2013年6月12日水曜日

チズモンアオシャク


 初めて見る鮮やかな大型アオシャク。水辺のアシ原にいた。周りのグリーンとほぼ同色。逆光だったけどまず2-3枚撮ったところで逃げられる。残念。幼虫の食草はガガイモ科のコイケマやガガイモ。この池のまわりはガガイモだらけなので納得。
撮影:2013-06-09


追加画像


雑木林の灯火にも毎年出現。 撮影:2016-05-20

2013年6月7日金曜日

ヒメトラガ


 豪華な着物を着込んでいるような装い。前脚はなぜか獣のようなたくましさ。そして前翅先端部に白い閃光が・・・。翅を小刻みに震わせて暖機してから飛び立って行った。

幼虫はブドウ科のヤマブドウやサンカクヅルを食べるとのこと。  


↑撮影:2013-05-27


上とほぼ同じ場所に出現。     撮影 2020-05-22

2013年6月5日水曜日

オオゴマダラエダシャクと柿の花



 後翅を一口ぱくりと食べられた跡。長い口吻を蝶のようにくるりと巻いている。成虫は花の蜜とかを吸うのかな? インパクトのある幼虫はこちら。     
2013-06-03 



幼虫の食樹はカキノキ科。近くの柿の木に花が咲いていた。これは雌花? 

 撮影:2013-06-05

スイカズラ咲く頃*オオミズアオ孵化 他


   昨年茂らせ過ぎたスイカズラをそのままにしておいたら、今年はまた大変なことになってしまった。甘ったるい匂いが立ち込める中、あまりうちの庭では見かけない蝶が飛んでいた。イチモンジチョウ。スイカズラに産卵していた。

 何年か前にハスカップの鉢植えにイチモンジチョウの幼虫がいたことがあったので、人知れずこの蝶は山の方からやって来ていたのだろう。ちなみにスイカズラ科のケヨノミ、あるいはクロミノウグイスカグラのことを、北海道ではハスカップと呼んでいるらしい。    撮影 2013-06-02


   この日、玄関まわりで見覚えのある蛹をみつけた。ヒオドシチョウの蛹。玄関の引き戸、壁面、置きっぱなしの傘などに計6個ぶら下がっていた。傘についていたものを引き離そうと手を触れたら、ピクピクと激しく暴れてびっくり。まだ蛹化間もないのかも。そういえば2-3日前に、娘が玄関に置いてある自転車のまわりに大きな恐ろしげな毛虫がいっぱいいたと騒いでいたっけ。聞き流していたが・・・。

 それにしてもなぜ山でしか見かけないヒオドシチョウの幼虫がうちの玄関に結集していたのか?うちの庭木の葉を食べて育ったのかな?エノキだったら何本かある。やはり山の方から♀が飛んできて産卵したのだろう。このところ、近くの雑木林通いが忙しくて、庭の様子を見ていない。草ぼーぼーにしておくとこういうことになるのかもしれない。


 追記:玄関にいた蛹たちのその後。3体はいつのまにか羽化したらしく抜け殻に。2体は一部黒ずみ何者かに寄生された様子。あと1体は羽化失敗で上のような状態で死亡していた。


   そしてその近くの雑木林では、先日見かけたオオミズアオの♀が産んだ卵が孵化していた。毎日チラ見して気にはしていたが、変化がないので無精卵かもしれないと思っていた。何はともあれ、オオミズアオの若齢幼虫を撮影できてよかった。産んだ主を見ていなかったら何の幼虫かわからなかったと思う。


   翌日、卵のついていた葉に幼虫の姿はなく、近くの常夜灯の上に数匹だけいた。なんか路頭に迷っている様子。他のきょうだいたちはもう食樹を目指して移動していったと思われる。
 

  林床の枯葉の中で芽を出したコナラ。引っこ抜いたらドングリがついていた。
日陰にあったせいか、葉っぱがやわらかそう。さっきの路頭に迷っていた幼虫2匹を葉っぱにのせて持ち帰る。


 ちゃんと育てられるか心配だけど・・・。   ↑ 撮影 2013-06-03


  一日でこれだけ食べた。  ↑ 撮影 2013-06-04


  翌日はこれだけ食べた。その後幼虫たちは脱走して行方不明。

うちの庭のどこかで無事成長していることを願う。  撮影 2013-06-05

2013年6月3日月曜日

ギンモントガリバ


トガリバ亜科 

 幼虫の食草は不明との事。成虫は樹液や、熟しすぎた果実等を食べるらしい。
 
 撮影 2013-06-03


追加画像


撮影:2014-05-31

2013年5月29日水曜日

エゾスズメ*成虫と幼虫


ウチスズメ亜科

 この肩パッドを入れたような形のスズメガは初見。写真ではよく見たことがあるが、前翅が奇妙な形をしているとばかり思っていた。突起部分は後翅がはみ出しているとは・・・。実物を見て納得。

 朝、常夜灯の近くの草にぶら下がっているのを見つけた。手に取るとしがみついてなかなか離れてくれないので、近くの木に止まらせて撮影。幼虫食樹はオニグルミ。シューシューと音を発するという幼虫や蛹にもいつか会いたいものだ。
  

                                                 ⇧撮影:2013-05-28


追記:後日(2013-06-04)またエゾスズメに会う。翅が破損していないので、上とは別個体と思われる。(色合いもかなり違う)翅の裏側を撮らせてもらうため、細い枝につかまってもらった。ちょっとしんどいかな?すぐ終わるから我慢してね。

 追加画像


⇧これまで茶色いものが多かったが、黒っぽい個体が飛来。 撮影:2017-06-17


 ⇧幼虫  オニグルミにて  撮影:2015-07-25


⇧85mmほど。撮影中かなり枝を揺らしてしまったが、怒って音を出す事はなかった。
 尾角に蟻が・・・。


 撮り始めて数枚撮った時点で、幼虫は危機を感じたのか威嚇の音を出す事もなくオニグルミの枝より落下。下は薮っぽい。このままでは外敵にやられるかもしれないし、今後この幼虫に出会える可能性とか考えると拾ってくるしかない、と決断。幸い大した薮ではなく、細いつるにしがみついていたので、そのまま持ってきたクルミの葉に乗せる。

 ずっしり重い。終齢と思われる。このあと枝に戻すと何事もなかったように移動した。
(写真の背中一部白いのは、光があたっているため)

フキトリバ


 20mmほどの小さな蛾。それなのになんて華やいだ美しい翅。トリバガ科は似た種が多いが、この種は特徴がある方かもしれない。

幼虫食草は、キク科のフキ、オタカラコウ、ツワブキなど。  撮影:2013-05-27