2012年12月3日月曜日

ウスモンフユシャク♂ 他 


⇧ウスモンフユシャク♂(シャクガ科フユシャク亜科)

フユシャク亜科のフユシャクを撮影するのは初めて。着物を着込んでいるみたい・・・。左前だけど。


⇧ チャバネフユエダシャク♀(シャクガ科エダシャク亜科)

 ♂がいっぱいいるので、そのうち出会えるだろうと思っていた♀。思いのほか大きい。でもこの個体、つぶされたような跡があり形がゆがんでいる。それでもしっかり生きていた。

2012年12月2日日曜日

ナミスジフユナミシャク♀?と初雪


 イチモジフユナミシャクの♀を見た灯篭の、対になったもう片方の灯篭には、別の種類の♀がしがみついていた。あまり自信はないが、ナミスジフユナミシャクの♀と思われる。



♂も沢山見られた。いろいろなタイプの波模様。


 雨はいよいよ本降りとなり、よく見ればみぞれ交じり。それも見る間に水分の多いぼた雪に変わっていった。初雪だぁ~。軽い身体を吹き飛ばされたフユシャクたち(♂)は、枯れ葉の隙間にもぐりこんで冷たい雪を凌いでいた。


(大変な状況だったのでピンボケです・・・)

撮影:2012-12-01

2012年12月1日土曜日

灯篭にて*イチモジフユナミシャク♀


   お堂でお参りした後、近くにあった古い灯篭を見ていたら、イチモジフユナミシャクの♀を発見。へぇーこんな所にいるんだ。苔むしたような淡いグリーンの小さな翅。黒化したものもいるとのこと。


   この個体を見つけた頃、空が暗くなって雨粒が落ちてきた。左と中の♀の頭についている水玉は雨粒。右は別個体。後で別の灯篭でみつけた。お尻の様子が違う。すでに産卵を済ませた♀かな?


⇧〈追加画像〉 イチモジフユナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)の♂たち


 ⇧ 〈苔むした古い灯篭でみつけたもの〉

左:コマダラウスバカゲロウの幼虫?幼虫で越冬するのかな。

中:コマダラウスバカゲロウの繭殻のようなもの。

右:小さな虫がよろよろ歩いていた。


 これもコマダラウスバカゲロウ?死骸かなと思ってひっくり返してみたら生きている様子。この個体はコケ色にカムフラージュしていないけど、石の色にそっくりだから目立たない。   撮影:2012-12-01

2012年11月30日金曜日

ナミスジフユナミシャク*♂と♀


 ナミスジフユナミシャク♂

 朝出勤前に、自転車で5分ばかりの場所に散歩がてら出かけるのが最近の楽しみ。山の斜面の石段登りもいい運動。登りきった所にあるお堂に手を合わせるのもご利益がありそう。そしてなによりのお目当ては灯篭に居残った蛾をみつけること。寒冷な時期に成虫になるフユシャクの仲間は、食事もとらず子孫を残すことだけに短い命を燃やす。壮絶。


灯籠にはさまった枯れ葉に止まっていた♀。   撮影 2013-12-20

2012年11月27日火曜日

晩秋の蛾たち*ミドリハガタヨトウ 他


 ミドリハガタヨトウ

ある針葉樹の樹皮を撮っていたら、偶然みつけた。みごとに木と一体化。
新鮮な個体はもう少し緑気があるようだが、じきこんなかんじになるみたい。幼虫はケヤキを食べるとのこと。
下左:キリガの仲間?
下中:カバエダシャク
下右:ナカオビアキナミシャク



落ち葉がいっぱい入った手水鉢    撮影:2012-11-25

2012年11月25日日曜日

クロオビフユナミシャク♀ 他


 クロオビフユナミシャク♀

 今週末は所用が重なり、昼間自由にできたのは3時間ばかり。自転車で近くの雑木林に出かけてみたら、小さな灯篭に蛾が沢山とまっていた。昼間ふわふわ飛んでいる冬尺はなかなか撮りにくいが、寒い朝のせいかみんなじっとしている。数時間して帰りにみても動こうとしない。たぶんそこにいた冬尺たちはやるべきことをやり終えて、命が尽きるのを待つばかりなのかも・・・。枯れ葉の上に移動してもらって撮影。


↑クロオビフユナミシャクの♀は大きなお腹。これから産卵かな?


↑これはクロオビフユナミシャクの♂と♀だろうか?


〈左から〉  チャバネフユエダシャク♂   ウスオビフユナミシャク♂
       モジフユナミシャク♂     クロオビフユナミシャク♂

2012年11月22日木曜日

クヌギ林でチャエダシャク


   仕事がすこし早めに終わったので、寄り道して帰る。すっかり葉を落としたクヌギ林をガサゴソ歩く。お目当てのフユシャクの仲間がひらひら飛んでいたが、なかなか撮らせてくれない。これもフユシャクにちがいないと思われる蛾がクヌギの幹にとまっていた。


 家に帰って調べてみたら、このエダシャクはフユシャクの仲間ではなかった。

チャエダシャク(シャクが科エダシャク亜科) 

 11月~12月に出現する初冬の蛾。幼虫は4~5月に見られる。わりと広食性。チャの葉を食べるのでチャエダシャクと呼ばれるとのこと。クヌギなどブナ科も食べる。