2012年11月19日月曜日

ふたをしていないトックリバチの巣


 イチイの枝に作られたトックリバチの巣。完成すると入り口が閉じられる。だいぶ前から見守っていたけれど変化なし。とうとうフタをされないまま冬になろうとしている。製作者はなんらかの理由で途中放棄せざるを得なかったのだろう。ちょっと罪悪感を感じつつ徳利を壊す。


   一匹くらい仮死状態のイモムシがいるかな?と思って恐る恐る壊してみたが、それらしきものは入っていなかった。でも小さな草の実らしきものがひとつ。いやそれとも虫の蛹?


撮影:2012-11-16

2012年11月18日日曜日

ジグモ*♀と♂


ジグモ科

   裏庭のヤナギの木の根元あたりには、いつも何本かジグモ(ジグモ科)の管状の住居がある。そういえばいままで主の姿は見たことがない。あまり外に出てうろうろすることはないクモのようだ。この日はその管状住居の出口あたりに、抜け殻のようなものがついているのをみつけた。引っぱり出して葉っぱにのせて撮影。(↓)


   抜け殻があるということはどこかにいるんだろうなと思って、木の枝で根元あたりを少し掘ってみた。長いトンネルは地中深く埋もれているかんじ・・・。そして頭をあげてみると、ヤナギの幹にでっかいクモが!この巣の主に違いない。ガサゴソと巣をいじられたので、びっくりしてとび出してきた様子。(↓)


   腹部が大きいので♀だろうか?。図鑑では20mmほどの大きさとのことだが、この個体は30~35mmはあった。色がうすく見えるのは脱皮後間もないのかな?


 動きまわることもなく、かなり長い間じっとしていた。やっぱり外の空気は美味しいな~とくつろいでいるかんじ。巨大な上顎。頭胸部には黒ダイヤのようなものが光っている。そのうちこちらをチラ見しながらおもむろに巣の中に潜りこんでいった。


 ♀は成体になっても一年に一度くらい脱皮をして、10年くらい生きる個体もいるとのこと。


↑撮影:2012-11-16

追加画像


♂はお尻も黒っぽい。毛虫を捕まえたのかな?   撮影 2014-07-19

2012年11月12日月曜日

オオネグロウスベニナミシャクの翅の裏


 ゆうべふと、そろそろオオネグロウスベニナミシャクの季節だなぁ・・・と思っていたら、その夜さっそく台所のガラス戸に蛾の影。捕獲してみるとまさにその蛾だった。翌朝外で撮影。表側も撮ろうと思ったが、蓋をあけたら逃げられた。


〈追加画像)これもオオネグロウスベニナミシャクかな? 

 撮影 2012-07-18

エゾアオカメムシ*成虫と幼虫


    これは夏場、よくみかけるタイプ。↑ 撮影 2012-07-14


 標高1500mくらいの場所で、あまり虫の気配のない中でこのカメムシだけはよく見かけた。

秋も深まるとこんな色になる。  ↑撮影:2012-10-14
 

みんなエゾアオカメムシの幼虫と思われるが・・・。右端が終齢幼虫。↑


↑ 3齢あたりか? 撮影 2009-08-23


撮影 2009-10-03

2012年11月9日金曜日

ジュウジナガカメムシとガガイモ


  マダラナガカメムシ科

 ガガイモの果実   ⇧撮影:2012-11-03

  
 ガガイモにジュウジナガカメムシの幼虫がいっぱい。右はなぜかヤブジラミに一匹だけでいた。群れから落下したのな?   ⇧撮影 2012-07-14 
 

  別の場所で。成虫。類似種にヒメジュウジナガカメムシがいる。 

⇧撮影 2012-07-22


   タデの花にいた。腹部の模様が左右つながっているのがヒメジュウジ~で、黒点になっているのがジュウジ~とのこと。   ⇧撮影 2012-10-12

2012年11月7日水曜日

コカマキリ*これから産卵? 他


   
 木柵の上にいたコカマキリ。なんか変だと思ったら、前肢の内側にある紋が丸見え。もう片方の肢は肘のあたりまであるのだけど途中で切断された跡。いろいろ修羅場をくぐり抜けてきたのでしょう。片鎌がないと歩行もおぼつかない様子。産卵場所を探し回っているようだけど、体力消耗しないうちに早くその辺に産んじゃえば?  


⇧撮影 2012-11-03


上の個体より、褐色味が強い。  撮影 2019-10-07