラミにこんな実がついたっけ?と思ったら、やはり虫こぶだった。
形成者はタマバエの一種。8月上旬〜中旬に幼虫は穴をあけて脱出するとのこと。
(すでに手前の虫えいには穴があいている⇩)


 地上に落下した幼虫は土にもぐって土繭を作り、そのまま越冬するらしい。
 詳細はわからない。  撮影:2015-07-26

2015年7月21日火曜日

クロシタアオイラガ


前翅外縁の褐色帯が一カ所突出する。年2化。

幼虫は広食性(ブナ科・バラ科・カキノキ科・・・) 


⇧撮影:2015-07-21


追加画像

きれいな緑色。撮影:2019-07-25