2012年11月22日木曜日

クヌギ林でチャエダシャク


   仕事がすこし早めに終わったので、寄り道して帰る。すっかり葉を落としたクヌギ林をガサゴソ歩く。お目当てのフユシャクの仲間がひらひら飛んでいたが、なかなか撮らせてくれない。これもフユシャクにちがいないと思われる蛾がクヌギの幹にとまっていた。


 家に帰って調べてみたら、このエダシャクはフユシャクの仲間ではなかった。

チャエダシャク(シャクが科エダシャク亜科) 

 11月~12月に出現する初冬の蛾。幼虫は4~5月に見られる。わりと広食性。チャの葉を食べるのでチャエダシャクと呼ばれるとのこと。クヌギなどブナ科も食べる。

2012年11月20日火曜日

日向ぼっこしていたアカエグリバ


 池のほとりの木の柵にいた。この柵には日向ぼっこしている虫は多い。


 少し触れると下草に落ちた。びっくりしたのか、いつも立てている翅を水平にしてくれた。


   その後、手を差し出すと指先によじ登ってきた。物怖じしない蛾No.1。
人肌が心地良いのかくつろいでいる。しばらく一緒に散策しますか?


 黄葉した葉っぱがあったので止まらせる。こういう所に止まった方がいいんじゃない?鳥とかにみつからないように・・。   撮影:2012-11-18

2012年11月19日月曜日

ふたをしていないトックリバチの巣


 イチイの枝に作られたトックリバチの巣。完成すると入り口が閉じられる。だいぶ前から見守っていたけれど変化なし。とうとうフタをされないまま冬になろうとしている。製作者はなんらかの理由で途中放棄せざるを得なかったのだろう。ちょっと罪悪感を感じつつ徳利を壊す。


   一匹くらい仮死状態のイモムシがいるかな?と思って恐る恐る壊してみたが、それらしきものは入っていなかった。でも小さな草の実らしきものがひとつ。いやそれとも虫の蛹?


撮影:2012-11-16

2012年11月18日日曜日

ジグモ*♀と♂


ジグモ科

   裏庭のヤナギの木の根元あたりには、いつも何本かジグモ(ジグモ科)の管状の住居がある。そういえばいままで主の姿は見たことがない。あまり外に出てうろうろすることはないクモのようだ。この日はその管状住居の出口あたりに、抜け殻のようなものがついているのをみつけた。引っぱり出して葉っぱにのせて撮影。(↓)


   抜け殻があるということはどこかにいるんだろうなと思って、木の枝で根元あたりを少し掘ってみた。長いトンネルは地中深く埋もれているかんじ・・・。そして頭をあげてみると、ヤナギの幹にでっかいクモが!この巣の主に違いない。ガサゴソと巣をいじられたので、びっくりしてとび出してきた様子。(↓)


   腹部が大きいので♀だろうか?。図鑑では20mmほどの大きさとのことだが、この個体は30~35mmはあった。色がうすく見えるのは脱皮後間もないのかな?


 動きまわることもなく、かなり長い間じっとしていた。やっぱり外の空気は美味しいな~とくつろいでいるかんじ。巨大な上顎。頭胸部には黒ダイヤのようなものが光っている。そのうちこちらをチラ見しながらおもむろに巣の中に潜りこんでいった。


 ♀は成体になっても一年に一度くらい脱皮をして、10年くらい生きる個体もいるとのこと。


↑撮影:2012-11-16

追加画像


♂はお尻も黒っぽい。毛虫を捕まえたのかな?   撮影 2014-07-19

2012年11月12日月曜日

オオネグロウスベニナミシャクの翅の裏


 ゆうべふと、そろそろオオネグロウスベニナミシャクの季節だなぁ・・・と思っていたら、その夜さっそく台所のガラス戸に蛾の影。捕獲してみるとまさにその蛾だった。翌朝外で撮影。表側も撮ろうと思ったが、蓋をあけたら逃げられた。


〈追加画像)これもオオネグロウスベニナミシャクかな? 

 撮影 2012-07-18

エゾアオカメムシ*成虫と幼虫


    これは夏場、よくみかけるタイプ。↑ 撮影 2012-07-14


 標高1500mくらいの場所で、あまり虫の気配のない中でこのカメムシだけはよく見かけた。

秋も深まるとこんな色になる。  ↑撮影:2012-10-14
 

みんなエゾアオカメムシの幼虫と思われるが・・・。右端が終齢幼虫。↑


↑ 3齢あたりか? 撮影 2009-08-23


撮影 2009-10-03