2013年10月5日土曜日
2013年10月4日金曜日
秋の蝉*チッチゼミの亡骸
そしてそいつは盛んに囀っていた。蝉の鳴き声ではなく、直翅目のような声色で。チッチッチッチッ・・・。やっと「チッチゼミ」という名前が頭をよぎった。それにしても、小さすぎるその姿にびっくりした。
調べてみると、チッチゼミはアカマツ林等に生息する蝉らしい。ハルゼミの多いこの森にはきっと沢山いるに違いないが、姿を見る機会はあまりなかった。いるとわかったら、これからは耳をすませて鳴き声を聴かなくちゃ・・・。でもその声は高音域で、加齢と共に聞き取りにくくなるらしい。まだ大丈夫かな? 撮影:2013-10-03
2013年9月29日日曜日
クスサン*色彩変異
全体に淡色系で上翅は落ち着いた色でまとめてある。そのせいもあり、かっと見開いた眼状紋が際立つ。眼の半分には青いアイラインがくっきり。頬紅のような淡いピンクの控えめ加減もいい。そして後翅の端を彩る柔らかいココアブラウン。一番濃い色をそこにもっていくのか・・・。もうこれは誰が見ても恐ろしい鳥の顔に見える、かな?
2013年9月24日火曜日
マツムラナガハナアブ
そこにやって来た大きめのハナアブ。スズメバチに擬態している。羽音までそっくり。複眼を見てスズキナガハナアブだと思っていたが、あとからPCで画像を見ていてなんか違うような気がしてきた。胸部背面にハの字模様がなく、全体に黒ずんでいる。
調べているうちに、同じような複眼を持つマツムラナガハナアブの存在を知る。よくわからないけれどうちの庭にようこそ! 撮影:2013-09-22
2013年9月22日日曜日
ウスバツバメガ*成虫・幼虫・繭
鱗粉の少ないウスバシロチョウに似た翅。止まっている葉っぱを揺らしてもまるで動じない。優雅な貴婦人のよう。この日見つけた4個体はみんな♂だった。ふさふさした綺麗な眉毛のような触覚。
ウスバツバメガの繭と思われるもの。なんとクチブトカメムシの幼虫が!
中:2013-07-26
左と同じもの。何者かに捕食された様子。クチブトカメムシの食痕ではなさそう。
右:2013-08-02
はらりと落ちていた葉っぱ。これも裏返すとしっかり食痕があった。
2013年9月15日日曜日
ヨツバヒヨドリとカメムシ幼虫 他
2013年9月7日土曜日
クロシデムシと白骨
シデムシ科
2週間ほど前のこと。朝の散策の時、あまり入らない場所にちょっと入ってみた。前方に何か異様なものが見える。哺乳類の死骸?タヌキくらいの大きさ。でもすでに毛がないように見える。足が止まる。腐乱死体、という状態か?その腐りかけた体には、何か虫がいっぱいたかっている。ベッコウヒラタシデムシの赤い胸部が遠目にチラチラ見える。(あの虫は前にどこかで撮ったことあるからいいや・・・)自分で自分に言い訳してその場から逃げた。
そして今日、勇気を出してその現場がその後どうなったか見に行った。確かこの辺・・・と思われる場所に屍らしきものは見当たらない。そこだけ草が生えてなくて、地面がうねうねと蠢いている。肉体は虫たちによって埋葬され、その作業は土中でまだ続いているようだ。よく見ると、そばに転がっている白い石に見えたものは頭蓋骨。細かい骨も土の中に見え隠れ。一片の肉もついていないきれいな骨だった。こうして生き物は土に還ってゆくのか・・・。分解者たちの確かな仕事ぶりに敬意を払う。
ベッコウヒラタシデムシやマエモンシデムシ等が時々土の中から出てきて、外の空気を吸っている(ように見える)。他にオオヒラタシデムシではない黒い大きな甲虫がいた(写真上)。後で調べてみたら、シデムシ類最大のクロシデムシだった。初見。
撮影:2013-09-07
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